« December 2006 | メイン | February 2007 »

January 2007 アーカイブ

January 3, 2007

明けましておめでとうございます

 大晦日から3が日ずっと働いていたので,ようやく新年が来たような気分です。明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。去年に増して,愛に溢れる人になりたいです。すべての解決方法は「愛」で,自分を支えるのは「夢」だと思っています。
 ちなみに初夢は,私の親友の一人のきわちゃんが一服しながら,「最近どうよ?」と言っている夢でした。笑いました。ちなみに彼女の名誉のために言っておくけれど,きわちゃんはたばこを吸ったりはしない人です。久しぶりにきわちゃんに会いたくなりました。そうだなー一緒に温泉に行きたい。これを読んだら連絡ください。
 さて,大晦日から三が日何をしていたかというと,Akagi Cafeでコーヒー淹れてました。こういう新年の迎え方は,悪くないなぁと思いました。徹夜したり,ケーキを作ったり,あたふたといろんな作業をして,余裕がなかったのですが,新年を迎えられたお客様の笑顔を見ながら,あー幸せな一年の始まりだなぁと実感しました。ふとみると,カフェのチューリップの球根から芽が出始めていました。
 幸せなよい一年になりますように。愛をこめて。
 

January 4, 2007

Lovely Day

 元旦に,ふらりと実家に眠りによったら(笑)兄たちが来ていた。玄関を開けたら海産物の匂いがする。食いしん坊の私は「んー,なにこれー」とかわめきつつ,ダイニングにいくと宴会真っ只中。いやー,なんというかうちの家族はよく飲むな・・・。ふと足元を見ると以前から狙っていた地ビールの空きボトルが転がっていた。そしてテーブルの上にはワイン2本と日本酒と紹興酒が・・・なんてちゃんぽん・・・。ここまで読まれた方は,というかこのつれづれを読まれている方は既にご存知かと思いますが,ええ,うちの家族はみんなよく飲みます。そしてまたよく食べます。よく議論をします。
 その後みんなでニューシネマパラダイスをみて,映画マニアの上の兄貴が監督や俳優さんについて解説をしてくれて,よく笑いまたよく議論しました。間に挟まれるCMにすら爆笑していた5人の酔っ払いは,端から見たら結構なアホだと思います。しかし,数十年繰り返される折り目節目にこうやって集まれることが,今年はなんだかとてもありがたく思えました。おそらく父方母方の祖父母が全員いなくなってしまったからかもしれないなぁ。
 母の父親であったとらさんが生きていたときは正月はとらさんの家で飲んだくれて昼寝をするというのが我が家の慣わしでした。そんなときにはよく,とらさんは「今年はどこに旅行に行こう」といろんなパンフレットを取り出すのですが,そして私は「沖縄かオーストラリアかハワイにしよう!」と言ったりしていたのですが,結局いつものように夏の草津での湯治の日程を決めておしまい。そんな年始行事も2年前から無くなってしまった。
 齢を重ねてなお,つつがなく笑顔で新年を迎えられることは,若いときは気がつかなかったけれど,当たり前でいて,とてもありがたいことだ。家族や友人や恋人や同僚や自分の信頼している人々が傍にいてくれて,健康に生きていて笑い合える幸せというのは,未来永劫のものでは,ない。こういういとおしい時間は,とても大切にしておきたい。
 などといいつつ,2日の夜も私は実家に立ち寄って両親と三人で宴会をしましたとさ。

January 6, 2007

This is Swing!

