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November 2005 アーカイブ

November 1, 2005

Live at 酒屋バー

 今日は酒屋バーでライブ。たむちゃんからわかさんやとこさんやとこさんのだんなさまやのりちゃんといくね!と言われてはいたけれど,月曜日だしこれないかもなぁ,と思いつついつものようにマスターとなんとなくお話をしているとピアノの山岸さんがいらっしゃいました。お客様もちらほらと。
 そしたらたむちゃん,わかさん,とこさん,のりちゃんだけじゃなくてしおみん,たかさんも!来てくださってすごくうれしかった。普段一緒にやっている相手に外側から見られることというのは少なくて,ちょっと緊張した。と。山岸さんそれまでずいぶん我慢していらっしゃったご様子,前回の山岸さんとのライブでたむちゃんと面識があったので,たむちゃんの顔を見るなり「すごい具合が悪いので帰っていいですか・・・」確かに顔色は悪いし,なんだかつらそう・・・。「ご無理なさらないでください」と言うと若干ふらふらしながら帰っていかれました。
 たむちゃん,わかさんにはとてもお世話になりました。たむちゃんはうたばんが苦手だと言っているけれど,なんのなんの。普通に弾かないで!とお願いしたらお願いどおりにいかしたオールオブミーを弾いてくれたり,息もぴったりのトラストインミーを弾いてくれたり最高!今日はしおみん,たかさんもいらしていたからかもしれませんね。実はたむちゃんが弾いたら,しおみんとたかさんの写メをピアノの上に置こうかと思ったぐらいだったし(笑)わかさんは心なしか(私が勝手に思うところ)少しお疲れの様子だったけれど,ぴののまえに座るとばしばし弾いてくださいました。「やさしいのやろ~」といっていたのに私が差し出したセブンステップス弾いてくれるところ,ほんと嬉しい!
 二人の連弾も見れたりして,楽しかった・・・。とこさん,のりちゃんのお歌も聞けてうれしかったです。そしてそして,とこさんの素敵なダーリン様もご登場!寡黙な素敵な方でしたねぇ!!みーんなでお酒飲んで楽しく過ごしました。とこさんがハロウィンだから,と可愛いジャックオランタンの入れ物に入ったチョコを持って来てくれました。ありがとうございます。
 またぜひご一緒できれば幸いです!!

November 2, 2005

誰がために

 歌を歌うことについて何度か書いたことがあるけれど、歌でも楽器でも同じなんだなぁと感じたことがある。究極では実は自分のために演奏しているんじゃないかなということ。伴奏をしてくださる方の中には,歌いやすいように、という視点で演奏してくださる方がいて、とてもありがたいなと思っている。また,何人かのピアニストの人から、歌の人は怖い、歌の伴奏は難しい、苦手だ、という話を聴いたこともある。あたしは歌を歌う立場だけれど、確かに歌の人たちは怖いと感じることがある。独特の雰囲気があるよなぁ。まぁ、フロントは個性で勝負みたいなところもなきにしもあらずだけどね・・・。でも一人で音楽成り立たせてるわけじゃないから,一緒に演奏してるプレイヤーに怖いだとか言われちゃおかしいわけですよ。逆にね,お膳立てされて歌わせてもらう状況っつーのも,やっぱり違うんじゃないかなと思う。だって,それはどちらも弾きたいように弾かずにこっちに合わせてもらっちゃってるってことなんじゃないかな・・・。
 歌の技術は楽器に追いつかない,とよく言われることだし,その通りなのかもしれないんだけど,できうるならば対等で!みたいな願望もあったりする。あー,大きいこといってるなぁ・・・。願望ですよ願望。できるできないはおいといて(笑)あたしはあたしの歌がどう思われているのかなどと感じている余裕がないのだけれど,伴奏してくれるプレイヤーの人々の音やリズムを,楽しめる心の状態をキープできるようにしたいなぁ。独りよがりじゃだめなんだけど,「を,おぬしそう来るか。ならば拙者はこうだ」みたいな掛け合いは,成立したときにはとても楽しい。ちょっと支離滅裂感がありますが・・・。
 ビリーホリデーを聴いている。酒と薬ですっかり変わってしまった歌声は,上手い下手というカテゴライズを超えている。でもすごい。最近気がついたことがある。歌は,上手い,ということだけでは何にもならないということ。上手いね,だからなに?みたいなね。楽器はコードとリズムの組み合わせ。歌は音と言葉とリズムの組み合わせ。でも,まぁ,これは音楽だけに限らないけれど,やっぱり要素還元論じゃないんだよね。パーツを組み合わせたら全体になるかといわれたら,そうではないのだと思うわけです。清水秀子さんや小美濃真弓さんの歌声を聴くと「うぅむ」と唸ることしかできないのですが,彼女たちだって,(いやもちろん彼女たちはむちゃくちゃ上手いが)ただ単にうまい,だけじゃない。こなれてる,自分のものにしている。そういうだけじゃなくて,なんというか・・・バーゴリラのマスター吉井さんがカクテルを作るときに「愛情」をこめているというあれに似た,そういうエッセンスみたいなものがあるわけです。たぶんそれはこれまでの生き方からにじみ出る何かだったり,その日感じた何かだったりするのかもしれない。ま,あたしはまだまだですが。

