メイン | 2004年10月 »

2004年09月 アーカイブ

2004年09月01日

ミイラ取りのミイラ

 うーん。音的に怖い。昔兄貴たちにご飯だよとつげに行ってやつらの部屋のジオラマ作りにはまってそのまま参加して,かこちゃんが飛んできて「こら!それじゃあミイラ取りのミイラじゃないの!」って怒ってた。初めて聞いたときのインパクトって言ったらなかった。ちょうどそのころ「アトランティスから来た男実写版」,とか「透明人間実写版」,とかなんて題名だか忘れちゃったけどミイラとドラキュラとフランケンシュタインとなんだかが勢ぞろいして出てくる映画(モノクロ)が目白押しで,そのホーンテッドマンションみたいなのがちょー怖くて,そのおかげでミイラってのはかなり怖いイメージがある。

 大抵そういう映画は日曜日の昼過ぎぐらいにやっていて,午前中に起きて近くの池田の山に遊びに行って芹を摘んだり竹の子掘ったりして散々遊んだ後に,おなかすいたーって帰ってきて,縁側からそのままじーさまの部屋に走りこんだら,午後のけだるいどよーんとした空気の中で電気もつけずにかこちゃんがそういう映画を観てたりして,こわっ,って感じだった。普段あまり家にいない父親がそういうのを見てたりすると,余計怖かったりして・・・。

 近くに同じ年齢層の子供はちらほら住んでいたけれど,地元の小学校に通っていなかったこともあって,あまり遊ぶことがなかった。だからおじいちゃんと散歩したり山に行ったりすることが多くて,竹の子掘りもそんな感じに行っていたわけ。あるとき,竹の子掘ってたら,知らない大人が来ておじいちゃんとなんか話しをしてた。うちのおじいちゃんがあたしの知らない大人と話をしているのはあまり見慣れない光景なので,どきどきしながら離れてみてたら,おじいちゃんが「帰るぞ!」っていう。しかもちと,怒り気味で。怖くなって小走りでおじいちゃんの後ろにくっついて,振り返り振り返り帰った。

 どうやら,われわれは私有林に入って勝手に竹の子を取ってたらしいのね(爆笑)で,持ち主がきて怒ったと。で,その後の顛末が可笑しくて,おじいちゃんはまた何度か山に行ったらしく,ちゃっかりその山の持ち主と仲良くなって,足しげく今度はその持ち主に会いに行ったりしてた。あれ?今日もいない,と思うとその人に会いに行っていることが度々あった。歳をとってからとっても仲良くなる友達が出来るって,ちょっといいなと思う。だけどその人はおじいちゃんよりも先に亡くなってしまって,そのときにやっぱりおじいちゃんは怒っていて,いまでもうっすら覚えているけれど,そういう形でしか表現できなかったんだろうけど,とっても哀しかったんだと思う。

2004年09月02日

ボロクソワーゲン

 銀杏爆弾の話で思い出したんだけど,兄貴や姉貴たちと1回だけ銀杏を拾いに行ったことがある。記憶が定かじゃないけど,あたしと姉貴は学校が休みで,兄貴たちは学校のある日,の早朝だったと思う。なんで銀杏を拾いに行ったかは覚えてないけど,きっとかこちゃんが「楽しいからみんなで拾ってらっしゃい!」みたいに送り出したに違いない。そう考えると家の母親はのせるのが上手くて,なんか提案されると純粋にものせられて,えー楽しそう!ってことになりわくわくしながら行くことになる。

 多分その日もそんなのりだったんじゃないか?兄貴たちの小学校は歩いて15分ぐらいのところにあり,早朝となると誰もいない。ビニール袋と割り箸を持っていざ出陣。出陣と言えども門は開いてないからブロック塀を越えていかなきゃならない。兄貴たちに登らせてもらって,ようやく塀の向こうへ。着地した瞬間からくっさいのなんのって。鼻曲がる。でもすごい並木があるからたちまち袋は一杯になる。とっていいんだか悪いんだか,多少の後ろめたさがあるから,誰かがきそうな気配がするとみんなでどきどきしながら拾っていた。

 まぁかなりの量を拾って,いざ帰ろうかというときに,学校の先生だか守衛さんだか,とにかく誰か分からないけど来たらしい。あたし以外は逃げ足が速いし身長もあるからさっさと走ってにげていき,学校のブロック塀もするすると登って向こうの道路に飛び降りた。みそっかすだったので,逃げはしたけど塀が登れない。状況がわかんないけど逃げなきゃやばい,ってことだけ頭にあるからブロック塀の隙間から見える兄や姉を見て,焦った。どうしよう。