 というようなショウでした。フレディー・コール@コットンクラブ。日本ではあまりお目にかからない感じのライブだったけれど,おそらくアメリカではこういう決めもフレーズも作りこまれたショウというのはよくあるのかもしれない。
 コットンクラブは初めて足を運びましたが,同じ系列のブルーノートとはまた一味違ったよさがある。一人で行ったせいもあり,するりと前から2番目の席でかぶりつき。箱自体の大きさもあるのだとおもいますが,ステージがより近い感じがしました。フロア席を取り囲むようにボックス席があり,その一段上にまたボックス席。比較的すべての席からステージをちゃんと見れるようになっている配置。席によって価格帯が違って,くつろいで聞きたければボックス席がいいかも。かぶりつきで見たい私は迷わずフロアシートだったけれど。
 フレディー・コールは私の大好きなグルーバー・ワシントンJr.のアルバムでその声を聞いて以来いつか生でライブを聞きたいと思っていた歌手。本人のアルバムもすごく素敵です。まぁ兄がちょー有名なナットキング・コールであるため,ずいぶん比べられたりしたみたいだけれど。うまく説明できないのですが,お兄さんと違う色気というか意味合い的なブルース色があって,私はその部分が大好きなのです。
 ライブは・・・感激しましたね。グルーヴ感,声の出し方,バンドとのやりとり。無理が全く無い。声を力を入れて張り上げることも無ければ,あやふやさもない。トラブルも無く,選曲も4ビート,バラード,ラテン,などちゃんとちりばめてあり,1曲の中でも余分にアレンジで付け足したところもちゃんと決め込まれているわけですよ。
 アクシデントといえばアンコールのI'll be seeing you.をバラードでうたっているときにドラムの人のハイハットが90度回転して縦になっちゃって叩けなかったことぐらいで,それもバンドのみんなが笑いとばし,挙句の果てにはフレディーが〆に入りそうなタイミングでドラムの人がハイハットをつけなおし,「1,2,3,4!」とカウントを出してミディアムでノリノリになり,最後はちゃんとまたバラードに戻る,といった,それも仕組まれたショウの一部のようでした。
 日本ではジャズはその場で出会った人たち同士が決め事もその場で説明し,1,2の3でやるもんだ,みたいな風潮があるけれど,ショウとして見せるジャズはそれではできないなぁと思いました。リハで決め込んで「いかにかっこよく」ステージングするか。あたしはこういうのが好きだなぁ・・・。
 ステージの上の年齢層も高く,フレディー自身は77歳。声の渋さといい,がっちりした体躯といい,色気といい,申し分ない。日本のジャズボーカルの中で男女を問わずこんな素敵な人はいるんだろうか?あと,感じたことは弾き語りであるせいか,間の取り方が私の大好きなシャーリー・ホーンと似ている気がした。声の出し方も似てるし,彼女同様彼のピアノも素晴らしいのです。
 まだしばらくステージはあるようです。オススメ。

January 8, 2007

いつも,これまでも,これからも

私は,私であり続ける。

いい人間になりたいと努力しているけれど
努力が足りない,心して生きなさい,と誰かが言っている

決して今までの私を消し去ろうとしているわけではなく
なぜならそれは空しい努力だし
これまでの私も,私であるからだ。

つまり,これまでの反省の上に今とこれからが成り立つのだと理解する

心して生きよう
この世に生を受けた意味があることを
わかってしまった今では。

January 11, 2007

丘の上の家

 私が生まれたのは海の近くの,丘の上に建つ家だった。南国ほどは暖かいとは言えないけれど,それでも北国ほどは寒くは無い。冬は池が凍るのを心待ちにし,なぜなら,スケートをしてみたかったからで,夢はかなわず乗った瞬間冷たい池に落ちた。夏は虫を取りに出かけるまでも無く虫のほうから寄ってきた。セミの羽化やカブトムシの蛹,玉虫の産卵に出会ったりして,毎日暮らしていた。二階の窓から遠くに打ち上げられる花火を見た。秋は銀杏の実を拾ってきて手がかぶれ,春は杏やタイサンボクの花を愛でた。網戸の向こうで風が寄り添い,いつの季節も遠くで灯台がチカリチカリと光っていた。
 私の,すべてがここで育った。引越しをする日の祖父の顔を忘れない。夏に遊びに行ったときに祖母が怪我をしたことも。長く入院していた父親が戻ってきたときのことも,いとこたちが休みになると遊びに来たことも。成長してからも時々丘の上の家に来ては二階の部屋から海を眺めていた。すべてがここにくればリセットされる気がしていた。
 この情報化社会の中で,一種隔離された空間で幼少期を過ごしたことは,私の精神構造に少なからず影響を残すのだけれど,いつか,戻れたらいいなと思い続けていた。祖母が昨年亡くなったことで,丘の上の家も売却されることになった。仕方のないことだ。ただ,すべてが決まったときに,ああ,あの家の二階から海を眺めることがなくなったのだと思った。
 思い出と切なさと感傷と寂寥感と。いろんなものがゆっくりと滲みだしている。すべては時間が解決するだろう。いくら後ろを振り返ったところで,私の進む道は前にしかないのだ。

January 13, 2007

They are going ...

喪われ行くものを
喪われつつあることを感じながら
ただ黙って見送る作業というのは
実に
苦しくて苦しくて
切ない

I'll be seeing youなどと
歌ってみたところで
何の解決にもなりはしない

あたしは
そう,あたしはとても無力だ

まるで砂をすくうかのように
命が
記憶が
形あるものが
指の間から滑り落ちていく
手のひらに残るのは
おそらくは形の無い深い愛

誰かが微笑みをくれる
誰かは心の底からあたしを憎む
誰に対しても
愛を注ぐことは到底かなわずに
傷つけたり
傷つけられたり
愛されたり
愛したり
あたしは一体
何をしたいのだろう

あたしの心は実に狭くて
それゆえに
すべては喪われていくのだろうか?

