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November 2006 アーカイブ

November 1, 2006

生きている意味を探している

ずっと
ずっと
生きている意味を探していた
なんてちっぽけで
なんてくだらなくて
それでも生きることをやめなかったことに
きっと何か理由があると思っている

とてつもなく悲しくて
やりきれないほど寂しくて
逢えなくなることのえぐるような切なさをかみ締めて
それでもなお今ここにいることを

気がついたら齢ばかり重ねている
それを大人と呼ぶのだろうか
昔にくらべて
頭の回転は遅くなり
気持ちに柔軟性がなくなって
ノリと勢いが落ちた
自分と自分がこうであろうというイメージとの差が大きくなった

そして
私が生きているということを素直に認めつつある
きっと気がついたら
やりたいことが山積のまま人生は短いなんて憂うのだろう

今朝またひとつ花が咲いた
その花弁の美しさにしばらく呆然と見とれていた

生きているとは
こういうことなのかもしれない

仮装するったって

 くろみちゃんのカチューシャつけただけなのに,なんで似合うんだ・・・。というのが個人的な感想(笑)Akagi Cafeでライブ&ハロウィンパーティーでした。平日のおばかなイベントにお付き合いくださった皆様本当にありがとうございました。
 Akagi Cafeで2回目の「ごめんね」のサウンドがぐぐっとまとまっていて,増してごきげんなライブでした。橋本さんのギターがとにかく素晴らしかったです。泣けました。次回は11月10日の金曜日にこのメンバーとご一緒します。どうぞいらしてくださいね♪

えええええ!!!!

 ちょっとカテゴライズが難しい・・・。久しぶりにお米を研ごうと思って米びつを開けたら,虫が大発生していた。ありえない。料理をしようと思ったのでカテゴリーを料理のこと,にしたんだけれど,料理のことでもない。虫のことだ。まだ大量にお米が(といっても10カップぐらい,ってことは1升か??)残っていたので,洗ってみたよ。きれいに彼らは去っていきました。まぁ,洗えば食べられないことはないかな??と思ったからさ。で,いつものように力を入れてお米を研いだよ。ははははは,笑っちゃうぐらいにもろもろとお米が崩れていきました。彼らに中身を食べられていたんですね。おいしかっただろうなぁ・・・。たしかこのお米の名前は「おいしいお米」とかいうようなものだった気がする。おいしいお米?惜しいお米?うーん,妙な駄洒落になってきてしまった。あたしにおいしいものは彼らにもおいしいよねぇ・・・たしかに。もろもろと手のひらの中で崩れていくお米の感覚は,実はあまりいやじゃなかったのだがそんなことを楽しんでいる場合じゃないので,泣く泣くお米にはさようならをしました。
 大量に買っちゃ「おいしいお米」の二の舞になるといやだと思ったし,彼らを養ってあげられるほどの余裕はないので今回は少量のお米を買いに行きました。スーパーの棚を見ていたら,どうしても玄米が食べたくなったので玄米にしました。いやー,お米に虫が発生するのって久しぶりに見たかも。でも,米びつ当番だか米びつ先生だかなんだか名前は忘れたが,害虫よけの乾燥剤のようなものを入れておいたのに,なんでだ??って,「おいしいお米」に最初からおまけがついてきてたのかもなぁ・・・おまけつき=「おいしい」だったのかな,きゃはー,ありえん・・・。

