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March 2007 アーカイブ

March 3, 2007

21のときに

 顔に消せないしみが出来た。そのころのあたしは毎週のように,海に潜りに行っていたので真っ黒に日焼けしていた。ある日のこと,潜り終えて帰ってきたら顔の皮がぼろぼろと剥け始めた。いつものことなのであー今年も顔の皮まで剥けたかと思っていたら一箇所だけ剥け残った。まぁ明日になれば取れるだろうと思った。取れなかった。数日たった。取れなかった。冬になり色が白く落ち着くと,余計そのしみの黒さが目立った。ちょうどそのころマックのノートが出たときで,スーツを着たキャリア風のイメージ画像を撮影した。出来上がった写真を見ていたら,一緒に見ていたバイト先のお姉さんが,「あ,しみ」と言った。そのとき初めて,これは日に焼けた後の焼け残りじゃないことが解った。しみ,だった。
 しばらくそのしみと格闘した。コンシーラーで隠してみたり,しみをとるなんちゃらをあれこれためしてみたり。いつの間にか無駄な努力は止めた。しみはいまだにあり,出来た当時とどこかしら変わったところもあるかもしれない。大きくなったかもしれないし,色が濃くなったかもしれない。鏡を眺めるごとに,そのしみも眺めるわけで,いつの間にか,そのしみは顔の一部になった。いとおしささえも感じるようになった。年をとるということはこういうことかな。自分に出来たしみすら愛せるようになる。悪くない,と思った。

March 4, 2007

桃の節句

 今日は女の子の日じゃないか。あ,もう日付が変わってら。ちぇ。
 誕生日にいただいた鉢植えのチューリップが昨日一輪咲きそうだと思っていたら,目が覚めたらみんな緑色のつぼみだったのが赤になっていた。自然てすごいね。しばらく見とれていました。
 しばらくコンガをボーっと叩いていたら,昼過ぎになり,ふと見たら朝は開きかけだったハイビスカスが2輪も開ききっていた。うわー,すごい!家のハイビスカスはオレンジ色なので,濃い茶色の床と対照的に非常に華やかである。
 すごいな。春が一気に来たみたいだ。ちょっと嬉しくなった。いや,かなり,か。花粉症の薬を飲んでボケたくなかったので,薬を飲まずにマスクをして出かけた。駅のホームでおばあさんが具合が悪くなっていて救急車を呼んでいた。10人ぐらいの人があれこれやっていたので,手伝わずにそのまま職場へ。相変わらず神楽坂は人通りが多い。カフェも・・・お客さんが沢山。スタッフは若干疲れ気味。「大入りだそうか,何がいい?」と働いていたスタッフに聞くと,即答で「愛以外で」だと。だから,「じゃぁ,熱い抱擁で」と言ったら「そっち系ですか・・・いやー賄いでいいです」と遠慮された。ちぇ。
 北インド古典音楽のライブだったのだが,超満員。暖かかったのでテラスにも人が満員。ふと見ると音楽を聴きながらテラスの人たちは空を見上げたまま瞑想しているみたい。後で聞いたら満月がきれいだったからみんなで見ていた,そうで・・・。テラスにじかに腰を下ろして胡坐かいてコーヒー飲みながらライブを聞いていた人もいて,すごく自然だなぁとちょっとうらやましかった。
 花盛りの桃の節句にインド音楽,見上げれば満月。明日はもっと暖かいんだって。なんだか,わくわくしますなぁ。
 

風が渡り,そして再生が訪れる。

 シタールのウエタさんだったか,サロードの関口さんだったか忘れました。昨日出会ったアーティストのどちらがか「明日はもっと暖かいんだって」と言ったとおり,今日は暖かい。春というよりも,初夏の風の香りがする。
 朝早くからおきて,洗濯をしたり掃除をしたり。開け放った窓から花粉は容赦なく入ってきて,鼻水とくしゃみの連発。それでも部屋中の窓という窓を開けた。よどんだ気配を消し去りたかった。私は,今,再生しているのを感じる。昨日目にして感激したハイビスカスもチューリップも,今朝はもっと新しい見え方をする。コーヒーを淹れる。豆を挽いている時から幸せの香りがする。パンを焼き始める。
 ベランダでしばらく土いじりをしていた。四葉のクローバーを鉢に植え替えた。みんな植物がいっせいに伸びをしている。へんな時期に挿し木をしてしまったアイビーも一度は枯れたと思っていたけれどぐんぐんと緑が増してきている。ミニバラも冬の葉の間からいくつもつぼみをつけている。アスパラガスはありえないぐらいに生長し,新しい枝は1メートル近く伸びて行き先を求めてさまよっている。同じ鉢にはどこからか飛来したなぞの植物が育ち,黄色の可愛らしい花をつけている。やっぱり枯れてもう駄目だと思っていたルッコラも白い十字の花をつけ,倒れんばかりに茂り始めた。昨日までは縮こまっていたローズマリーも新しい芽がいっせいに伸びた。バジルは季節はずれの花を沢山つけて,ランナーから土に植え替えたイチゴの苗はいくつか根付いた。イタリアンパセリは新しい芽がミントを蹴散らすように増殖し,その影でミントはけなげに新しいライナーを伸ばし始めている。小さかったテーブル椰子も気がつけば30センチぐらいに成長している。
 洗濯が終わるころに,パンが焼きあがった。幸せの香りがする。しばらく蒸気を飛ばしてから,コーヒーと一緒に食べた。久しぶりにパンを焼いた。今まではパンを焼く行為というのは自分の中のあれこれの雑念や煩悩を解消するためだったような気がする。もう,煩悩パンじゃなくなってきている。純粋にパンを焼いて,純粋にその焼きあがった焼き色や形に感激する。
 私の中では,風がキーになっている。温かみを帯びた風が渡っていくと,いつも新しい何かがやってくる。小さいころは風を肌に感じながらいつも高台から海を見ていた。風と海はいつも一緒だった。今は海が無いけれど,風の渡る高台にいる。自分が一歩を踏み出して再生しているのを感じたのは今回で2度目である。前回は,十数年前。畳に寝転がって天井を眺めていた。顔の上を風が渡っていった後にじんわりと訪れ,そしてジャズに出遭った。今回は,今朝目が覚めて,窓を開け,風が渡っていくのと同時に,訪れた。今年は,全てのことが,変わっていく気がする。一番明らかに変わったことは,自分が存在することを肯定していることだ。自分が許せなかったことや人に対しても,優しくなれる気がする。喪ったものや人に対しても,悲しみや喪失感や感傷ではない何かが芽生えている。何かが損なわれ喪われるということは,その上に必ず何かが再生する。ギリシャ神話にも日本神話にもそういう構造が描かれている。すごく簡単で単純な仕組みなんだねほんとは。

