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December 5, 2006 アーカイブ

December 5, 2006

何かに必死になったことはありますか?

 天才は一握りだとして,大抵の人は努力をしないと結果は出ないことになっている。みんなはどうなのかよくわからないのだけれど,私は,努力が苦手である。努力スイッチみたいなのがあって,それが入ると努力している感覚すら麻痺して何日でもそれをやり続ける。ところが。その努力スイッチというのは今までの人生の中で数回しか入ったことがない。いつも,妙にさめた自分がいて「努力してるって状態とは程遠いよ君」と言っている。努力スイッチが入ったときは,この「妙にさめた自分」がいないわけ。
 外側から見ると,「すごい努力してる」とか「まだまだ足りないよ」とか,いろんな評価がくだるのだけれど,自分自身の中でその努力スイッチが入った記憶はあるので,その状態になっていない限り,私は「必死になって努力している」という状態だとは自分のことを認識してあげられない。
 よく,体を鍛えている人だとか,何かで大成している人だとか,そういう人はものすごい努力をしているように見える。しかも,しばしば努力している感じ。体を鍛えている人とか仕事で上り詰める人とか,ものすごくストイックに努力する姿を目にすることがある。そういう人は努力スイッチを頻繁に入れることが出来るんだなぁ・・・,などと自分の尺度で考えてみたりする。ストイックさが足りないのかなぁ・・・などと玄米ご飯を食べたりしながら考えてみる。没頭する条件というのを分析してその状態に自分を追い込めばいいのかも??結局は他人と比べてどうだとか,外側の評価だとか,そういうこととはまったくかけ離れたところに究極の努力というのは存在するのだろうなぁ。スイッチ入ってるときそんなこと考えも及ばないしね。努力してないときは,他人と比べてどうだとか,外側の評価だとか,そういうのがやけに気になったりする。
 好きなことをしているときのことを考える。たとえば私は池波正太郎だとか北方謙三だとかの作品を時々読むのだけれど,前の日2時間ぐらいしか寝ていなくても,読み始めると先へ先へ読みたくなる欲望が強くてちっとも眠くならない。ところが,あまり好ましくないことをやらなきゃならないときは,前の日十分に睡眠をとっていたとしても,ほんの少ししか進まなくてもさっさと眠くなる。好き嫌いにかかわらず没頭できればいいのだが。。。逆を返すと,没頭できない,努力スイッチが入らないことは「あまり好ましくないことをやらないきゃならない」状況なのか??あれ?でも,努力をする状況ってのは大抵は「現状では不足」だから努力をするわけで好き・嫌いのカテゴリーでは分けることが出来ないのかも。われをも忘れて没頭して努力をする状況に没頭できればいいのか・・・うーん,ぐるぐるぐるぐる・・・虎になるほど(『山月記』ね)努力したい。とか,書いているうちは,まだ駄目ですが(苦笑
 

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