November 6, 2006

ちぎっては投げ,ちぎっては投げ

 タイトルをぜんぶひらがなにしたら「ちぎってはなげ」になって妙な変換になりそうだったので,投げ,だけ漢字にした。恋してムーチョ,みたいだ。って,何の意味もない。本当は全部ひらがながいい。ぺとぺととした感覚がより確実に表現できる気がする。デビューした当時のみぽりん風に呼んでいただければいめーじがわくかと。
 昨日の夜実家に行った。ケーキを焼くために,である。カフェのパウンドケーキがありがたいことに好評,でパティシエが就職活動気味で借り出すのも不憫なので自分で作ろうというわけです。レギュラーメニューから作り始めて焼いていたら,どうにもこうにも他のケーキも焼きたくなったので,先週おいしかったとお客様&スタッフから言われたかぼちゃのケーキも焼いた。いやーたくさん粉を図ってふるいに掛けてバターを練った。そして,ふと見るとサツマイモがある。サツマイモのチーズケーキも焼いてみることにした。
 かぼちゃは結構難しい気がするのだが,コツを知りたいなぁ。だれかコツおしえてくれませんかね?しっかりと味がついていてかつ,ふくらみがよいケーキに仕上げるコツ。めんどくさくなければなおよし。って感じで・・・。焼き上がりの味は最高です。やはりオーブンはガスに限ります。サツマイモのチーズケーキは何とまぁほとんどがフードプロセッサーで出来るので非常に気が楽・・・のはずが,繊維質が支柱に絡まってしまったようで,妙なぺとぺとしたイモペーストができあがり・・・最初は「ありえないだろう?」と思いましたがその後クリームチーズや砂糖などを加えているうちにとろとろといい感じになりました。クリームチーズを小さくちぎっているときは「ちぎっては投げ,ちぎっては投げ」という気分だった。それにしても,ケーキ台のグラハムクラッカーの仕込からすべてフープロで出来るってのは,なんとも文明の利器様様だ。フープロ考えた人偉い!
 ケーキ作りに没頭していると父親が「もうそろそろ休んで酒盛りを・・・」と言い出すので,やいている時間は両親と団欒。なんか,面白い話をしたんだけれど,忘れちゃいました・・・。ミモレットは何でおいしいのか!とか日本にドイツパンをもっと手軽に入手できる店はないのか,とか,そんな話だったかな・・・。ご飯いつものようにおいしかったです。平成教育委員会も面白かったです。久しぶりに見るテレビは新鮮だなぁ・・・。
 とまぁ,ケーキを焼き終えたのはすでに12時過ぎ。それで片付けて終わり,とはいかないのです。フープロをわざわざ実家まで運んできた理由があるのです。それは,我が家のベランダ菜園で収穫されたバジルでジェノベーゼソースを作ること!作ったソースを分けてあげられるしね!深夜寝静まった実家で一人でソースを作っていたら,途中でとーさん登場!「なんだ?徹夜で仕事か!」いえいえ,仕事ではなくて自分の用事ですってば。
 程なく作業を終えていい感じのソースが出来たのだけれど,チーズをおろすのも簡単,みじん切りも簡単,感激しましたねぇ・・・ただ,いまいち安全性が確立されていない気がする。フープロの前途はようようなのであります。
 で,あたしもそこで寝ればいいんだけど,実家に行くと本が沢山あるもので,ついついあれこれ布団のところまで持っていって読み漁り,気がつけば朝・・・。そのまま父親を本を片手にお見送り,さすがにばてて眠ったけれど,カフェに11時過ぎまでにケーキを届けなければならないことを思い出し眠い目をこすりながらおきた。布団で読むほんてなんて面白いんだろう・・・大好き。あ,いま思い出した。ジェノベーゼソース,分けてあげるの忘れたよあはは。
 

11月のライブのお知らせ

我が家のベランダではハイビスカスとミニバラが次々と咲いております。
玄関脇のイチゴたちもすくすくと成長中。
私といえば・・・ようやく魚の目が治ったみたい♪

ライブのお知らせです

2006年11月10日(Fri.) @Akagi Café 20:00~ MC ¥ 2,000
"Hot and Cool"

ファンキーなオルガンサウンドとグルーヴ感を前面に押し出したバンド“ごめんね”と透明感のある歌声のコラボレーション
さて,今回で3回目。だんだんと息も合ってきて!?毎度毎度アツイ演奏を繰り広げております。

時間 : 20:00~/21:30~
出演 : ごめんね / 藤野めぐみ
※ ミュージックチャージ 2,000円

2006年11月24日(Fri.) @Akagi Café 19:30~ MC ¥ 1,500
Funky and Melow

時にファンキーに、時にメロウに。わくわくするサウンドをお贈りします。
今月はグルーヴマスターたちとの共演が目白押し!
ファンキーでソウルフルなお二人と初めてご一緒します。楽しみ,楽しみ,楽しみ♪

時間 : 19:30~20:20/20:30~21:20/21:30~22:20
出演 : 藤野めぐみ / 羽仁知治 / 斉藤クジラ誠
※ ミュージックチャージ 1,500円

場所は神楽坂にあるAkagi Cafe
http://www.akagijinja.or.jp/shrine/cafe.html
赤城神社の境内にひっそりと佇む素敵なカフェです
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております

- 藤野 めぐみ -
http://meg.mond.jp/
http://www.fbody.jp/menkero/

November 9, 2006

あなたは一体・・・

 ちょいとわけあって新宿区役所へ。新宿三丁目の駅を降りて久しぶりに来る新宿にびびる。こえーよー。ひとがいっぱいじゃん。花園饅頭の看板を眺めながら,おいしいのよねこれ・・・と思いつつ庁舎へ。案外すんなりと用事が終わって帰ろうとした。花園神社の前。かつてよく通っていたバーがあったのでこの辺りはむしろ懐かしい。ふーん,なんだか工事だらけジャン,と思いつつ,人ごみにもまれて新宿駅まで歩こうとしたとの時,沢山の人がいた中で私を選んで声を掛けてきた車椅子の人がいた。
 「すみません,すみません」とその人。「はい,なんでしょう」と私。普通に歩いているとわからないぐらいに花園神社の前の道は上り坂。「押していただけますか,そこの信号まで」と言うのでそこの信号なるところまで押していきました。信号にたどり着いたので「本当にここまででよいのですか?」とたずねると,「ではあそこの車のあたりまで」とその人。「わかりました」といいながら前方に止まっている車のところまで押した。「ここでよいのですか?」ときくとうんうん,といまいちはっきりしない返事が帰ってきた。いいのかな,と少し心配な気持ちもあったけれど,そこでその人と別れて新宿駅へ向かった・・・はずが,なれた道なのに,しかもそんなに遠くないのに,迷ってしまった。というか,ぐるぐると同じところを行ったり来たりしたような感じになった。そのとき,「ああ,あの車椅子の人は,もう少し押してほしかったんだ」とわかった。もう少し押してあげたらよかった。でももう反省しても遅い。今度会ったら新宿駅ぐらいまでなら押すから言ってほしいものだ。
 さて,そんなことを考えながら家に帰る途中でいきつけの(笑)スーパーによった。大根が安かったからおでんを作ることにした。桂剥きした大根の皮や面取りした大根の細切りのぶぶんがもったいないので味噌汁を作った。おでんを作るといっても今日食べるわけではないから今日の夕飯は秋刀魚を焼いた。そしていつものように雑穀ごはん。ついでに水菜と油揚げの煮びたしを作ろうと思ったら水菜にナメクジがくっついていた。危うく料理しちゃうところだった。あまり気持ちのよいものではないので他にもくっついていないか探した。水菜を掻き分けて小さなナメクジを探すというのは,どうにも他のサルの背中の蚤を取っているような気分になる。どちらもあまりやりたくない。でもナメクジも食べたくない。分け入っても分け入っても深い山,みたいな気分でした。なにしろ水菜いくつかに切っちゃった後だったもので・・・はぁ。おそらくもうこれでいないだろうと思い込むことにして,煮浸しを。秋っぽい夕飯になりました。
 そして小さな片手なべでおでんを煮ていたのだけれど,ご飯を食べ終わるころに,片手なべの途中から!おでんのだしが染み出て焦げ付いていることを発見。具が沢山になっちゃったから吹き零れたかなとめがねを掛けて確かめたらなんと・・・片手なべの取っ手のビスが緩んでそこから出汁が流れ出て焦げ付いていることが判明。でもこのビスプラスでもマイナスでもなんでもない・・・これはどうしたものかなぁ・・・お気に入りのなべなんだが・・・ま,無事おでんが出来たら問題ないってことで。明日はさぞかしいい味が出てるんだろうなぁ。楽しみ楽しみ。

November 10, 2006

どこまでも澄んだ青空

 今朝おきたらものすごい青空が広がっていた。17年前の今日がどんな一日だったのか、もう明確には思い出せない。倍、生きた。今日は友人の命日である。なぜだかその友人が亡くなってから生きることにものすごく罪悪感を感じていた。人一人に与えられた人生の密度というものが決まっているような気がしている。薄い人生を長く生きるのか、濃い人生を短く生きるのか。というような。
 振り返った17年がどうであれ、私は今こうして生きていて、歌なぞ歌っている。美味しいコーヒーを飲んで幸せなど感じている。綺麗な花を見て美しさに涙が出そうになったりする。空の青さに心を奪われたりする。私が罪悪感を感じながら生きていようと、時間は流れ、美しいものやすばらしいものも世界にあふれ、なんというか、私が生きていることとまるきり無関係のような気がしているけれど、私という一部分もそれにしっかりと組み込まれている。案外もっとシステマチックで感傷など関係ないところで全ては動いていくわけだ。
 今朝電車の中でけんかをしている人がいた。勝手に電車を二人で降りて行ったけれど、やり取りを聞いていて頭が痛くなった。今日ぐらいはちっぽけな私のココロと優しさをフル稼働させて、世界中の人が幸せでありますように、と願った。愛でしょ、愛。