March 5, 2007

花粉症の友

 夕飯にアンチョビとシメジとトマトのパスタを作ったので、半分だけならいいかと飲み始めたら鼻水が止まらなくなった。普段なら「もうちょっと」「後少し」、と結局なくなるのがオチだが今日は敢えなく栓をする。
目がかゆいからこすっていたら、今度は目が猛烈に痛い。涙がポロポロ出てくる。相乗効果で鼻水が垂れる。鼻をかむ。くしゃみがでる。なんだなんだ?と思ったら、パスタに唐辛子をちぎって入れたのを忘れていた。しばらく泣いていたら痛みは退いた。よかった。

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March 7, 2007

春なんだか寒いんだか…

 昨日からにらめっこをしている曲のコードがいまいちぐっとこない。歌ったりコーヒーを飲んだり筋トレしたりしながらコードをあれこれ考えてみる。こういうとき楽器ができるのは強みだよなぁ…。と、鍵盤をいじっていたらシンプルでまあまあいけてるコードを思いついた。ラッキー♪
 さて、家の中では花が満開。暖かそうだけど夜は寒いなぁ。打ち合わせで出かけようとしたら余りに寒いのでダウンを着込む。おでんに熱燗とか、いいかも。。。 

March 8, 2007

ローステッドマイルド?

 アレステッドディベロップメント?ロストワールド?いや,音遊びしてましたすみません。コーヒーの話です。家に近くに焙煎やがあるので,足繁く通っていたら,毎月ちょっとずつ豆を試せる頒布会をやっているそうな。策略にちゃっかり乗せられて,1年間取り合えず試してみることにしたのだが,前からわかっていたとおり,私が好きな豆は微妙に深入りで香り高く苦味があり,こくがあり酸味が無いタイプ。ほぼ炒りたての豆を挽きたてで淹れて飲むので毎日幸せなコーヒーライフである。
 先月の豆はケニアの豆とフィリピンの豆。ケニアはまぁまぁだったけどフィリピンはちょっと不思議な香りがした。今月の豆は本当はハワイコナだったのだが入手できなかったらしく他の豆に変わっていた。一緒にくっついてくるおまけの豆が結構また美味しくて,今月のおまけはマイルドブレンドだそうだが・・・豆を見ていると何割か深炒りのものがある。それがまたいい感じで,今日はその中のローステッドを自分でハンドピックして淹れた。美味。美味。そして美味。残りは・・・さぞかしマイルドなんだろう。手元にあったモカとブレンドしておいた。
 製菓用のちゃんとした国産胡桃を使ったパンを焼いてあったのでそれとあわせてコーヒーを飲んでいたら脳内何チャラが出まくった。当たり前のことだけど,材料からこだわるとやっぱり丁寧なものが出来上がって,それを食すると,ちゃんと幸せになる仕組みになってるんだなぁ。
 さてさて,コーヒーを飲むとき,大抵は中学校のときに!友達にもらったマグを使う。Louis et Toutouシリーズね。そうでなければウェッジウッドのホームシリーズのカップ。茶器に関しても実はこだわりがあって,繊細なカップがあまり好きではない。なにせ洗っている間にリーデルのワイングラスを割る女ですから,理由は推して知るべしって感じだけど,本当の理由は割るからではなくて,口の当りが厚めなのが気分的に落ち着くから。ただしガラスモノに関しては繊細なものが好きで,瀬戸物は結構がっちりが好み。もともと器好きなのでインターネットなどで器を見始めると結構やばいことになる。ふと今朝友人がコメントで理論と感性について話をしてて,それを思い出した。コーヒーの好みだとか器の好みだとか,やっぱり理論だけじゃないわけですよ。沢山の感性と少しの理論。沢山の右脳と少しの左脳?とか(笑)今までは沢山の理論と少しの感性ってノリだったけど,直感とか感性とか,やっぱり大事よねぇ。

不二家考

 横浜の小学校に通っていたころ,日之出町からスクールバスに乗っていた。今日之出町に仕事でいっても全くその記憶とリンクしなくて結構笑えるんだけど,駅前に不二家があった。正確に言うと今もある。今回の出来事で不二家も大変なことになっているけれど,先日友人と車で走っているときに不二家のファミレスに結構人が入っていて安心したりした。
 不二家に関して,別に特に思い入れは無いけれど,一つだけ忘れられない思い出がある。私が勝手に考える児童心理学的傾向からすると,学校と家が近いと忘れ物が多いのだけれど,私の場合近かろうと遠かろうと忘れ物が多い子供だった。学校までスクールバスがなければ1時間強かかるのに,どうしても出さなきゃいけないプリントとか学校に平気で忘れてきたりした。
 ある日のこと,理科のプリントを週明けに出さなきゃいけないことを思い出した。かこちゃんと話をしていてプリントがない,と土曜日の昼間に大騒ぎ。もうこの世の終わりぐらいの感覚ですよ。たかがプリントされどプリント。近くに同じ学校に通う子供など住んではおらず,焦りまくる娘。母,呆れ顔で一緒にとりにいこうかとしぶしぶ提案してくれる。娘,もう必死なので即決。土曜日の午後,学校に向かいましたとさ。
 遠かったねぇ。遠かった。そのときに母と日之出町の駅前の不二家に入ったわけです。今と変わらずホットケーキが好きだったようでパンケーキを頼んだら,赤いソースが一緒に。食べて無言な娘。母も一口。一応無言な娘をみて何か感じ取っていたらしいけれど,「これ,不思議な味がするね」と一言。同情からか本音からか解らないのだけれど,パンケーキのソースがなぞな味がしたらしい。今確かめに行きたい気持ちでいっぱいです。私の直感では,今のあたしの味覚からすると結構好みな味のソースなんじゃないかと思うわけ。でも数十年前のメニューがそのまま残っているとは思えず,それとは別に,ミルキーを見るたびに,不二家頑張れ,と同情するミルキー好きのあたし。
 不二家だけじゃなくて,なんていうか,全てのことは謙虚じゃなきゃ駄目なんだなぁとおもう。驕っちゃ絶対駄目なんだよね。丁寧さとか,とっても大切だと思う。人気だのブームだのなんて一時ですぐ消えるし,定着した評価があるからって,見てないからいいだろう,見えないからいいだろうって,そういうのは駄目なんだね。壁に耳あり障子に目あり。よく子供のころに怒られた「誰も見て無くても神様が見てるよ!」って。えーーーーかみさまぁ??って思うけどさ,案外そう考えていて正解なんじゃないかと不二家の行く末を心配しながら思ったりした。