November 5, 2005

うじゃうじゃ

 今日は豆のカレーを作ろうと思い立って,乾燥豆を水で戻していたりする今。
 そもそも,昨日築地のバイトに行ったら眩暈吐き気寒気がひどかったので,ぁぃゃー風邪か・・・,と思った。身の回りに風邪引きがうじゃうじゃいるわけです昨今は。先のエコノミー症候群事件より遡る事2週間。出国前にもまーちゃんかこちゃんのひと騒動があって,どうやらそのぐらいから疲れがたまっていたらしい。成田近くの病院に向かうときも気分もロー気温もローって感じでいかにも風邪を引き込みそうなコンディションだったし・・・。そして,電車の中でも「あなたも!あなたも!」みたいな感じで風邪引きさんがいるわけです。
 ゆえに,風邪を引いたらしいと判断。真弓さんに連絡をして酒屋バーをお休みさせてもらいました。金土と。確かに電話をしたときには,1歩でも動けばはいちゃうだろう?ってな気分だったので,お休みもらって正解だったんだけど。なので今日は一日お家にいるわけです。昨日7時過ぎから寝ているおかげで今日は若干の寒気だけでずいぶん楽になっている。寝ながらかこちゃんと電話で話したりもできる。そしたらかこちゃんも風邪を引いていた。エコノミー症候群の後には風邪か。彼女もなかなか忙しいね。
 あたしにしてみたら,こんなにゆっくりしている週末は久しぶりだ。このあいだたむちゃんと呑んだときに,待ち時間に豆を成城石井で大量に購入。ゆっくりしているときに作ろうと思っていたので,今日作ることにしただけなんだけど・・・豆って,面白いなぁ。乾燥豆を水で戻す作業は結構楽しいことに気がついた。だからなんだ,ということはないが。ヒヨコマメなんてかんで捨てたガムみたいだし。キドニービーンズってまさに腎臓の形してるし。すっげー。
 というわけで,いい感じで豆が戻るまでしばらく作業はないのでお風呂に入って寝ることにした。なのに,風呂上りになぜかビールを飲んでしまった。えへへ,アルコール消毒??ありえないでしょう。ちょっと反省。
 

幕張

 そういえば先日,東京モーターショウ行ってきた。どたばたしていたので行けないかと思ったけど,何とか行けた。コンセプトカーが面白かった。プジョー1007に乗ってみたいと思ったんだけど,乗っけてくれなかった。マツダのコンセプトカーはインパクト大だった。日産もおもろいことやっていた。GT-Rはえーと,後姿はフェラーリみたいでした。前から見るといまどき日産スタイル。好きな人は好きかも。コルベットの新しいのはボンネットの形が普通な感じ。でもやっぱりかっこいい。アルファとかはフランクフルトにコンセプトカー置いてきちゃったのかな?11月19日に日産の中村史郎さんとライブをやるので,裏話など聞けたらいいなぁと思いながら帰ってきた。
 
Live information
11/19 Sat. @JazzBird 20:00start MC1,300
中村 史郎 B
山口 寿一 Cl
本間 英紀 P
岩渕 泰治 Ds

