時が経つのは早いもので
また今年も祖父の命日がきた。実家に母親の誕生日プレゼントを届けに行き,その帰りに日付が変わった。今静かに思い出が滲みだしている。実にいろんなことをいろんな時に教えてくれた。そしてとても寂しがり屋で愛情の深い人だった。生きていたときはその日が来ることにいつもいつも怯えていた。亡くなってからは案の定祖父がいなくなったことにどうにもうまくなじめずにいる。でも,ひとつだけ生きているときから変わらない事柄に気がついた。祖父の愛はとてつもなく大きくて,色あせもせず損なわれもしない,とういこと。