笑って,と誰かが言うけれど
心の底から笑える日など
しばらくはありそうにない
張り付いたような笑顔と
いつも背中合わせの泣き出しそうな心

January 14, 2007

今この瞬間にも

 昨日から,死と闘っている人がいる。それを見守る人たちがいる。私はそれを遠くで見守るしかない。そんな矢先に,マイケルブレッカー氏の訃報を聞く。この世界には,いくつもの死に向かう肉体があって,生まれ出る命がある。生きているのに死んでいる魂よりはましかと思いつつ,さて,私はどうなんだろうと思ったりする。
 生きている喜びとかよい生き方をしていることとか,まぁ何がよいかという基準もあるけれど,なかなか日々感じながら感謝して過ごすことというのは少ない気がする。悲しみとか不快感だとかそういうものは深く心に刺さるのに。ポジティブな事柄よりもネガティブな事柄は吸引力が強い。とらわれずに素通りすることは結構難しい。
 哀しいことが沢山。でもきっとそれと同じだけ喜びもあるんだろうな。そう思って今日を暮らそう。まだ暖かい春は遠いかな・・・。

アナログ万歳(注)愛の告白に限る。

 とある人から相談を受けた。本名を出されてどこぞのブログ上で誹謗中傷されているそうな。ここまでインターネットが普及しているというべきなのか,PCが簡単ポンで設定できて簡単に使えるというべきなのか,よくわからないが便利なご時勢ですから,ありとあらゆる人がインターネットにアクセスするわけです。携帯でもアクセスできるしね。まぁ,そこには今までなかった状況も作り出されるわけで,よい面も悪い面もあるわけです。
 あたしは法律面にはまったく詳しくないので,相談されてもよくわからなかったのだけれど,わからないと回答するのは簡単だけど,本人も悩んでいるようなので,調べてみた。本名を出してインターネットで誹謗中傷することは民事(損害賠償)でも刑事(名誉毀損,信用毀損,侮辱罪,営業妨害などなど)でもあつかうことのできる犯罪行為になりうるんだって。ほぅ。物事のポジティブなところだとかメリットだとかそういうのをみれば便利な世の中だなぁと思うけれど,ネガティブなところだとかデメリットというのはちゃんと用意されているのだなぁ・・・。
 PCなんて,昔は全部コマンドが用意されていて,それを理解してなかったらなんも動いてくれない代物だった。これは異形の水槽か?って感じだった。言語だのプログラムだの,甚だ頭の痛い作業が目白押しだったけどね。今はアプリケーションを使うのだったらプログラム言語なんて必要ない。線つないで電源入れればどこでもなんでもOKっす。あ,線もつながなくていいか・・・。学校ではコンピューターリタラシーの授業が結構低学年から入ってるはずだから,その技術の獲得だとか利便性だとかを教えるのと同時に,モラル面の教育もすべき。あー,でもモラルの教育云々を考えると,別に子供に限らない・・・か。
 新しい技術には新しいモラル。って,モラルだの道徳観だの,そういうのってやっぱり個々人に依存するか・・・。うーん,自分も気をつけよう。。。そう考えるとやっぱりアナログ一番,顔見て話そうぜ!ってことになるのかな。そうかも。知り合いとのメールのやり取りも,快くないときもあるし,誤解が生じることもあるし,電話ですらそうだもんなぁ・・・。アナログ万歳。あー,でも出来れば顔見て文句言われるよりも,愛の告白とかの方がいいです私は。

January 18, 2007

Love and Peace Vol.1

 今朝また寝違えました左側が動きません。やっぱり運動不足でしょうか・・・えーん。
さて,寝違えたことの報告ではなくて,明日のライブのお知らせなんです実は。しんちゃんのギターを聴いて癒されたい・・・ですわたしは。

2007年1月19日(Fri.) @Akagi Café 19:30~ 
Love and Peace Vol.1

2007年が愛と平和に満ちた一年になりますように。
ギター橋本信二さんをお迎えして愛に満ちたステージをお贈り致します。

時間 : 19:30~20:30/21:00~22:00
出演 : Vo. 藤野めぐみ / Gt. 橋本信二 / B. 横山 裕 / Sax. 後藤輝夫
※ ミュージックチャージ 2,000円