March 9, 2007

惚れました

 今日改めて聴きなおして,いやもう,その色気にくらくらです。ケヴィン・マホガニー。エロス!ちょっとじっくり聴きたかったので,ヘッドホンで大音量で聴いていたら,もう鼻血出るかと思った。押し倒したいです。ジュリーロンドンを聴いて悩殺される男子が沢山いるのと同様,といえば想像に易いかと。まぁ,ジュリーロンドンの場合女子が聞いてもエロイけどね。っつーか,両者の色気があたしの歌にも欲しいです。キーはあれですかねやっぱり,ウィスパーボイス?

 ケヴィン・マホガニー
ケヴィン・マホガニー

 あたしが持っているのはこのアルバムじゃないんだけど,ないので別物を載せとく。ウェブで見てたらモンクの息子とアルバム作ってんだ。セロニアスモンクの息子ってドラマーだったんだ!知らなかったなぁ・・・。しかもこの写真そっくりじゃん。でもお父さんよりもさらにかっこいい♪このアルバムは買ってみようかなと思った。ニーナフリーロンも歌ってることだし,案外いいかも。

モンク・オン・モンク
モンク・オン・モンク
 
 などと考えていたら,なんだか無性に歯茎が痒くなってきたので,歯茎ブラシでゴシゴシ1時間ほど音楽を聴きながら磨いていたら血だらけになりました。鼻からではなく歯茎から故意に出血。あほですね。何事もやりすぎはいけないっつーこったね。もしかしてこの歯茎のかゆみも花粉症だったり??あるね,ある。ちなみに,歯茎ブラシは歯周病の予防にとてもよいです。しかも気持ちがよい。歯磨きフリークにはもってこいのブツです。電動もありますが,手動のがよいです。痒いところに手が届きますまさに(苦笑

構成力

実は、十年前ぐらいまで美容室なんて大した差はないだろうと思っていた。美容師にもさほどの差はないだろうと。髪型にこだわることが無かったし興味もなかったから。
 ある時友達に美容室を紹介された。別にどこでも構わなかったのでその紹介された美容室に行って友達がいつもやってもらっている美容師さんにお願いした。スガシカオ似の美容師さんで媚びるところがないし無駄に自信を持っている風でもない。その日はなにも違和感なく終了。お疲れ様またどうぞって感じ。
 でまた数ヶ月経ってそこに行った。スガシカオ似の美容師さんは今度はかつての坂本龍一みたいな髪型でガンメタのジャケットを着て袖を折っていた。しかも赤い縁のメガネをかけていた。その日も彼のスタイリッシュな装い以外には違和感なく終了。美容師さんはもうちょっとマメに来ていただけると傷んだ髪もなんとか出来るんですが…と言う。まぁ潮で焼けてボロボロの髪だったのでそう言いたくなるのもわからないではない。
 何度か足繁くとは言い難いペースで通い、髪の色を変えてみたり髪型を変えてみたり。都度考えるのが面倒なので余程方向性が決まっていない限り「おまかせ」でイメージだけ告げる、という妙なオーダー。それを「フフン、かかって来たまえ」風にニコニコしながらこなすスガシカオ。
 ある日また伸びて傷んだ髪の毛のまま美容室に出向き、「あたしに似合う髪型にしてください」と告げると「わかりました!任せてください」とスガシカオ。三人がかりでできあがった頭は見事なまでのスパイラル。確かに似合った。まるでこの髪型のまま生まれてきたみたいだった。周りの女性からは大好評。周りの男性からは退かれまくり。職場の上司は目を丸くし父親はライオンみたいだと笑った。
 その時わかったのは、スガシカオ似の彼の構成力の素晴らしさと、世の中の男性の大半は強い個性を好まないようだということ。親友の和美は凄くセクシーな髪型だと誉めてくれたし、実際凄くいかしてた。
 ところがそれ程日にちが経たないうちに根元が伸びて、疲れたおばさんみたいになった。出来上がったばかりのあのセクシーさは野暮ったさに変わりちっともいけてない。根元だけまたかけ直してみたけれどどうにもその野暮ったさは抜けない。嫌気がさしてきてスパイラルを止めることにした。そのように告げるとスガシカオはひどくがっかりして、でもよくわかりますと言った。
 その後も「色っぽい髪型に」とか「大人っぽくセクシーに」とか「ぐっとくるやつ」とか「エロで!」とか,パーマとか色を変えてとかあれこれ実に抽象的な注文をつけ、その度に「わかりました!任せてください!」と私の髪をいじってくれた。彼の得意分野はどうやらセクシー系だったらしく、「もう、得意中の得意ですよそれは」と後々言っていた。
 髪の毛黒くしてストレートにしようかな、と言ったときスガシカオは実に意外そうな顔をして「どうしちゃったんですか、今度は似非清純派ですか」と言った。十年近く経つとそんな言葉も出るようになり、その頃には彼は独立して自分の店を恵比寿に構えていた。そして続けてこう言った。「まぁ、似非でも続けていたらいつかは本物になるかもしれないですよね」「藤野さん程のめんどくさがりの方には矯正をお薦めします」そしてその後何年も続けることになる黒髪のストレートになった。
 何度か引っ越して店が遠くなった。家から駅に行く五分間に無駄に美容室が多いので制覇しようとスガシカオの店ではないところにいくつかいった。どこの美容室を出る度になんか違うんだよなぁと違和感を感じた。髪の毛をセットしてもらうのでもやっぱり違和感を感じた。スガシカオ似の彼の構成力の素晴らしさを改めて実感した。何度目かの試行錯誤の後で、次回はやっぱりスガシカオにお願いしようと思った。そして私は,いまだに「似非」が取れもせず,清純でもないままである。