 そのときに,目の前に色あせた車があった。まさか車によじ登って塀に移るなんてことをその直前まで思いつかなかったから,壊れちゃったらどうしよう,見つかったら絶対怒られる!とか思いながら,それでも背に腹は変えられないので,ずっくでボンネットによじ登り,壁に何とかよじ登り,向こうの道路へとび降りた。もう,半べそでしたね。生きた心地もしなかった。大げさな(笑

 やっと落ち着いてきたときに,としくんが,どうやって壁登ったの?ってきくもんで,答えたのが,

「そこに水色のボロクソワーゲンがあったから,それに登って壁登った。」

 そしたら兄貴や姉貴はなぜか大爆笑。怖かったし理由もわかんないから,頭の中?だらけなんだけど,なんで?ってきいたら,ボロクソワーゲンじゃなくてフォルクスワーゲンだったのね。ぜったいボロクソワーゲンだと思ってた。あまりにインパクトが強くて,それからしばらく忘れなかったね。ビートルはいまだにあんまり好きじゃないけど,後々自分がフォルクスワーゲンに乗ることになるとは,そのときは思いもしませんでした。あたりまえか。

 で,銀杏を大量に持って帰ったら,おばあちゃんがそれに触ってかぶれるし,匂いはすごいし,多分かこちゃんは怒られたりしてたはず。かわいそうに。でも楽しかった。かこちゃんの思いつきで面白かったことは他にもある。おじいちゃんが釣りにはまってたから,どうしても真似がしたくてかこちゃんに相談したら「池の鯉を釣ればいい」という。今もあるのかどうかわからないけど,鯉の餌に「スイミー」っていうのがあって,スイミーを荷紐で結んで棒の先にくっつけて釣ることを思いついてくれた。ちょーーーーーー楽しかった。だって釣れちゃったんだもん。鯉が。

 で,珍しくその日早く帰ってきた父親に「聞いて聞いて!!!池の鯉で釣りをしたよ!」って言ったら,優しく笑って話を聞いてくれると期待していたのが,みるみる顔色が青くなる。「げ,やばい」と思ったら「お父さんの大切な鯉で釣りをするなどもってのほか!」だそうな。「で,でもかかったけどちゃんと放しといたよ」とか火に油のフォローを入れてみたりした。かこちゃんはその後とっても怒られたそうで。あはは。

 

実況中継付き

 で親知らず抜いた人ってそうそういないと思う。ついでにいうと,実況中継つきで親指の爪の手術をした人も少ないと思う。幸か不幸か,両方とも実況中継つきだった。ありえない向きに生えてくる親知らずを抜く手術ほど,大変な手術はないらしい。あたしの下あごの親知らずはきれいに前向きに生えてきてて,どうやら抜いたほうがよさそうだった。

 何年か前の4月だか5月だか。そんな季節に,最初は個人の歯医者さんに行ってあごが痛いっていう話を相談したんだったかな。あれ?違うな。児玉ハハがエナメル質の塗装の話を教えてくれて行ってみたら,あごから変な音がするっていわれて,顎関節症かもしれないからと職場の近くのでかい病院を紹介してくれたんだった。帰りに歯医者さんにしか置いてないキシリトールのガムを買って帰った。レア物好き。

 そして紹介されたのが依田先生。依田先生は体もでかくて熊みたいな感じだったと記憶しておりますが,顎を見てもらったら,顎じゃなくて親知らずが問題だと言うことになり,そんなつもりで行ったわけじゃないがさっさと手術の日にちを決められてしまったわけ。

 行ったよ抜いたほうがいいって言うから。行ったら可愛い若いギャル先生がいて,依田先生はおもむろにあたしの親知らずの構造とその手術のやり方をギャル子に説明し始めた。む?と思ってたら,む?って顔をしてたらしくて,その場で依田先生曰く「きみはだいじょうぶだよね?」って言われてなにが大丈夫なんだかよくわかんなかったんだけど,しかもなんで「きみは」だいじょうぶだと思ったんだかよくわかんなかったんだけど,要するに研修医に実況中継つきで手術をし始めた。

 虫歯がないから歯医者にいったのは小さいころの歯磨き講習ぐらい。この歳で歯医者にかかったことがないってのもなんだかなーと思って,「なんかないですか?」ってかかったことはあったけど,そのときは「冷やかしに来ないでください」と言われて追い返された。だからちゃんと治療で歯医者に行くのは初めてで,見る物すべてが目新しい!なんじゃこりゃ。の連続。おーここ押すとみずがぴよー!ちょーたのしー!なんかで見たとおりじゃん!麻酔の注射はその器具が怖い。ちゅーにゅーされていく感じもまた妙な感じ。まぁでもごりごりがりがりやられながら手術は終わった。

