花見と屋台
花見は上野がいいんじゃないかと、思っていたりする。浮かれて繰り出してくる人々には辟易するが、その中の一人だから仕方ないのである。木曜日に上野を散歩していた。千鳥ヶ淵もいいけどね。上野のよいところは屋台が沢山出ていて、ビールが飲めるということ。なんだ、結局それか、ってかんじだけど(笑)
いつも行く串焼きやの屋台にまず行って、今年はハラミ串をたべ、あーやっぱりカルビにしとけばよかったと思いながら生ビールを飲んだ。その屋台のいいところは、裏に座る所があって、そこにちょうどでかい桜の木が生えているということで、わざわざ場所取りをせんでも気軽に花見ができるというところかなぁ。残念なのはチヂミを食べたかったのにチヂミ屋台がまだあいてなかったこと。なんだか、花見というよりも、屋台にいって食べ歩きながら酒を飲むということが趣旨だったりするわけなんだが。
日本人はどうしてこうまでも桜の花に心が躍ったり、胸が痛くなったりして、あほみたいに騒いだりセンチメンタルな気持ちになったりするんだ?外国人もそうなのかな?たとえば、オランダ人は咲き乱れるチューリップの花畑にダイブしたくなったりするのか?アメリカ人はセイタカアワダチソウの草原を転げまわったりしたくなるのか?うーんなぞ。
ちなみに、上野は普段はめったに屋台がでてなくて、夕方からおっさんがやっているおでんの屋台がいくつか出る。おでんはまずくない。熱燗でいただいちゃったりするとかなりよろしい。屋台なのになんだか数千円すぐとんでっちゃう。あまり安くはない気がする。寒い冬にはなおさらありがたーい屋台なのである。
もちろん花見の時期にもおでん屋台は出ている。いつものじゃないおでん屋台もでてたりする。花見の時期に出る屋台ってのはいつものおでんやさんの屋台よりも規模がでかくてたいていは焼き鳥もやってるもんだから、いつものおでん屋台は形勢が悪い。がんばれおいちゃん屋台たち!