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March 10, 2007

ギター&ベース兼用ヴィンテージアンプ

 えーと,私の,ではなくて,私の友人のコレクションするギター&ベース兼用ヴィンテージアンプがあるんだけど、どなたか大事に可愛がってくださる方にお売りしたいそうな。
 画像はまた来るようなのでそしたら載せます。詳細は以下。
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 70年代に製造された「Polytone Mini-Brute2」という米国製アンプです。Jazzギタリストとベーシストは知らない人はいない程、定番中の定番アンプです。もちろん現在も販売されているけど、いくつもモデルチェンジしています。
 Polytoneの中でも70年代に発売されたモデルは、名機とされるくらいJazzミュージシャンにとって最も人気の高いモデルで、ジョーパスもバーチュオーゾでジム・ホール、ジョージベンソンなども好んで70年代のPolytoneを愛用していました。
 現行モデルと音が全く異なり、70年代モデルは真空管アンプのようなウォームな音がしてます。70年代のモデルは、今ではめったに手に入らない貴重なアンプです。
私の所有している70年代Polytone Mini-Brute2は、経年のわりにはたいへん良いコンディションで、大きなキズや凹み、よごれもなく、つまみの割れや、動作 も問題ありません(もちろん中古ですが)。もともとがベースアンプなので、アップライトベースにピックアップをつけてPolytoneで鳴らしても、とてもよい音がします。
 最近では、ほとんど市場に出回ることはありません。私も苦労してようやく19万円で手に入れましたが、他にも自宅にメインアンプや他のアンプをコレクションしていて、機材整理の目的で手放そうと思っています。
 もし、興味がある方がいらっしゃればお売りいたします。 ずばり15万円でお売りしたいと思ってます(70年代モノは最近では、めったに 流通しませんが、もしコンディションの良い状態で相場19万円~20万円くらいだと思います)。
 アンプは自宅で私本人が所有しているしよければ音だしもできます(信用モノです)。

*他の方にも声をかけていますので、売り切れ場合は御免なさい。
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だそうで。興味がある人がいたら私に連絡ください。

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March 13, 2007

あな,うれし

 今日は酒屋バーでライブでしたが、大学時代の友人が会社のお友達と来てくれた。大学時代の友人が仕事やプライベートでうまく行っている様子に触れる機会があるとなんだかとても嬉しい。大学で哲学を勉強した我々は案外社会不適合なんじゃないかと。でもみんなちゃんと前に進んでいるようで、それぞれの選択肢は異なるけれど、この先もいい歳の取り方が出来ればいいなぁと思った。友人の会社のお友達の中に妊婦さんがいらしてもっと胎教になるような曲を歌ってあげたらよかったなと後で思った。次回は是非。
 そして今日はさらに嬉しい人が遊びに来てくれた。今は大阪に住んでいる同じく歌手の友人で、私が今まで受けたたった二回のオーディションのうちの一回で出逢い、メールやウェブなどで何度か連絡を取り合っていた加藤真由さん。酒屋バーでは母上の加藤葵さんにはお目にかかったことがあったのですが、丁度今回帰省されていて時間が合えば遊びに来てほしいなぁ、また再会したいなぁと願っていたのだけれど、念願かなって再会!
 二度目とは思えない程の親しみやすさ。すごく嬉しかった!真由さんが遊びに来ていると聞きつけていろんな方々も後からいらして楽しい夜になった。
 次回の酒屋バーは3月26日です。もちろん女性に優しいジャズバーの日。女性に優しいジャズバーの日は美人が沢山来てくれてほんと癒されます。カウンターが女性で満席になっている様は圧巻。次回もそうだといいなぁ。ムフ♪

トマトのパン

 実は美味しい。前回ライ麦粉と強力粉を配合して作ったんだけどいけていたのでまたつくろうかなと。でも強力粉が残り少なかったのでライ麦の分量を多くしたのと,めんどくさがってドライトマトをきらずにそのまま入れたので,ちょっと違う感じになった。
 生地自体はきめがあらくなり,トマトパンのよい感じの風味が損なわれておりました。ま,食べるけどね。ドライトマトを使うよりもトマトジュースを使った方が手っ取り早いのかもなぁ・・・でもドライトマトをあえて使いたい!だったら切ればよかったのに,とパンが訴えています。へいへい。フランスパンの生地で今度は固めに作ろう。美味しいトマトパンを目指すのだ!
 と,ここまできて,前回作ったときハーブを5種類以上入れたことを思い出し・・・今回は・・・入れてないことを思い出し,それじゃ味が美味しくなるわけがないと判明。俄然リベンジに燃えるパン焼き職人であった。

確定申告と散歩

 昨日ふと仕事から帰ってきて,確定申告の続きをやることにした。データを途中まで打ち込んでふと気がつくと明け方。窓を開けたら寒かったが,いい気分。早起きは・・・といいたいところだけれどお休みムニャ。数時間後にかこちゃんからなにやら電話がある。内容を覚えていない。その後鼻が詰まっておきた。4時間ぐらいしか寝てないじゃーん。あ,でも申告の続きやろう。モクモク。単純作業は好きだ。ついでに内訳書も作っちゃって添付を貼付して押印しておしまい。コーヒーを飲んでトマトパンを食べて洗濯をしてぐだぐだすごす。
 イチゴちゃんのカバーを買いたかったのでお散歩に行こうかなぁとお持っていたのだが,高井戸に美人がいるので連絡をしてお茶をすることにした。地元まで来てもらって私のいきつけの豆屋でお茶。花粉症大フィーバーでぼけーーーーっとしたまま。だらだらとまた話をして,彼女を家まで送りがてら散歩。時々こうやって他愛も無い話をしているのは非常にリリースされるし,リセットされる。ゆるい午後。
 お目当てのハーブの苗もイチゴちゃんのカバーも売ってなかったけれど,パンの粉をかって図書館に行って利用申請をしてリサイクルセンターを冷やかして銭湯に行った。普段は混んでいるので入らないジェットバスみたいなお風呂もスカスカでふーん,と思って入っていたらおばちゃんがあれこれ説明してくれた。エステジェットとかいうのが人気なんだそうな。その後ミストサウナでくらくらするぐらい温まってから露天風呂で夜空を眺めていた。すごく,贅沢だし幸せだと思った。今この瞬間世界一幸せもんだろうなと思った。それから普通のサウナに入ったらお尻をやけどしそうだったのでさっさと出てきた。その後スーパーで買い物をして帰宅。ぎりぎりまだ銭湯のぬくもりが残っているぐらいの距離。またいこーっと。