November 7, 2005

青春だったのです

 本田美奈子さんが亡くなってしまった。ずっと闘病してたんだよね。彼女は小学生のときに耳にしていたアイドル歌手だったんだけど、おにゃんこだったよね、たしか。あれ,ちがったっけ??わからん。まあようするに,アイドルだった。その後マドンナが良く日本のメディアにヴォーグっぽい感じで登場していた時代に「マリリ~ン♪」で強烈なインパクトを残してマドンナ路線にイメージをいきなり変更。昔からほとんどテレビを見ないあたしが知ってるぐらいの変貌振りだったわけです。あの変わりようにもびっくりしたが、その後にミュージカルに転向してさらにイメージを変えていた人だった。シリアスなミュージカルが多かったから結構中吊りなんかでも目にしていたんだけれど。がんばってるなぁと思っていたのだが・・・。一時期退院もしてたしね・・・急なニュースにびっくりしてしまった。イメージをがらりと変えてびっくり、なら良かったけれど、悲しいお知らせにびっくり、はちょっと切ない。

November 10, 2005

Live at Lafu & Sting 11/9

 ラフアンドスティングで初めてのライブ。メンバーはピアノたむちゃん、ベースしおみん、ドラム林伸一郎くんでした。たむちゃん、しおみんとは月1でウィルでライブをやらせていただいているのですが、今回のライブではドラムのたかさんがいらっしゃらないので、ウィルとはちょっと違った選曲もしてみようと思っていて、ナイスガイピアノトリオとはやっていないスローな選曲や素敵なスタンダードなどを混ぜてみました。結果、楽しかったです。また違った色が出てたし。
 最近方向音痴になることに決めたので、品川で待ち合わせしてたむちゃんに連れて行ってもらうことにした。日の出町に着いて、かつて小学校時代にスクールバスに乗っていた頃の日の出町の記憶をたどってみたけれど、夜だし、駅からバス停までの不二家・吉野家があったことを若干覚えているだけなので、はっきり言って「初めて来た土地」のようでした。
 ラフアンドスティングは、店の雰囲気が良い。音響が良い。古きよきアメリカチックな趣もあり、ママのリエさんはかつてバリバリの歌手さんだったので、彼女を慕ってちょーーーーゆーーーーめーーーーなミュージシャンたちもライブをしにきています。以前は同じく日の出町でLafuというお店だったそうですが、場所を移して規模も大きくなりました。ダーツやビリヤードもできます。わが元師匠もかつてのLafuに弾き語りで月2回ぐらい出てたみたい。11日に一緒に新橋酒屋バーでライブをする本間英紀さんも出てたみたい。へー。ほー。後でわかったことなんだけれど。
 セッションもやっているので、今度はセッションにもきてみようと思いました。次回は同じメンバーで12月5日です。楽しみ!!
 
 

November 11, 2005

型だったよ

http://passpal.co.jp/uno/brain-check.html
頭脳タイプチェックなるものをやってみた
mayさんのページで見つけたんだけど(笑


●あなたの頭脳タイプ <Cc型>

語彙の豊かなあなたは、言葉を駆使して思いきり発想をふくらませていき ます。ユーモアを解し、時には新しいオリジナル言語をつくり出したりも します。これからの社会では特に要求される能力です。
文系の哲学・文学・教育学・人間関係学などをベースにして仕事を展開す るとその能力は十分に生かされます。マスコミの世界にはこのタイプが多 く、文才を磨いて身をたてることもできるし、活躍しているタレントもほとんどこのCc型です。

[相性判断]
◇あなたは今会社やグループの右腕または左腕になれる方でしょう。それとも実質的には社長さんや代表なのだけれども、一代目や誰か他の人が頑張っておられて少々目の上のたんこぶと感じておられるかも。そんなあなたをひと回り大きくしてくれるのはBc、Dcの人達でAc、Ba、Bb、Da、Dbの 人達も支えとなってくれるでしょう。

●あなたの知能領域(考えたり憶えたりする材料 )
あなたは、言葉の意味などを材料に
『概念的にとらえ』考えたり憶えたりする能力に優れています。

●あなたの知能活動(どのように頭を働かせるか)
『拡散的思考型』
あなたは、気のきく人で、創造性があります。 一つの事柄から色々な方向に思いをめぐらした考えができる人です。 アドリブがきき、発想・アイデア連想能力に優れています。