January 20, 2007

手に入れました

 EdirolのR-09。たぶんこのつれづれでもR-10のことと一緒に発売前のR-09のことを書いた気がするけれど。R-09が出たからR-10の方はずいぶん値が下がったのではないだろうか??ユーザーの立場からすると使い勝手を改善すべきところはいくつかあるけれど,音質など,結構よいです。CDレベルの録音も出来ちゃいます。

R-09 24bit WAVE/MP3 RECORDER
R-09 24bit WAVE/MP3 RECORDER

January 22, 2007

天国の話

 夢で,怪しげな新興宗教の人々に拉致られそうになって,しかも自宅を占拠されそうになった。そのときに友人が数人出てきたのだけれど,素子ちゃんという友達も出てきた。素子ちゃんは今年に入って夢で2度ほど会ったのだけれど,その私にとっては恐ろしい夢の中で唯一「大丈夫だよ気にしすぎだよ」とほんわかしていた。なんだかありがたかったなぁ。
 さて,今日その素子ちゃんに会ったときに,夢で癒してくれたことのお礼を言った(つもり)ら,天国の話をしてくれた。彼女がかつてすんでいたところで電車に乗ったときに隣に座ったおじいさんがしてくれた話だそうで,「天国はいいところだと思っているだろうが,あそこは鳥臭くてたまらん!」だって!!!しかも天国は380個(あれ?数違ったかな??830個だったかな??)あるんだそうで・・・。そのおじいさんが行ったその中の1つの天国は鳥の羽だらけで臭かったらしい。もー久しぶりに腹の底から笑っちゃいました。可笑しかったなぁ・・・。でも鳥の羽って・・・天使の羽だったら??天使ってもしかして鳥臭いのか???えー。ちょっとショック。
 

January 24, 2007

Shall we dance?

 今週は,金曜日土曜日とライブです。金曜日は素敵なミュージシャンたちと神楽坂でジャズを。土曜日は若者たちとクラブイベントで。
 さて,今日はその土曜日のリハに行ってきました。スタジオに入ってリハするのとか楽しいなぁ・・・。ミニアルバムを作成しているのは前にも記載しましたが,そのアレンジャーのきくちゃんときくちゃんのおともだちのケンジくんとリハです。
 きくちゃんは愛すべき宇宙人ぽい人です。見た目もやることも,作り出す音も。宇宙人を大別していい宇宙人と悪い宇宙人に分けたら,間違いなくいい宇宙人だとわかる感じの人です。ケンジくんは日本人らしからぬ顔をしていて,たぶんモテ系だと思います。きれいな顔をしていて,しれっとさばっと話します。若いころの加藤茶を洋風にした感じです。そこにまた国籍不明みたいなあたしが入るから,妙な三人なわけなんですが。まぁ共通項は濃い感じだってことぐらいかな。
 スタジオに入る前に2回構想を確認したりしているのだけれど,スタジオで実際全体の音のバランスを聴いてみると結構イメージが変化しました。改めてきくちゃんのアレンジは面白いなぁとおもいました。私の好きなサウンドであるUKっぽいというか,なんというか・・・。なんでかなぁ?ギターサウンドだからかな?スペース感とか,おしゃれさ加減とか,いやもう,脱帽。
 そんなサウンドをいい感じの音量で体感してみたい方はぜひ,27日のライブに遊びに来てください。飲んだくれて踊ってってくれたら楽しいと思われ。ライブって行ってもクラブイベントなのでライブとDJの二本立てらしい。
 
 2007年1月27日(土) @heavy sick ZERO 22:00~ MC¥2,000 with 1drink
(R)というグループ名で出ます。
heavy sick ZEROhttp://www.heavysick.co.jp/zero/

OPEN&START/22:00
¥2000(1D)

やっぱり好き!

 今聴いてて思ったんだけれど,この人の音色好きです。あたしと彼とはジャケ買いから始まった仲ですが,聴けば聴くほど好きです。グルーヴァー・ワシントンジュニア。えろい!セクシー!ファンキー!いぇい!この色気ですよやっぱ。
 いっぱいアルバム出てますが,この↓コンピアルバムいいです。後は廃盤になっちゃってるけれどAll My Tomorrowというアルバムがいいです。彼のアルバムで歌っているビル・ウィザーズやフレディー・コールもいいです。 

