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November 9, 2006 アーカイブ

November 9, 2006

あなたは一体・・・

 ちょいとわけあって新宿区役所へ。新宿三丁目の駅を降りて久しぶりに来る新宿にびびる。こえーよー。ひとがいっぱいじゃん。花園饅頭の看板を眺めながら,おいしいのよねこれ・・・と思いつつ庁舎へ。案外すんなりと用事が終わって帰ろうとした。花園神社の前。かつてよく通っていたバーがあったのでこの辺りはむしろ懐かしい。ふーん,なんだか工事だらけジャン,と思いつつ,人ごみにもまれて新宿駅まで歩こうとしたとの時,沢山の人がいた中で私を選んで声を掛けてきた車椅子の人がいた。
 「すみません,すみません」とその人。「はい,なんでしょう」と私。普通に歩いているとわからないぐらいに花園神社の前の道は上り坂。「押していただけますか,そこの信号まで」と言うのでそこの信号なるところまで押していきました。信号にたどり着いたので「本当にここまででよいのですか?」とたずねると,「ではあそこの車のあたりまで」とその人。「わかりました」といいながら前方に止まっている車のところまで押した。「ここでよいのですか?」ときくとうんうん,といまいちはっきりしない返事が帰ってきた。いいのかな,と少し心配な気持ちもあったけれど,そこでその人と別れて新宿駅へ向かった・・・はずが,なれた道なのに,しかもそんなに遠くないのに,迷ってしまった。というか,ぐるぐると同じところを行ったり来たりしたような感じになった。そのとき,「ああ,あの車椅子の人は,もう少し押してほしかったんだ」とわかった。もう少し押してあげたらよかった。でももう反省しても遅い。今度会ったら新宿駅ぐらいまでなら押すから言ってほしいものだ。
 さて,そんなことを考えながら家に帰る途中でいきつけの(笑)スーパーによった。大根が安かったからおでんを作ることにした。桂剥きした大根の皮や面取りした大根の細切りのぶぶんがもったいないので味噌汁を作った。おでんを作るといっても今日食べるわけではないから今日の夕飯は秋刀魚を焼いた。そしていつものように雑穀ごはん。ついでに水菜と油揚げの煮びたしを作ろうと思ったら水菜にナメクジがくっついていた。危うく料理しちゃうところだった。あまり気持ちのよいものではないので他にもくっついていないか探した。水菜を掻き分けて小さなナメクジを探すというのは,どうにも他のサルの背中の蚤を取っているような気分になる。どちらもあまりやりたくない。でもナメクジも食べたくない。分け入っても分け入っても深い山,みたいな気分でした。なにしろ水菜いくつかに切っちゃった後だったもので・・・はぁ。おそらくもうこれでいないだろうと思い込むことにして,煮浸しを。秋っぽい夕飯になりました。
 そして小さな片手なべでおでんを煮ていたのだけれど,ご飯を食べ終わるころに,片手なべの途中から!おでんのだしが染み出て焦げ付いていることを発見。具が沢山になっちゃったから吹き零れたかなとめがねを掛けて確かめたらなんと・・・片手なべの取っ手のビスが緩んでそこから出汁が流れ出て焦げ付いていることが判明。でもこのビスプラスでもマイナスでもなんでもない・・・これはどうしたものかなぁ・・・お気に入りのなべなんだが・・・ま,無事おでんが出来たら問題ないってことで。明日はさぞかしいい味が出てるんだろうなぁ。楽しみ楽しみ。

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