March 15, 2007

I'v got something

昨日の夜から頭痛を引きずって
一日中うつらうつらと浅い眠りに身を任せ
あれこれと夢を見た気がする
誰かが何か歌を歌っていた

それだけ覚えている

乗り越えられない試練は目の前に提示されないのだろうけれど
今回目の前にある厄介な代物を眺めているうちに
一体自分が何を目指しているのかがよくわからなくなった

苦しくて涙が出る

迷ったら,初心に帰ればいい

幼いころに聴いた歌声をかけてみる
目を閉じて深く息を吸う
音が声が歌が
私の中に深く深く沁み込んでいく

解放されて涙が出る

あの日彼女はあたしに告げた
「回り道をしていると思っていても,その間に得るものは沢山あるのよ」
そうかもしれない

今目の前にある試練は
今のあたしにはまったく意味が無い回り道だと思うけれど
苦しいと思うのはおそらく
あたしの直観のどこかがやるべきだと告げているからで


だいじょうぶ
まだ,やれる
あたしはあたしが目指す何かを
いつか見つけるだろう

おそらくそう遠くは無い日に

勝負デートにおすすめのライブ

と,まぁ数人にはメールでお知らせしておりますが,明日はライブです。
だからなんだというわけでもありませんが
えーと,一緒にやる「ごめんね」はいいバンドです。
疲れたあなたの心を・・・橋本さんのギターが癒します
(注:あたしの歌ではありません。あたしはむしろ癒されている方です)
勝負デートにも最適です。
まぁ要するに,ごめんねのサウンドを一緒に聞いていたら,お目当ての相手もあなたと恋に陥るってもんです。

じゃぁお前はどうなんだ!って感じですが,あたしは・・・すでに彼らの音にメロメロです。
そんな幸せのおすそ分けを,いかがです?

2007年3月16日(Fri.) @Akagi Café 19:30~ MC ¥ 2,000
Funk/Soul/Blues/Jazz

Hot and Cool

ファンキーなオルガンサウンドとグルーヴ感を前面に押し出したバンド”ごめんね”と透明感のある歌声のコラボレーション

会場 : Akagi Cafe@神楽坂(03-3266-7707)
時間 : 19:30~20:30/21:00~22:00
出演 : ごめんね / 藤野めぐみ
※ ミュージックチャージ 2,000円

March 17, 2007

んー

 胃が痛い。食べすぎ。けぷ。

March 19, 2007

大発見と何気ない一言

 なんと!頼りになる兄貴だと思っていた人が同じ学年でした。ひゃーはっはっは。あたし寄り道長すぎだなと笑
 また、それが発覚したときに同席していた女性とその後何となく話していたらすごく癒された。芯の健全な人だなぁと。誰かのそういうところに触れるとすごくパワーを貰える。
 深く感謝

 さて,深く感謝しつつ,昨日の出演者の忘れ物を届けに吉祥寺へ。チャチャハウスというすごいイカシタお店へ。楽しそうにライブをやっていましたよ。昨日とはまた少し変わってぐっとアダルトな感じで。うぅ~ん素敵。
 終わって忘れ物を届けてから,サムタイムへ。なんと!今日は師匠の清水秀子のライブでした。終わり15分だけ聞けましたが,いきなりの曲がI'm fool to want you.大好きな曲です。何度もあなたから離れようとしたのに,戻ってしまう私の心は,今回こそは離れなければ。でも・・・,という曲です。いろいろ考えさせられたなぁ。。。いつかは歌いたい曲です。そしてライブの終わった師匠とあまりに久しぶりの抱擁を交わしてパワーをもらいました。短い時間に的確なコメントをもらい,解らなかったら来な!と力強い言葉をいただいて,岐路に。帰りの電車の中で金曜日ライブでご一緒したドラムの小泉さんとばったり。つらつらと話をして地元について,今日一日の出来事について考えていた。
 結論。全ての物事は啓示に満ちている。みんなに感謝。愛をこめて。
 

明日へつながる今

 今日目が覚めてパソコンを立ち上げたら,作業が山積になっていた。あちゃー。大切な締め切りを忘れていたので,それ関連で確認をとらにゃならぬことが山積。メールと電話の嵐。何とかお昼過ぎにはひと段落して,渋谷に買い物に行った。いやー,渋谷って都会だわぁ。人がいっぱいいるし,空気があんまりよくない。けど,雑踏の中にいると案外一人で落ち着いたりもする。
 譜面や教本をいくつか手に入れた。正確に言うと先の誕生日のときにありがたいことに音楽ギフト券をいただいていたのでそれで購入した。同じ建物で鍵盤楽器も売っていたのでレスリーのスピーカーを見たりして癒された(笑)音楽関係の書籍を眺めていたらどうしても手に入れたくなったけど,はじめの店に無かった本が出てきてしまったので数件本屋をはしご。どこにも無かったので家に帰ってきてネットで検索して発注。ま,いっか。
 それからひたすら今日購入した教本を読み漁り,読んでいたら,教本の内容だけでなく,コラム欄にひどく納得した。「認められないことを人のせいにする輩がいるが,認められないのはひとえに自分のせいだ」とか。「積極的に行動していれば結果は後からついてくる」とか。すげー,人生本みたいじゃーんと感激したので,音楽ギフト券を下さった方に深くお礼を申し上げつつ,その話をした。。その方から音楽ギフト券をいただくにいたらなかったら,この本に出遭ってなかったかもしれないから。
 昨日からの一連の動きといい,そうだ,深夜に来たR&B?ファンク?バンドのリハの連絡といい,今日のこの示唆に満ちた教本といい,全てが明日につながる今なんだなぁと思った。きっとでも,日々そういう啓示に満ちているんだろうね。それを気づくか気づかないかは自分の気持ちのありようなんだなぁ。全てが動き変わっていきます。そして,そんなときに,部屋のハイビスカスがまた一つ咲く。cool