November 11, 2006

出てはいけないものが

 今日は「ごめんね」の皆様と一緒にAkagi Cafeでライブでした!くらくらするぐらい橋本さんのギターの音色が素晴らしくて,一緒に演奏しているのを忘れるぐらい,いや実際忘れそうになって出ちゃいけないものが沢山くちからぽわわわわ,と出て行っていまだ戻ってきていない感じです。回数を重ねるごとにだんだん息もあってきてすごく楽しいライブでした。今日いらっしゃった皆様はみんな本当に幸せそうにノリながら聞いていてくださって,とっても素敵な時間をすごすことが出来ました。感謝!感謝!です。
 次回は橋本さんがお仕事でいらっしゃれないので,橋本さん抜きの「ごめん」でお送りします。12/22です。どうぞいらしてください。

心の奥の一番柔らかいところ

そんなところがあるとしたら
あなたはきっとそこにいる

November 13, 2006

本当に,一人の力はちっぽけで

 実は私は非常にせっかちで短気な側面を持ついい加減でぐーたらで大体においてゆるい人間である。とまぁ,これだけ読めばわかるように,ひどい人間である。集団生活における協調性や他人に対する思いやりや社会適応性ならびに人にささやかな幸せを与えるだろう愛嬌のようなものはかなり欠如している。それで開き直って生きていけるかというとそうでもないので,振りをしてごまかすことにしている。昔スパイラルパーマを掛けていたり髪の毛の色を変えていたりした時期が長かったので,真っ黒にしてストレートにする,といったらそれまで私の髪の毛をケアしてくれていた美容師さんが「どうしたんですか,えせ清純派,みたいな感じじゃないですか」といった。「えせでも続けりゃえせじゃなくなるでしょ」「そうですよね」と不毛な会話をしたような記憶がある。
 今同じ原理で協調性のある振り,社会適応性が微妙にある振り,時々愛嬌のある振り,をして振りも続けりゃ本物に!というわけである。まぁなかなか本物への道は遠いのだけれど,一番隠し通せないのが「短気」の部分であることに気がついた。怒っていると顔にその表情が出ちゃうわけね。
今日は非常に不愉快な出来事が起こった。ちゅどーん。それでも,私側に非があるのではないかとずいぶんと考えたけれど,いや,やはり,解せない。感情を沈めようとあれこれ立ち働いてみたけれど,顔にでちゃうんですね。怒っても顔にそれが出ない人,もしくは,もともと怒らない人,になりたいと切に思いました。
 そういうときに限って,もう雨もやりも降ってくる,おまけに強風も!みたいな状況が複合して起こり,こんな山は越えられないよ・・・と,とほほな気分になったりしてね。がしかし,そんな気分のときでも,ありがたい助けの手を差し伸べてくれるありがたいスタッフたちがいて,心が温かくなりました。そのころには,たぶん怒りの表情もなくなってたかもなぁ・・・反省。感謝。明日も頑張ろう。。。