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いいところだけいいように解釈しておこう!
いぇい

Live at 酒屋バー 11/11

 酒屋バーで本間英紀さんとライブでした。本間先生は私が歌い始めた当初から存じ上げているプロのピアニストです。小美濃真弓さんとも古くからのお知り合いで,そのこともあって今回酒屋バーでライブをやらせていただきました。
 金曜日ということもあり,仕事帰りに立ち寄ってくださった方が沢山。本当にありがとうございました。14日の月曜日に酒屋バーで一緒にライブをやる田村さんも寄ってくださいました。すごく楽しかったです。本間先生はそこにその音を入れて欲しいなとこちらが想像するところを弾いてくださる,かなり以心伝心の(とあたしが勝手に解釈している)ピアニストさんです。3rdセットではカサンドラバージョンのタイムアフタータイムを歌わせていただきましたが,イントロを聴いていて鳥肌がたちました。幸せだなぁと思いました。
 19日ジャズバードでまたご一緒します。ぜひいらしてくださいね♪
 

November 13, 2005

先日の・・・

 頭脳タイプチェックみたいなのをやった話を書いたけど,必ず社長になれる度みたいなのが登場する。「社長になるかなれないか」っていうのは重要な価値基準なのか??かなりなぞ。社長なんぞなれなくとも案外幸せだし,フリーターというのは自分自身の王国においては常に社長でもあるし国王でもある。ちなみにあたしは,布団の国の王様である。えっへん。
 社長というのは,響き的にちょっと古めかしい偉い人,というイメージがある。昔ほど「社長様」にたいして頭が上がらんという構図もなくなってきている。社長=偉い人ということではもうない。社長に取って代わって「取締役」みたいな肩書きが登場して繁茂しているけれど(いや,これも以前からあったか)これもいろんな場面で目にする肩書きなので,実際何している人なのかよくわからない。「代表取締役常務」とか「取締役副社長」とかなんだか,まるで順列組み合わせみたいな様相を呈している。
 オースティンパワーズは好きな映画のひとつである。あの映画に登場するドクターイーブルは「世界制覇」を常にもくろんでいるわけなんだけれども,「社長さんが偉い」というのは「ドクターイーブルが世界制覇することに意義があると思い込んでいる」構図に似ている。果たして,これは教授とかが存在する世界にも当てはまっちゃったりする。それほどに,ああ,ほんとこの人尊敬する,と心から思える社長さんや教授というのが少ない。下手したら,「パパぁ♪」=「しゃちょぉ~♪」=「せんせぇ♪」って同系列だったりするし・・・。まぁでもどんな世界でも上に上り詰められる人はやっぱ偉いのかな。どうなんでしょうか??
 

November 14, 2005

本日はたむちゃんとデュオ@酒屋バー

 ちょっと、たむちゃんのブログhttp://osamu-tamura.cocolog-nifty.com/osapooh/を読んで、うるうるっと来てしまいました。あたしはむちゃくちゃ無愛想なんですが、実は感激やさんだったりします。
 たむちゃんとは4月に初めてライブを一緒にやって以来ほぼ月1のペースでご一緒させていただいているのですが、感性の似ているところもあり、違う部分もあり、センスを持ち寄って「ほー」だとか「へー」だとか思いながら楽しませていただいております。
 4月に一緒にライブをやったときは、あたしは貧血で倒れちゃったりして散々だったし、あの時確かたむちゃんは「僕実は歌伴嫌いor苦手なんですよ~」と言っていたはず・・・。それがなぜか、その後のしおみん、たかさんのいるナイスガイピアノトリオとのライブに呼んで頂くことになったのですが、う、歌伴嫌いだか苦手だかいってたじゃん、何で呼んでくれたんだろ?との疑問に「歌が入っててもいいかなと思った」との回答。
 それ以来ライブを重ねるごとに、たむちゃん、しおみん、たかさんの演奏がすごくよくなっていくわけなのです。私はどうなんだろうか。もうアップアップしながら付いていっている、いや付いていけてるのかなぁ?などと思いながら、3人にインスパイアされてわがままし放題なんですが・・・。
 一番勉強になったのがたかさんの音と演奏に対する真摯な態度で、実は一番見習わねばならないと思っていることだったりします。それからあたしが言っていいことなのかどうかわからないけれど、最近、しおみんのベースが格段に変化したと感じていたのですが、同様にたむちゃんのピアノも力が抜けていい感じになっている気がしていました。
 「なっている音を全て弾かなくても、なっている音を感じればいいんだ」と思うようになった。と彼のブログには載っていましたが、力が抜けてすごく指が滑らかに動いているとき、たむちゃんは自分の中の、たかさんの、しおみんの、megの中の音を感じてくれていたのかもしれません。えー感激ぃ。うるうるうるうる。
 たむちゃんは音選びはあたし同様変態ですが、素敵なピアノを弾いてくれます。初めてのデュオだそうですが、楽しみ♪たかさん、しおみん、たむちゃんのナイスガイピアノトリオのライブは今週18日@wille。そちらもちょーオススメです。どうぞいらしてください。