March 21, 2007

予知能力とオヤジ

 鮭トバってなんて美味しいんだろう。らっきょってなんて美味しいんだろう。焼酎ってなんて美味しいんだろう。鮭トバとらっきょを肴に焼酎をちびちび飲んでいてふと,「こういうのを好むのがオヤジならば,われはオヤジか?」と疑問が持ち上がる。えー??ま,それを好むとオヤジと呼ばれるならば,オヤジでも善いかと思ったり。
 今日は不思議な一日だった。PCの上に備え付けてあるツッパリ棚が朝落ちてきた。その音で目を覚ました。その棚に水が置いてあったので,PCやばかったんじゃないだろうかと思ったら,大したことはない。でも,昨日ふと,この棚落ちたら困るな,と思っていた矢先だったので,もう少しまともな予知能力が働いていればこんなことにならなかったなと思った。
 で,まともな予知能力を養うためにはやっぱり家の中もこんなに汚かったら養われるものも養われない!と,朝早くから大掃除。机の周り,テーブルの上,寝室,いろんなものを片付けていろんな物を捨てた。洗濯をして掃除機をかけた。ハイビスカスが咲いていた。日が昇ってきたのでベランダの植物に水をやり,栄養剤もついでにあげて,外のイチゴちゃんのご機嫌を伺い,コーヒーを・・・あ,豆切れしてる・・・ガーーーーン。
 あれ,ちょっと待てよ,あ,あたし免許の更新に行ってない!今日行こう。そのために与えられた一日だったのか。そのついでに豆も買おう。そう思い立ってしばし練習をし,さて出かけようと駅に向かうと・・・2分前に人身事故が発生しまして,電車の運行を見合わせております・・・だって。駅員さんの話を聴くと,中央線も人身事故で止まっているそうな。にっちもさっちも。時計を見たら予定していた書き換えの場所の受付には間に合いそうに無かったので,家に帰る事にした。
 と,18日からパスモとスイカの相互利用が可能になっているからモバイルスイカで改札を通り抜けていたので,払い戻ししてください,と言ったら「無理です」と。ええええ?モバイルスイカは駄目なのぉぉぉぉ??いみないじゃーーーーーーん。なんか変な紙切れもらって泣く泣く帰りました。ちぇ。もちろん帰り道にはコーヒー豆を買いに行き,そこではあたしの目指していた豆は売っておらず,はぁーこれは家から出るなって事だったんだなぁ。
 つまり,予知能力は・・・ないらしい。とほほ。予知能力のないオヤジじゃ,ただのオヤジじゃん。ちぇ。

March 22, 2007

我流でございます

 昨晩のこと、いろいろ打ち合わせをメールと電話で深夜やっていた。一段落して、さてコーヒーでも飲むかと思っていたら電話が鳴る。見ると上司から。さっき電話を切ったばかりだったので何だろうと出ると、明日大切な席があるのに、花を生けるのを忘れたという。
 あれこれどこに頼もうとかどうしたらいいかなどと話していたらめんどくさくなって来たのでつい「私やりましょうか」と。すると上司は「え?できるの?」ときく。出来る出来ないではなくてやるかやらないかの話なんだけどなぁ。わらいながら、花生ければいいんですよね?大したことないよ、多分と言ってみた。えーならばお願いしたいかも!と上司が言っているのでほかに手段がなければね、と言っておいた。
 えー結論からもうしますと、他に選択肢がなく生けました。分かったこと。私は食べられる物と飲めるもの以外興味が持てないってことと、お花をいけるのは難しいってこと。でも,この大切な席に出られる皆様がみんな幸せであればいいなぁと思いながらいけました。いけたっていうか,デザインした。花の立ち姿としなだれ具合を。ばらすんだ!とか思いながら(笑

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 ちなみにあたしは,前衛の造形モノなら理解できる気がする。お花はちなみに桃とこでまり。桃はお部屋が暖かくなると花が開く仕組みなのだ。開いたかなぁ。上司に後で聞くと,ありよあり!よかったよかった,と喜んでくれました。新たな世界が開けるのか?いや,ないだろうな。相変わらず食えない,とか思うんだろう。花より団子です。確実に。