ヨルガキレイ

木枯らしが吹く季節になって
寒さに襟元を寄せる朝が多くなる

多くの困難や
多くの理不尽さや
多くの憤りや
そんなものをやり過ごして
見上げれば

あまりに美しい星空

November 15, 2006

吐き気もすなる頭痛といふものを

 「おとこもすなる,にきといふものを,おんなもしてみむとてすなり」とかいう下りは紀貫之かね?土佐日記だっけ。あの話は結構好きだ。まぁ今回の話にはまったく関係がない。
 昨晩からひどい頭痛が始まり,今朝おきても収まらず,薬に手を伸ばそうかと思ったけれど効かないかもなぁと思ってやめた。頭痛もちではないひとに,頭痛のつらさはまったく理解されないということを最近になって初めて知った。頭痛に苦しんだことがない人がこの世の中にいるんだね。頭痛だけじゃないけど,自分の身に起きていることは他の人も体験したことがあるという認識は間違いだし,自分の認識がすべて正しいというわけじゃないということも知っているのだが・・・。
 家にいてもたいてい仕事をしているパターンが多い。ひとつ終わるとああ,あれもあった,イモづる式に仕事が沸いてくる。すげーなー。やることがあるってのはありがたいこと,なのかな・・・。昨日の夜も仕事をしていて,理不尽な仕事のメールを受け取りその作業をしていてそのままの仕事モードで受けた電話でひどく自分勝手な物言いをしてしまい反省。反省したけど発話行為は取り消しできないからなぁ・・・。と考えても考えても頭痛がひどくなるばかりで頭まで回らない。
 少し休もうと思って寝てみたが,朝仕事の電話で目が覚めて以来今も仕事の処理に追われているわけだ。あちらこちらに手配をし処理をし対応をし,その間も頭痛はひどくなり吐き気まで・・・。ぶちきれそうになりながら,あーそういえば先日怒らない人になりたいとか思ったな,と振り返ってみたりしたけど,全然効果ないのね。まじで,1ヶ月ぐらい仕事したくない。仕事嫌いなんだよおいら・・・。そう考えると世の中のおとーさんたちやはたらくおねーさんおにーさんたちは,ほんと偉いよね。感心する。
 そんなときに12月にライブをやるメンバーへ返事をするのを忘れていたのを思い出し,メールをしたついでにニーナ・フローリンについて話をした。
Tales of Wonder
Tales of Wonder
 彼女の歌ってるアレンジが面白いのね。all of meをレゲエで歌ってたりしてね。結構ぐっと来ちゃうわけです。まぁこの話をしながら彼女のアルバムを聴いていたんだけれど,そしたら仕事に関するいらいらもやもやみたいなのが薄まってきて,やっぱ音楽の力はすごいなぁと思った。ついでに頭痛も治ってたらいいんだが,今回のは結構手ごわいっすね・・・。けぷ。

November 17, 2006

カエルの背比べ

 頭痛が続いて数日になるので,さすがに参ってきた。昨日仕事からの帰り道でひどい頭痛でやっとの思いで家にたどり着き,ひどく寒気がしたのでこれは風邪なのか??と思って暑いお風呂に入った。しばらくしたらずいぶん収まってきたので風呂の中で本を読んでいた。気がつけば一時間以上も入っているので,これは逆に風邪を引きかねないだろうと急いで出て,寝る前に少し仕事をした。それがいけなかったのかな。ひどい吐き気と頭痛がまたぶり返してきたので,とうとう薬に手を伸ばし,飲んでほうほうのていでベッドにもぐりこんだ。
 夢を見た。道端にカエルが1っぴき。無類のカエル好きなので近寄ってみると手のひらサイズのなぞのカエル。へぇーと思っていると向こうからまたカエル。それもかなりでかい。をを!!と狂喜乱舞しているとそれがいきなり二本足で立ち上がって私のそばに来る。「へぇー二本足で立ち上がると結構大きいのねぇ・・・」とか素で感心していたら,さっきの手のひらサイズも「僕だって」みたいなかんじで立ち上がって背伸びをした。そしたら大して大きさが変わらなかった。後一匹どっかに登場した気がするけど忘れた。
 そしたら布団の上をあたかもそのカエルぐらいの大きさのものが移動している感じがする。で,上に上ってくるのでぽいと跳ね除けた。そしたらもう一度上ってくるのでまたぽいと跳ね除けた。そのとき思ってたのが「やっぱうちのカエルが一番かわいいよ」・・・うーん。うちのカエルってのは私の周りのケロマニアがみんな持っているトイザらスで購入したカエルのパペットのことなんだが・・・。
 目が覚めて頭痛は去っていた。だけど体の節々がすごく痛い。布団の上の物体はなんだったのかなぁ?新しい扉を開けちゃったかな・・・。

