ローステッドマイルド?
アレステッドディベロップメント?ロストワールド?いや,音遊びしてましたすみません。コーヒーの話です。家に近くに焙煎やがあるので,足繁く通っていたら,毎月ちょっとずつ豆を試せる頒布会をやっているそうな。策略にちゃっかり乗せられて,1年間取り合えず試してみることにしたのだが,前からわかっていたとおり,私が好きな豆は微妙に深入りで香り高く苦味があり,こくがあり酸味が無いタイプ。ほぼ炒りたての豆を挽きたてで淹れて飲むので毎日幸せなコーヒーライフである。
先月の豆はケニアの豆とフィリピンの豆。ケニアはまぁまぁだったけどフィリピンはちょっと不思議な香りがした。今月の豆は本当はハワイコナだったのだが入手できなかったらしく他の豆に変わっていた。一緒にくっついてくるおまけの豆が結構また美味しくて,今月のおまけはマイルドブレンドだそうだが・・・豆を見ていると何割か深炒りのものがある。それがまたいい感じで,今日はその中のローステッドを自分でハンドピックして淹れた。美味。美味。そして美味。残りは・・・さぞかしマイルドなんだろう。手元にあったモカとブレンドしておいた。
製菓用のちゃんとした国産胡桃を使ったパンを焼いてあったのでそれとあわせてコーヒーを飲んでいたら脳内何チャラが出まくった。当たり前のことだけど,材料からこだわるとやっぱり丁寧なものが出来上がって,それを食すると,ちゃんと幸せになる仕組みになってるんだなぁ。
さてさて,コーヒーを飲むとき,大抵は中学校のときに!友達にもらったマグを使う。Louis et Toutouシリーズね。そうでなければウェッジウッドのホームシリーズのカップ。茶器に関しても実はこだわりがあって,繊細なカップがあまり好きではない。なにせ洗っている間にリーデルのワイングラスを割る女ですから,理由は推して知るべしって感じだけど,本当の理由は割るからではなくて,口の当りが厚めなのが気分的に落ち着くから。ただしガラスモノに関しては繊細なものが好きで,瀬戸物は結構がっちりが好み。もともと器好きなのでインターネットなどで器を見始めると結構やばいことになる。ふと今朝友人がコメントで理論と感性について話をしてて,それを思い出した。コーヒーの好みだとか器の好みだとか,やっぱり理論だけじゃないわけですよ。沢山の感性と少しの理論。沢山の右脳と少しの左脳?とか(笑)今までは沢山の理論と少しの感性ってノリだったけど,直感とか感性とか,やっぱり大事よねぇ。