March 24, 2007

感激すら覚えましたが

 今日はかこちゃんのお茶教室第一日目。第三者的に,生徒として母親のお茶のお手前を見ることなどめったにないのでかなり実は楽しみにしていたのですが・・・実は半分冷やかし気分だったりさくらの気分だったり・・・。が,始まってすぐにそりゃー大きな勘違いをしていたことに気がつきました。自分の親のことを自慢げに語るのはどうかと思いますが,まぁたまにはね。すごい面白かった・・・。というか,だてに20年以上もお茶やってないなぁ,この人は,と感心しました。たった2時間でお茶の入口から総論を語れというひどいテーマ設定だったのですが,それを難なく?こなし,ちゃんと自分は着物を着てきてかわいい春の茶菓子も用意してくれていて,なんか改めて尊敬のまなざし・・・。この人ってすごいのかも実は・・・。
 私はひどい生徒で,筆記用具も何も持参せず,破れたジーンズで参加。あたしが正座が出来ないという理由でテーブル茶道(立礼りゅうれい)のお手前を企画したのですが「誰か犠牲になってお客さま役をまず最初にやってくださる方いらっしゃいますか?」ときたものだ。私以外に誰がいよう・・・。しょうがなく「では私が」と申し出ましたが,みんなちゃーーーーんと筆記用具持参でメモまで!あたしは全部右から左でした。何年通っても初心者クラスかも!
 まぁ,あたしの駄目生徒ぶりはみんなの反面教師にちゃんとなったし,それはそれでよかったのだと納得したのだけれど,私が一番面白いと感じたことは,お茶をやると派生的にいろんな日本文化の知識を身につけることになるということ。焼き物好きなので茶碗は大好きだし布の話も面白かったけれど,正客,連客,末とお客さんの並び方があって,遠慮して一番端で善いですというと礼儀作法を知らないと大変な目にあうということも解って面白かった。末の客の所作でその場の雰囲気が壊れることもありうるそうな!あたしは「間に挟んでください」の(常)連客になりそうだ。また「時間がないから早くせい」と相手を促すときに「時が移ろいますので」という言葉を使っていたり,「法があって法なし」がお茶のたしなみ方だというのもトリビアでした。そしてこれはあたしには一番重要でしたが,茶さじを亭主があげたら「お菓子食べていいよ」のサインだとか!
 お茶を知っている人も知らない人も楽しめる時間だったと思います。確かに大きくなってから「お茶の簡単なお呼ばれの仕方」を知らないときく人がいなくて結構恥ずかしいかも。次回ちょーーー参加オススメ。4月中にあるらしい。でもあたしは,お茶菓子は手でつまんでぽいっと口にほうばるのが,好きですが・・・。緊張する?まさか。お手前が出来ない?大丈夫,あたしもできない。ちなみに今日は男性はお一人でしたが,男の人がお茶をやるのはかなりかっこいいです。ちゃら男が「おれお茶できるんだぜ」とかいっていきなりマイ茶筌取り出してお茶点ててくれたら惚れるかも。って,そんなシチュエーション自体ないね,ない,ない。
 そしてお茶会を終えたかこちゃんと山梨からお茶会に来てくれた友人とそのお友達とカフェでコーヒーを飲んでいたら,カフェのお客様が神楽坂からご実家に引っ越すそうでお父様とお茶をしに来てくれました。元気でまた会おうね!と挨拶を交わしていると,あれれ?八ちゃん登場。あーん,もう少し早くきてお茶会にぜひ参加して欲しかったよぅ。次回また懲りずに誘うね!と脇を見ると,フランスに帰ったはずのジャグラーのオリヴィエさんがテラスにお友達と座っている。あれ?いつ帰るの?ときいたらもう一度帰ってビザを取り直して戻ってきたそうな。へー。その後オリヴィエとオリヴィエさんのお友達と3人で音楽とジャグリングと哲学と「This is Jazz!」と思うものについて話をした。
 いやー,楽しかった。今日とっても有意義だったなぁ。明日も頑張るぞぉぉぉ。

March 25, 2007

得意なこと

 えー。得意なこと。説明を読まずに大抵の家庭用オーディオぐらいなら接続も取り扱いも出来ること。組み立て家具も適当にくみ上げられること。PCも適当に接続設定できること。実は以前の派遣先でも適当に社内LANの構築とかやっていた。
 一昨日になるのか。PCラックが届いて寝ぼけ眼で受け取って(というかおきていたけど脳みそがおきてなかった)その後べりべりと包みを開け,またてきとーに組み立て始めた。ふむふむ,許容範囲の色だなと思ったりしていたらとても楽しくなってきて組み立てに夢中。朱色のマイドライバーを持ち出して鼻歌を歌いながらあれこれ仮止め増締めなどしていて,最後にキーボード用のスライドボードを取り付けよう!これで完成だ!と思っていたら,スライドボードが先に取り付けたレールに入らない。えー?なんでよ。左右対称につけてるじゃん。と思ったら,よく見たらレールのエンドがこっちを向いていた。前後反対でした(笑)入るわけない。時には取扱説明書を読むことも大切だなぁと反省。
 これでPCの上の突っ張り棚が落ちてきて目が覚めることもなし。よかったよかった。なかなか快適です。狭くてコンパクトで秘密基地みたい。狭いとこフェチな私にしてみたらなんかとても居心地の良い場所になりました。
 注)組み立て解体分解は得意ですが,時々二度と元に戻らなくなることやありえない形になることもあります。

March 27, 2007

日々お笑いですから

 今日は酒屋バーでらいぶでしたが,すごく久しぶりにギターの杉山泰史さんと!いやー,杉山さんのギターまた音色が一段と美しい気がしたのは気のせいでしょうか??帰り道一歩一歩踏み出すたびに今日は楽しかったなぁとじわりじわりとするめのように感想がこみ上げてきました。
 ライブに出かける前に,今日がぎりぎり免許更新の最終日だったので急いで警察署へ。一応優良ドライバーなので警察でも書き換えられる。ラッキー。で,警察署に着くと,おまわりさんたちが口々に「あぶなかったなぁ,今日で最後だったじゃない!」とみんな心配してくれた。あれ,そんなに重大なことだったのか。
 今年からIC化されたそうでいつもと手続きの勝手が違うぞい。暗証番号が必要なんだそうで,その暗証番号を忘れると大変なことになるそうで,でも受付時間締め切り間際に行ったのでよくわからず番号を決めて入力。促されるままに視力検査。その後写真を撮る段になって,「きれいに撮ってください」といったら「そりゃー普段の行いと人間が出るんだよ写真は」と言われた。ひえーーーー。で,気取って写真を撮ってみたら撮ってくれたおまわりさんが「今年に入って3番目にいい写真だ!」と言ってくれた。「まじっすか?」と言ったら「でも,三番目だよ?」と。そのでも,ってなんやい,でもって。
 どんな写真になるのかわからないまま,講習を聞く。実はこの講習が結構好きである。へー,とかほーとか思いながら短いビデオを見て話を聞いて終わり。免許証を受け取ると・・・私は「茄子」みたいな顔してました。ってことは,普段「茄子」みたいな人柄ってことか??茄子みたいな人柄って・・・。
 まぁいい,深くは追求せず,その後茄子みたいな腫れた顔のままはよくないと歩いて帰ることに。途中あれこれより道をして手にはだんだんそのたびに荷物が多くなり,重くなり・・・家に着いたら1時間半かかってました。
 その後準備をして酒屋へ。ライブの内容はどうだったのかなぁ??本を読んでリズム感をよくしようと思ってやった動きで首を痛めている話とか,茄子写真の話だとか,スーツにカビが生えた話だとかそんなことばっかり覚えています。。。ネタに尽きないなぁ,とマスターに言われたので,ええ,日々お笑いですから,と言ったら爆笑されました。