November 18, 2006

帰り道

 電車に乗って寒いなぁ,もう冬だ,と思っていた。中野駅で乗り換えるときに,二つとなりに座っていた男性が駅に着く前におもむろに立ち上がり網棚からいくつか荷物を降ろしていた。こんな夜中に沢山荷物で大変だなぁとか思っていたら,その男性の肩から掛けている荷物の形状にやけに見覚えが。。。へぇーこの人パンディロなんか叩くんだ。。。と思ってよくよく背格好を見ると・・・あれ,神村さんだ(笑)トランペットとフリューゲルとパンディロを演奏する神村英男さんでした。声をかけたらいつもの「いやいやいや,どうもどうもどうも」と挨拶していただいて,一気に元気になりました。水天宮のロイヤルパークのラウンジでお仕事だったそうです。途中までご一緒して他愛もない話をして,私が一足先に電車を降りました。旅は道連れ,じゃないけど,いつもの疲れて長いはずの道のりがあっという間で,なんかありがたかったなぁ。。。

November 19, 2006

知らないうちに

月日が流れ
あなたがいないことにも随分なれた

ほっといてほしいときは
人ごみを歩く
誰もあたしのことなど気にせず
すごい速さで周りが動いていく

涙が出そうになったら
シャワーを浴びる
お湯にまみれて
涙もまぎれるだろう

なんども
やり場のない憤りを枕にぶつけ
逢いたい逢いたいとこぶしを握り締め
眠られずに夜が明けた

この,抉るような哀しみの
いつか解決されることがあるのだろうか
唯一の救いは
私という個体にも
いつか終わりが来るということ

November 20, 2006

Rahmens

 たいしたことではないです。どこかで書きましたが,ラーメンズが好きです。某SNSのマックのCMに出ていて,片桐の髪の毛が短くなっていることに少なからずショックを受けた。好きだ好きだといっても毎日チェックするわけじゃないから知らなかっただけなんだけど(笑)
 久しぶりに彼らのDVDでも見て癒され?よう・・・。
Rahmens 0001 select
Rahmens 0001 select
nocomment

えー,ちなみに,ボックスも出ていますが
ラーメンズ ラーメンズラーメンズ DVD-BOXラーメンズ DVD-BOX
ボックスはボックスで面白いですが,彼らの公演ごとに出すビデオもあわせてみると面白い。ま,一番はライブなのかな・・・。

November 23, 2006

ナニモノかになりたい

 大学院のときに「視聴覚教育」についての講義を取っていた。専門外だけどね。その前の年に受講した後輩が面白かったと言っていたので,なんとなく聴きにいき,面白かったので受講することにした。効率のよいプレゼンの仕方とか,カメラワークとか。後なんだっけ・・・わすれたが・・・。大学に在籍していた中で一番ちゃんと聞いた講義のひとつだったと思う。私は写真を撮るのも撮られるのも実に苦手なのだが構図について教えてもらったときは,おーこんな風にして写真を撮ったらいいのか,と思ってカメラ片手にあちこち撮った。プレゼンの作り方についてはいまだに参考にしている。
 あるとき講義の質問をしにいって,その先生と話していたら「あなた,何になりたいの?」と言われた。「よくわかりません」と答えた。「夢とか,ないわけ?」「さしてありません」そのときは,本当に明確に「就職したい」とか「何々になりたい」という目的もなく,自分のこの先についてあまりの不透明さにほとほとあきれていた。
 学部を卒業した同期の子は就職したりして,はたまた大学院に進学した子はさらに勉強をして他の大学を受験したりすることを狙ったりして,まぁなんというか,行く先について結構ちゃんとしてた気がする。私は,就職したい気持ちもなく,自分が哲学をこれ以上続けることについては熱意が持たなくなっていて,モラトリアムループみたいなものに入り込んでいたかもしれない。そのとき,「何になりたいわけではないけれど,ナニモノかになりたい」と思っていた。そのときの先生の質問には,非常に曖昧な感じにしか答えられなかったけれど,今もこの気持ちは変わらなくて,私は「ナニモノか」になりたい。
 数ヶ月前のこと,友人と話をしていて「いろいろあるかもしれないけれど,あなたは歌を選んでよかったね」と言ってくれた。その友人は10年前はやりたいことだらけでひとつに絞れない私を見て,この人はどうなるんだろう,と思っていたそうだ。もっとシンプルに,もっとストイックに,過ごしたらいいのかもしれない,と最近思う。