November 19, 2005

Live at Wille

 今日はウィルでライブでした。いつものたむちゃん,しおみん,たかさんのナイスガイピアノトリオとのライブ。そこのピアノのゆきこちゃんも飛び入りしてくれて楽しいライブとなりました。
 帰り道いろいろ考えて,このメンバーでライブをさせていただくのはとても嬉しいなぁとしみじみおもいました。これからもよろしくおねがいいたしやす。
 

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November 20, 2005

Live at Jazzbird

 青山ジャズバードでライブでした。ジャズバードはグランドピアノがあってそれがそのままカウンター席になっているのが面白いお店で,何度か遊びにきたことはあったのですが,初めてライブに出させていただきました。ジャズバードのみよさんも素敵な方でした。クラリネットの山口さん,ベースの中村さん,ドラム岩淵さん,ピアノ本間さんとはじけてきました(笑)超満員のお客様でにぎやかで楽しかったです!東京モーターショーの後だったので中村さんにいろいろ聞きたいことが沢山あったのですが,楽しくて忘れてた!!
 クラリネットの山口さんは柔らかい音を出す大人の雰囲気のジャズを演奏なさる方です。いつもバラードでやっている曲をボサでやったりとなかなか面白く聞かせていただきました。「集まった人たちが楽しく聞いてくれるのが一番嬉しい」とライブが終わった後に話していたのがとても印象的でした。わたしも本当にそう思います。ベースの史郎さんは「もー簡単な曲からゆっくりやろうよー」なんておっしゃっていたのに,いきなり始まったブルースで元気に弾きはじめ,最後までいい勢いでノリノリでしたねー。聴きに来られた会社の方々は会社でのイメージとはまた違った史郎さんを見て感激してました。
 個人的にはすごく久しぶりに会った方や初めてライブを聴きにきてくれたお友達がいて嬉しかったなぁ。集まった皆様からパワーをいただいて来週も楽しくがんばりまーす!!

最近わかったこと

 ゴリラでかかっていた音に心を奪われてしまった。その場に人がいなかったら,おそらく涙を流してしまったと思う。クラシックを聴くと,すごく心の柔らかいところに響く音というのがあって,癒されて開放されて深く感動する。ジャズに関してそういう深い感動を知らず覚えるということが少ないので,そういう音との出会いに関しては自分のことながらすごく驚く。
 かつて,同じような記憶がある。ただ家に転がっていたテープの中に入っていた曲を聴いて,知らぬ間に涙していた。演奏者も題名もわからないその曲をあたしは繰り返し繰り返し聞いて記憶に刻みつけ,先日偶然にも再会することになる。
 