March 28, 2007

ゴリラvsフルーツイグアナ

 今朝起きたら,花粉症がひどい。まーよくもまぁ毎日毎日花粉症のネタが書けるなと思うぐらいだが,こうしている間も鼻水が勝手にたれてくる。柔らかティッシュのおかげで鼻の周りはむけずにすんでいるが,鼻をずっとかんでいるせいで,また頭痛がひどくなった。市販の花粉症のクスリを飲むと手足がしびれたり体温が下がって動けなくなったりすることも時々あるのでやっぱり耳鼻科にお世話になるかな・・・。
 今日はその鼻水,頭痛,体温低下,のオンパレードでして,それなのにおなかがすいてむしゃむしゃとフルーツを食べる。食べても食べても空腹感がなくならない。それを聞いた人が「ゴリラみたいだね」だそうで。おいおい,茄子の次はゴリラかよ。と思っていました。でも本当は茄子なんて可愛いもんじゃなくてかばかもしれない。実際のかばは結構かわいいが。どうせならフルーツイグアナ辺りがいい。って大して変わりがないか・・・。この空腹感がなくならないのも薬の副作用なのかな?と勝手に言い訳してみる。
 花粉症のクスリと頭痛薬を飲んで,鼻にティッシュつめたりしてなんとかかびたスーツをクリーニングに出したり仕事をしたりしていたのだが,もうこらえられなくなって布団に入った。暖かいというのに寒くてならん。一眠りした。寝ているのに体温が戻ってくるのがわかる。変温動物から恒温動物になってるみたいな実感。
 あれやこれやの電話でおきるともう夜中だ。作業の続きをしようと思ってPCの前にきたら,植木等さんが亡くなっていた。うちの虎さんは植木等の振る舞いと藤田真の見かけの人だったので,大好きだったので,なんだかすごくやりきれない思いになった。私という人間は,自分にリンクしている人や事柄に関してはすごく感情的に入り込む,すごく単純で解りやすい生き物だなと思った。地震の被災地の人たちはとっても大変な思いをしているのに,花粉症ごときでへこたれたりしている。ちょっと浅ましくてそんな自分に辟易した。でも,万人に対してちゃんと思いやりを持って接することが出来たり,多少のことではへこたれない強さがあれば今の私の状態ではないだろうし,マザーテレサやガンジーやTutuやキング牧師みたいになっているのかもしれないのだから,そう考えると私を私たらしめている要因の一つなのだなとしみじみ感じてしまったりする。
 それにしてもだ。インターネットニュースというのは一覧だけ見ると結構すごい。植木さんの訃報だけじゃなくて,「浴槽に女性死体」だとか「木星の8倍の巨大惑星を発見」だの「輪島の地震での液状化現象」とか。出来れば「木星の8倍の巨大惑星を発見」のロマンが溢れる感じが沢山がいい。

March 31, 2007

桜の咲くころ

 昨日とても暖かかったから,いろんなところで桜が満開になっただろう。桜の花を見ると,気が狂いそうになる。そんな花の勢いに負けてしまったのだろうか。あまりの花の美しさにそそのかされてしまったのだろうか。ここのところ人身事故が多い。今日も帰りに乗り換えようと思ったら電車が止まっていた。
 今日は昨日とうって変わって日が落ちてからぐんぐんと寒さが増してきて,最寄の駅についてからの帰路が非常に辛かった。春はいい季節なはずなのに,どうして悲しいことや辛いことが起こるんだろう。桜を見ると切なくなる。そんな気持ちはわからないでもない。桜は私の友人の記憶と直結しているから,どうにもやるせない気持ちになるが,でもどこかで,草木がのびのびとその枝葉を広げて成長する様を見たり,暖かい風を感じたりしてわくわくした気持ちになったりもする。
 出来うるならば,自分のペースで,自分の感じたように自然や世界や宇宙を感じ取れたらいいと思うし,自分のペースで自分のやり方で表現していきたいと思う。人はすごく強くて,かつ,すごく危うい。強靭で脆い。今までは,私は自分ひとりで生きているような感じだった。最近すごく自分がいろんな事柄とつながっていて融合していると感じるようになった。自己と自分の外側との線引きが難しくなってきた。そうなると,自分を切り離して消し去るという作業が非常に難しい気がする。存在を消そうと思うと,常に存在は全ての物事にリンクしているので自己を認識しない限り,存在はもともと消えてるから。最近ではその自己認識すら怪しくなってきていて,なんというか,自分が地面の隆起物みたいに感じることもある。
 説明しようとすればするほどどつぼにはまるので,この辺で。何を言いたかったかというと,命は自分のものであって,一人だと感じるかもしれないけれど,全自然的に,というか全宇宙的にというか,全てとリンクしていて実はそのリンクの延長上に生かされているんだと考えたら,命は一人のものではなくて,存在を消してしまう前に,目の前にある困難から別の形で逃れる方法を選んだらどうだろうか,ということを言いたかったんだけれど・・・。こんなことを言うのはおこがましいなと思い始めて,でも書いちゃったから,伝わる人に伝わったらいいなと。また別の機会にもう少しまともな形で書こうと思う。Love and Peace。

融けて還る日

このからだは
全てにつながっていて
このからだは
いつか自然の一部へと融けて還る

私の足は
足の裏の大地へと脈々とつながっていて
のぞめば広大な愛情をそこからからだという器に注ぎ込むことも出来る

私の手は
くうにただあるのではなくて
空へ大気へと脈々とつながっていて
のぞめば膨大な情熱をそこからからだという器に注ぎ込むことも出来る

私はそうやって沢山沢山注ぎ込んだ愛情や情熱を
やっぱりからだという器から大地へ空へと送り出す

自然と
地球と
宇宙と
もとい認識しうる全ての周囲と轟々とつながっていて

全てのものは私の中にあり
全てのものは私の外にある

私は融けて還る
あなたも融けて還る
喪われる肉体の行方は
大地であり
空であり
自然であり
地球であり
宇宙であり
認識しうる全ての周囲であり
そして私であり
あなたである

永訣の日は必ずやって来るだろうけれど
それは再会の約束でもある
融けて還り
全てとつながってより強い絆となる

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