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March 14, 2005 アーカイブ

March 14, 2005

スリリング

 へろへろへろへろ,な気分ですが,昨日のライブは楽しかった。インストの曲にスキャットラインをつけたのはもちろん初めてだったし,それをリハごとにだんだんアドリブで変えて行ったり自分なりに考えたりしてたのは,すごい勉強になった。スリリングだし,セッションするときみたいな緊張感があった。ラップも・・・途中でこけましたが・・・楽しかったかも。Mondayの曲は・・・むむむ。ファータイルグラウンドの曲は,リズムが難しかったけど,歌ってて気持ちはよかった。
 初めてジャズのステージに立ったときからずっとあたしの歌を聞いてくれている人が来てたんだけど,「縦ノリもまぁいけてたんじゃないの?」だってさ。珍しく,ステージで踊ってしまったし。聞いているお客さんのこととか実はあまり考えてなくて,楽しもう!って感じ。でも,緊張してたからかなぁ。疲れた。みんなは最後まで元気で,朝までコースで飲んでる人とかもいたんじゃないか??あのパワーはどこにあるのだ?
 さて,これでしばらくジャズに没頭しよう。

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What's goin' on?

 ほう。あと半月。
 ここから見える夕焼けは,今まで働いてきた建物の中で一番だと思う。あと半月だと思うと,ここからの夕焼けを日々焼き付けておこうと思ったりもする。人の心の中には,いろんな襞があって,それに一喜一憂させられたりするけれど,自然の美しさには,なんというか本当に胸を衝かれる瞬間がある。その瞬間を生きたまま切り取るのはどんな腕を持ってしても,不可能だ。切り取った瞬間に,その自然は一瞬であり永遠ともおもえる眠りに就くのだ。
 こうして文字をつづっている瞬間瞬間にも,空は雲は光は表情を変え,建物の印象も変化し,あたしの細胞も死んでいるわけだ。この移り変わりについていけたら,この世は無常だと嘆く必要もないのだろう。でも永遠に走り続けるわけにはいかないから,そして,永遠に続く夕焼けはないのだから,いつか息は切れ,夕闇が訪れる。だから,自分の体力のなさや齢を嘆いたり,若かりしころを思い出してあのころはよかったと思ったり,夜の訪れを時として恨んだりして,結局はただひたすらの無常観の中に置いてきぼりの自分を見出すことになる。
 急がずに行こう。移り変わるすべてを目にすることが無くとも,ふと目を上げた瞬間の美しさを感じる心を持つ状態でありたい。また,移り変わる自分自身もよしとする気持ちの余裕ももっていたい。時の流れは一連のようで,もしかしたら,すべて点在している瞬間瞬間なのかもしれない。だとしたら,その瞬間瞬間を,あたしはもっと大切にしていくべきなのだ。なぜなら,あたし1人が置いてきぼりというわけではなくて,あたしの周囲もすべて無常であるのだから。

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