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大切なことを見喪った夜

どんなことがあろうとも
見失ってはいけない大切なことが誰にでもあって
知らずか知ってか
みんなそれを心の奥底で大切にしている

ある人にはそれが人と人とのつながりであったり
またある人には明日食べる糧を得る何かだったりする
ある人には家族であったり
またある人にはリセットする通勤途中のコーヒーだったりする

最近あたしは
上手く説明できないけれど
そういったあたしにとって大切なものを見失っていた気がする
それはすごく簡単な見かけで
でも喪ったら二度と戻らない何かだった
いろんな人がやってきて
いろんなことを囁いていった

見ている振りをして
聞いている振りをして
心の目を閉じて
心の耳を閉じて

次目をあけたとき
何かが損なわれ喪われたのをはっきりと感じた

それでも

Keep on singing
たとえ全てを喪ったとしても
たとえ声が出なくても

ぽっかりと空いた隙間に満ちるのは音

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April 24, 2006 1:24 AMに投稿されたエントリーのページです。

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