November 25, 2006

優しさのライブ

 さて,一晩空けて,のご報告になりましたが,昨日はAkagi Cafeで羽仁知治さんのピアノ,斉藤クジラ誠さんのベースでライブでした!ご両人とも存じ上げてはおりましたがライブでご一緒させていただくのは初めてで,とってもどきどきしておりました。
 紅葉もあまり目にしないのにとたんに冬に突入してしまったような寒さで,ここにコタツがあればいいのになぁなどと思いながらカフェに向かいました。譜面をそろえているとおしゃれな男性が一人登場。めがねを掛けていないと大概何も見えないので誰だろうと思ってじろじろみていたら羽仁さんでした。えー,世の中にはこんなすっきりとおしゃれが出来る人がまだ残っていたのだ,と感激。あのコートはどこのコートなんだろう,ちょっとギャルソンかなとおもったけれど,ギャルソンにしてはすっきりしてる・・・アニエスかな??と,はるか昔においてきてしまったおしゃれ心に灯がともりましたよ。
 まもなくクジラさん登場・・・ですが,クジラさんにしてはなんかすっきりと・・・後でお話をきけば15キロもやせられたとか・・・クジラじゃなくてイルカになった,と言っておられました(笑)で,私はメダカちゃん,ぐらい??らしいですが,藤野メダカ,ってそれじゃどこかの芸人さんみたいジャン,あははははは。しばし車トークをいつものようにして,というのはいつもくじらさんにお目にかかるときは車の話をするのを楽しみにしているのですが,なんと羽仁さんも車好きのご様子。羽仁さんとくじらさんの車の話を聞いているのがとても楽しかったです。
 さて,ライブのほうは。とにかく楽しかったです。緊張してたけれど,お二人の演奏を聞いていて,音がおしゃれなので,ああ,今日もここにこれてよかったなぁと感激しておりました。久しぶりの方,初めての方いろんな方が聴きに来てくださいました。ありがとうございました。もっとこういう風に,とおもうところが沢山ありましたが,次回はもっとパワーアップしてお届けしたいなと思いました。くじらさんの口笛!もコーラスも聴けて幸せだったなぁ・・・。
 

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November 26, 2006

同じ野菜の値段の差

 今日はキャベツとナスのペペロンチーノパスタを作ったのだけれど,仕上げにベランダのバジルとイタリアンパセリを入れた。にんにくは青森県産で唐辛子は親戚のおじさんが作ってくれたもの。ちなみにキャベツは群馬産でナスは栃木だったかな?忘れたが国産。正直,国産の素材は,高い。同じ野菜なのになんで国産だと高いんだろう。しかも,行きつけのスーパーには無農薬野菜だとか有機野菜だとかそういうコーナーがあえてしつらえてある。そして同じ野菜なのに,無農薬とか有機とかそういうフレーズが付くと値段がさらに高くなる。
 ちょっと前に同じ野菜の値段の差って,何なんだろうと考えた。一番安い野菜はたいてい中国産である。中国産の野菜はどうして安いのか。そこで思い出したのが・・・その親戚のおじさんから唐辛子を山のようにもらったときうちのかこちゃんも一緒にいて「ひとつかみちょうだい」といって唐辛子を持っていった。持って行くときに中国産の唐辛子が使えないから,と言っていたのだ。何で?とたずねると父親が中国産の農作物の農薬の量は半端じゃない!!!と言って中国産の農作物を食材にしないでくれ,と頼んだそうな。ちょっと前の狂牛病のときは売られているコンソメにビーフエキスとか牛骨粉とか記載されているものは絶対使わないでくれ,と頼んだそうだけど,まぁ要するに口にするものの安全性を確保したいとういことらしかった。ってことは,同じ野菜の値段の差は使われている農薬の量ということになるのかね?などと考え始めたらちょっと怖くなったので最近は(ってもう遅いか)素材はなるべく無農薬のものを手に入れようと心がけるようになった。
 農薬というのは,もちろんばっちり生態濃縮されるから,えーと,生態濃縮は生態系の捕食の頂上にいる生物に向かうにつれ農薬の濃縮の度合いが増すので,農薬付けの野菜とか薬付けの肉とか,もちろんなんかに汚染された海で取れた海産物などを口にするとどんどん体の中に蓄積されるわけ。後の世代へ影響も出よう。万が一プレデターとか案山子男とかが飛び掛ってきて農薬を口にしている私の肉体を食べたとしたら,プレデターとか案山子男の体の中でさらに生態濃縮される。エイリアンもそうだしエイリアンのベイビーもそういうことになる。もちろん,コモドオオトカゲも。私の汚染された体のせいで,プレデターや案山子男やエイリアンやコモドオオトカゲに被害が及ぶことを考えても,やはり農薬の使用というのはいかがなものかと。
 私はベジタリアンじゃないのだけれど,ベジタリアンの料理本とかを読むのが好きで,先日読んでいたらマクロビオティックの考え方にたつと出汁は野菜でとるそうだ。皮や葉っぱとかそういう料理のメインじゃないところ,普段だったら廃棄するようなにんじんやタマネギの尻尾だとかしいたけのいしづきだとかそういうのを使って出汁を作るらしい。そこに記載されてあったのが「野菜丸ごと全部使うためには,やっぱり無農薬だとか作り手がはっきりしている野菜じゃないと使えない」ということ。その辺で安いからとかあんまり気にしないで買った野菜は駄目というか「コワイ」野菜なのか・・・でも,それ考えたら究極は自分の手で作った農作物だけしか信用ならぬということになる・・・。食の安全性って,どうなってるんだろうね。でもその安全性を危ういものにしたのは,「見た目」とかにこだわる消費者たるわれわれのせいだねきっと。

