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March 9, 2005 アーカイブ

March 9, 2005

カフェ?だからどうした!

 下北に新しいカフェが出来てて,プレオープンのときにいったんだけど,そのとき気に入ったから,昨日もう一回行ってきた。ところがさー。いいんだけどさ,かかってる音楽とか雰囲気とか。なんだけどさ,入り口にスタッフがうじゃうじゃ座って,取材か商品開発かなんかしてたんだろうけど,対応がのろいし悪いしほんっとにむかついた。そんなの店閉めてからやれよ!!!って。おもった。なんかね,髪の毛を切られている隣で,スタイリングの練習をされているような気分だった。
 ゴルゴンゾーラスパゲティを食べたいがためにいったんだけど,ソースとパスタの絡み具合が納得いかなくて,しかも対応はのろくて,ものすごい欲求不満になった。なんというか,痒いところに手が届かない!みたいな感じで。アルデンテにしようという気合はわかるんだけど,ゴルゴンゾーラパスタの場合は,絡まないと意味がないので,実にアルデンテでは駄目だとおもうんだよなぁ。以前食べたケーキはむちゃうまかった。昨日は食べなかったけど。
 犬も連れて行けるカフェらしいけどさー。座った瞬間に帰ろうかと思ったけど,それを押しとどめる何かはあると思うんだけどさー。カフェ流行で殿様商売か?とか,心の中で思ってた。何事につけても,人に対する思いやりを忘れちゃあかんのだろうと思った。反面教師。
 今週末はゴルゴンゾーラパスタを作って食べることにしよう。

I have a dream.

 キング牧師の有名な演説の一片。それについて書こうと思っていたら,後ではWhat's a wonderful world.がかかっている。この曲を聴くと,謙虚な気持ちになることがある。カフェの接客ごときで,ちょっと待たされたからといってむかついてごめんなさいとか,そんな感じ。とか言いながら,仕事をサボってこれ書いてるあたり,実にあたしらしい。昨日行ってむかついた(笑)カフェで,イギリス系のジャズっぽいハウスがかかっていて,いいなぁと思ってなんとなく聞いていたら,キング牧師の演説の一部だった。
 あたしは,迫害を受けてもいないし今現在人種差別をぴりぴりと感じるほどの状況下には置かれていないが,キング牧師のこの演説を初めて読んだとき,あれは確か中学生のときだったと思うけど,涙が出てしまった。実に,あたしが生まれる10年も前の演説である。誰にでもわかるような英語で,力強く語りかける。40年以上経った今も,感銘はなお新鮮で,色褪せない。インスパイアされる人々がいるからこそ,彼の演説は様々なラップやハウスやフリージャズなんかに使われる。いろんな形態をとってメッセージは継承され続ける。余談だけど,彼の語り方のリズムとか研究されてて,人の心に伝わる演説の仕方,なんてのに引用されてたこともある。まぁ,音楽もそうだけど,日本人にはないリズムであることは確かだ。
 日々の雑多な悩みなど,消し飛んでしまうパワーがある。今度から元気がなくなったら,彼の演説を読むことにしよう。もっと早く気が付けば,仕事を辞めずにいたかもしれないな。いや,もっと早く辞めたかもしれない,か(笑)

"Free at last, free at last. Thank God Almighty, we are free at last."

3月31日には,晴れてこんな気分でありたいもんだ。そして今日は実に春らしいではないか。「仕事をやめよ!散歩に行こう!」みたいな気分。って,なんで命令形・・・。

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