ラヴ・ソングス
ラヴ・ソングス

January 25, 2007

歌ってりゃはっぴー

 えー。率直な最近の感想です。日々いいことも悪いこともあるのですが,どう考えても解せないこととかあったりするけど,歌ってりゃはっぴーです。昔から気がついてたのに,認識したのは最近です。何がプラスだとか何がマイナスだとか,何がポジティブだとか何がネガティブだとか。何をどうした方がいいとか何をどうしない方がいいとか,何がいいとか悪いとか,何が美しいとか美しくないとか,何が好きだとか嫌いだとか。まぁ世の中は前述の二元論で語りつくせるというわけじゃないけれど,中庸もあるし,いろんな相互作用があるから,日々いろんなことを無い脳みそを回転させて考えなきゃならんのですが,一番シンプルなことは,歌ってりゃはっぴーだってことなのです。そういうシンプルなどう転んでも揺るがない自分の基準を知ったことが,はっぴーです。はっぴーっていう表現に問題はあるかもしれないけれど,単に幸せということだけじゃなくて,己であると,まだ己が存在すると感じるとか,自分の輪郭を保てるとか,救いであるとか,なんかいろんな意味合いにおいて,なんだけど。
 みんなの揺るがないはっぴーは,なんですか?

January 27, 2007

ご褒美

 もう日にちが変わってしまったけれど,26日金曜日はライブでした。福田重男さんピアノ,鈴木克人さんベース,小泉高之さんドラムのトリオと一緒のライブでしたが,とっても楽しかったです。福田さんはもう説明の無いくらい有名なピアニストで私の周りでも彼に教わっているという人がちらほら。和製ゲイリー・オールドマンみたいなイメージの方でした。お話がちょーーーー面白かったです。歌伴ももちろんものすごくすばらしかったのですが,インストで弾かれたハウインセンシティブの美しいことといったら無かったです。裏で聞いていて音色の美しさに思わず涙ぐみました。鈴木さんは静かな落ち着いた人柄なのですが,ソロでバリバリとのって弾いてくる姿が印象的でした。セッティングのときのベースの生音のなりがとてもいい響きでした。他の楽器が無ければ生音で十分響かせられる人なんだろうと思いました。小泉さんのドラムは,相変わらず楽しそうで,こっちがわくわくのせられちゃいました。まいどっ!
 そして今日は珍しいお客様やお久しぶりのお客様や,始めましてのお客様が沢山いらしてくださいました。ありがとうございます。前回も聞きに来たから今回も来ました,と言ってくださった女性二人組みのお客様から,もうその言葉だけでありがたいのに「So many starsを聴いたら,とっても心に響くものがあって自分へのご褒美になりました」と言ってもらいました。嬉しかったなあ・・・。そういう言葉をいただくと支えになります。また,他のお客様からはありがたいお手紙をいただきました。今日からさらに,新たに頑張ろうと真摯に思いました。
 So many starsは,沢山夢や歌や目指すところがあるけれど,どれか一つは私のもの,という歌ですが,どれか一つを手に入れるためには天才じゃない限りやっぱり努力は必要で,努力している状態というのは私の中ではいつもいびつな球体が転がっているイメージなんですが,転がり続ける中で雪ダルマ式に何かが育っていくわけです。時には速度が遅くなり,時には石にぶつかってそのいびつな球体が割れてしまったり。でも転がり続ける状態を継続するのは自分の気持ちで,ありがたい言葉を掛けていただいたりすると,加速度ついちゃいます。うわーん,がんばろう!
 

January 29, 2007

建物の空間自体が音

 今日はタブラとサロードのライブを聞きました。@Akagi Cafe。後一つ楽器があったのだけれど名前を忘れてしまった・・・。タブラの音色を聞くのは2回目ですが,何度聴いてもいいのです。心に響く。特に低音が好きです。演者のかたがたとお話をしていたときに,インド音楽はリバーブを沢山掛けると気持ちいいという話をされていました。タブラの逆瀬川健治さんはさらに,建物の空間自体が音を作り出すという話をしてくださって,それを聴いていて深く感動しました。インド音楽はことさら地べたに座り込んで奏でるから地面との密着度が他の演奏よりも高いということもあるのかもしれません。壁が近い方が自分の音が返ってきていい感じだ,という話もしてくださいました。
 演奏の中で,お互いの楽器の音色にうなずきあいながら楽しそうにしているのを見て,こういう感じって,とても心が通じてるなぁと思いました。同じライブを聴いていた人は「こういう音を聴くと違う世界に連れて行かれて,想像力(創造力?)をかきたてられる」と言っていました。非常に解る気がしました。創造力かきたてられました。また聴きたいなぁ・・・。ぜひぜひ。

About January 2007

January 2007にブログ「つれづれ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブはDecember 2006です。

次のアーカイブはFebruary 2007です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。