 どうやら,在る類のKeith Jarrettが好きみたいだ。

質感のある闇

 先日,友人の命日だった。三木清は『人生論ノート』で齢を重ねれば重ねるほど,生きている人よりももう逝ってしまった人々が周りに増えるので,死に対しての恐怖が薄くなる,みたいなことを書いていた。村上春樹は,死は生の対極にあるのではなくてその延長なのだ,みたいなことを書いていた。かつて生の不継続に上手く馴染めずにあれこれ考えて結果私の人生を大きく変えることになった友人の死は,私にとっては恐怖の対象ではないけれど,生の延長上であるとは思えなかった。
 今は昔と感じ方が変わってきている。私という存在の外側にあった友人の死という事象は,いつの間にか私の一部になっているようだ。なんというべきか,私と対峙することがらではなくなって,私の側に常にあり,認識することで表に現れる,ということがらになった。コペルニクス的転回。カント万歳。とかいうあたしはけしてカンティアンではないが。
 質感のある闇というのを時々感じることがある。そんな夜は優しい。あたしはスピリチュアルな人間ではないので実在しないものを見ることはないけれど,夜と朝の間にはそんな行き来もあるかもしれないとは思う。

November 22, 2005

Live at 酒屋バー 11/21

 21日はゆきこちゃんとの酒屋バーライブ2回目!!前よりもお互いが緊張してないのがわかるよいライブでした。お客様と車の話で盛り上がったりして,そんな合間合間も楽しい夜でした。

November 24, 2005

Cooktail For Swing

 小美濃真弓さんのお弟子さんの発表会にゲストで出させていただきました。すごく手作り感のあふれるパーティーで出演されたみなさまはとても楽しそうでした。私のお友達のくりえとふきこさんも出ていただいて,素敵な歌声を披露してくださいました。ありがとうございます。どんなことがあってもぶれることのない小美濃真弓さんの歌声にはほんと感動でした。
 ピアノの関根敏行さんはお噂には聞いておりましたがとにかく素敵な音を出される方で,お人柄も優しく柔らかく,でもどこか私のよく見知っている誰かに似ているというような懐かしい雰囲気もお持ちでした。ベースの幡野謙二さんは私が初めてボーカルセッションに行った思い出のお店でボーカルセッションをかつて企画担当なさっていた方だというのは存じ上げておりましたが,演奏中のぴりっとした緊張感と合間合間の楽しそうな笑顔が印象的でした。ドラムの村井洋介さんはスローでのブラシの入れ方が心地よかったです。PAも持ってきてくださっていたのですがそれが歌いやすいこと歌いやすいこと!もーびっくり!!静かなハンサムさんでした。私が小さい頃??もう少し前かな??に人気を集めていた某アイドルに顔が似ていると思いました。SAXの後藤輝男さんはかっこいいソロやオブリガードを入れてくださって,その音を頼りにして歌った曲もありました。
 素晴らしいメンバーに演奏していただいて,幸せな一日でした。演奏してくださった皆様,お手伝いいただいた皆様やこの機会を与えてくださった小美濃真弓さん,酒屋バーのマスターにもこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。また明日からガンバロー♪

November 25, 2005

ゴリラヴズ&楽団ゴリラ

 CDを返しに行ったら,23日のゴリラヴズ&楽団ゴリラのライブ録音を聞かせてもらった。なかなかよかった。何がよいって,一番いいのは血が通っている音楽であるということ。
 音やリズムがどうのとかディーテイルを見てみたらいろいろあるのは確かなんだけど,演奏している人たちがいかに楽しんでいるかが録音ですら聞き取れるライブというのはやはりすごいと思う。実に,現場で聞きたかったなぁ・・・。しかも昨日演奏していた人たちがゴリラに集まってあーだのこーだの呑みながら反省会もどきをしているのがすごくいとおしい感じでした。
 次回はこうしよう,とか今回のこういうところはすごいういいとか,新曲やろう!とかそういう会話を脇で聞きながら,あーこういう音楽に対する姿勢って素晴らしいなと思ってエネルギーをいただいて帰ってきました。次回のライブもっと楽しみですねぇ。ライブ聴きに行った皆様から感想をお聞かせ願いたいですわ。

November 28, 2005

ゆっくりいこう

 今日は,充電の日でした。
 山のほうに出かけてきました。色とりどりの紅葉がすごく美しかった。深い緑の水面をエンジのカヌーがゆっくりと滑っていきました。音よりも視覚な瞬間でした。時間の流れがすごくゆっくりしているような,とまっているような,そんな感覚にとらわれた。刹那,こういうものに触れる時間がものすごく少なくなっていることに気がついて,美しいものを美しいと感じたり,のんびりできる時間をありがたいと思ったりできることはとても大切だと思った。
 

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