November 27, 2006

アレンジの妙

 12月11日に久しぶりにたむちゃんに声を掛けてもらってライブをやる。最近は同じところでしかライブをやっていないので,でっきるっかな?という感じだったけれど,今回やる!とおもったのが「エレピやシンセを使いたい」というコンセプト。もちろんピアノもあるしローズもあるのでスタンダードもばっちりいけるとおもいますが,ジャズの「試み」の部分をやっぱり忘れちゃ駄目なんだと,いつも強く思っている。そういう魂を感じたのでぐぐっときちゃったわけです。
 今朝,ライブの構想のたむちゃんの演奏による音源がメールで届く。1曲目,題名にはグルーヴィで大好きな曲の一つが書いてある。「いいじゃんいいじゃん,相変わらずいけてる選曲だのぉ」とわくわくとクリックしてみると!!!「あれ?これは違う曲に聞こえる・・・」しかも,すごくいい・・・。早速メールをして「ねぇねぇ題名間違えてるよ?」というと,「ふっふっふ,まだまだお主甘いのぉ,オリジナルの譜面見て弾いてるよん」的なお返事が返ってきました。アレンジってすごいね。すでに脱帽です。
 というわけで12月11日に日之出町ラフアンドスティングでライブです。私の魂を揺さぶったアレンジを確かめに来てください。曲名はそのときまでのお楽しみ♪メンバーは歌心&アレンジマスター田村修さんの鍵盤,私がかってにヨン様に似ているといっている佐藤哲さんの愛に溢れたエレベ,穏やかな温かい人柄と確かなグルーヴを描き出す佐藤隆治さんのドラムです。ゲストで歌います。今から楽しみです。

November 30, 2006

道端に

愛が落ちている
擦り切れて
踏まれて
ぼろぼろで
まるでひどく汚れたところを拭いた後の雑巾みたい

誰も気がつかずに
自転車やバイクもその上を通る
歩道から誰かはタバコの吸殻を投げつけたりして
犬も寄らない

しばらく前まで
やっぱりあたしもそれが愛だと気がつかなくて
それでもずっとそこにあるから
あの汚れた塊は何なんだろうと思っていた

あるとき
ちょうどその塊の対岸で信号待ちをしていて
ヘッドホンから大音量で流れ出す音にあわせて歌っていたら
気がついてしまった

あ,あれは,あたしが落とした愛だ

目の前をトラックや車がごうごうと行き過ぎる
信号はまだ変わらない
右を見て
左を見て
右を見て
向こう側に渡るチャンスを探っていた

あたしのすぐ脇を
車が大きなクラクションを鳴らしながら通り過ぎる
ようやくのこと
ずいぶん長い信号が青になったから
急いで対岸に走っていった

愛は,もう,そこになかった


道端に
ずいぶん長いこと
愛が落ちていた

擦り切れて
ぼろぼろで
ぐちゃぐちゃで
どろどろで

きっと車のタイヤに轢かれて
踏みつけた靴底のガムみたいに
しがみついてくっついていったんだろう

あたしがずいぶん前に落とした愛は
きっとあたしを呼んでいた
だけどあたしが気づいたときには
愛想を付かしてどこかへ消えた

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