 消毒してくださいとか,運動しないでくださいとか,お風呂はどうのこうのとかなんとかいろいろ説明を受けたから,「お酒飲んだらどうなるんですか?」って言ったら「血が出ます」っていうわけ。「なんだ,血が出るだけなの?じゃあのんでもいい?」って聞いたら「多分すごく,痛みますよ」といわれて飲まないことにした。次は抜糸ですね。っていうわけ。それも言われるがままに行ったよ。

 その当日もギャル子はいた。「抜糸はね,」と語りだした依田先生,「麻酔を打つわけ。で,まず最初にここに打てば・・・痛くない」ぐさ。ぎゃーーーーーーいたいっちゅーーーーーーーーねん!!!!!「痛いよ依田先生」って言ったら「あ,ごめん痛かった?」とかのんき。じゃーここだな,と次に打ったところもちょーいたい。ギャル子は依田先生とあたしの掛け合いが可笑しかったみたいで,可愛い顔して笑ってやがった。

 で,抜糸は「ギャル子さんやってみて」って依田先生に言われてギャル子の名前を忘れたけど,ギャル子がやった。不器用で,まーしかたないけど,それで金取るなよ!っておもいました。でもさー普通空けてる口の中で2人分の手作業はできないでしょーが。口の中に入れたままの器具のやり取りを熊とギャル子でするのは勘弁して欲しかった。

 全部終わったあとまた今度来たらギャル子が対応すんの?ってきいたら,そうかもしれません,次は私が抜きますよ!とかのたまっておった。10年早いわ!こら!ぼけ!と思いましたが,可愛い顔して痛いことしないでね,といったら,えへへ,って笑ってた。なんだかおっさん気分だった。

 どうも何をしても大丈夫な患者だと思われることが多い。あるとき蕁麻疹が全身に出て,困ってあたしが「やぶ」と呼んでいる近所の医者に行ったとき,やっぱりそこに若いギャル子がおった。アレルギー検査をするから採血しますっていうわけ。「痛くしないでね」っていったら「わかりません」って笑いながら答えられて,まずは1本目のアンプルに採血。2本目に取り替えるときに,変えのアンプルがころころと机の上を転がって机の下に落ちてしまった。あらら,と思ってたらさしっぱなしの針を彼女は持ったまま!下のアンプルに手を伸ばすわけ。おいおい!ぐりぐり,ぐりぐり。って痛いですが・・・。そしたらはたと目を上げたギャル子と目が合った。彼女はしまった!という顔をして,机の上の他のアンプルが仕舞ってある引き出しに手を伸ばしたわけ。最初から,そうしてくださいよ・・・とほほ。と思いつつ,二人で苦笑い。やっぱり「やぶ」なんだ,という結論に達したのでした。

 

2004年09月03日

ぐーたらのひ

 割とあたしは本の虫。いやー。秋だよね。大嫌いなんだけどさ。実は。冬に向かう感覚ってのはすごくいやだ。冬もいやだけど。空高くめん肥える秋,みたいなのりで,夏に痩せ秋に戻り冬に太る。読書の秋とかいうけど,本は読み始めるといつも止まらなくなり,首が痛くて痛くてもぎたくなる。首もげか!って首もげたらこわいよ!あとは何の秋があるんだっけ??

 中学校のとき,ひぐっちゃんっていう先生がいて,生徒に人気のある先生だった。今はどこで何をしてるんだかしらないが,中学生にむかって授業中に「女は夏痩せなかったら終わってますね」と言い放つおっさんだった。とにかく,足の爪の先から髪の毛の先まで毒舌で出来ているような人だったけど,あのテンポのいい会話はきっと面白かったんだろうと思う。あのとき彼は何歳だったんだろう??

 ドフトエフスキーを読むのがかっこいいと思ってた時がある。罪と罰。わからねー。今もわからない。勢いでカラマーゾフとか買っちゃったけど,さらに分からない。カラマーゾフは人がごちゃごちゃ出てくる人間関係の複雑な作品としかイメージがない。たまたまそんな時期に廊下でひぐっちゃんと会って,「お前今何読んでんだよ」っていうから「罪と罰」っていったら,「へー,ラスコーリニコフのことを一番理解していたのは誰だと思う?」っていうわけ。自分のそのときの答えを忘れたけど,自分の中でちょっと不本意なんだけど思わず答えてしまったような類の答えで,それはまぁひぐっちゃんからすると間違いはなはだしい答えだったわけで,鼻先で笑われた。けっ,てなもんで。うるさいだまれこのくそおやじ。と今なら言うだろうけど,そのときはなんだか恥ずかしかった。おまけに,そのひぐっちゃんの言うところの一番の理解者は誰だったのかを思い出せずにいる。

 昨日は「抱擁」っていうDVD観た。ついでにスティグマータもみたけど。その前の日は「存在の耐えられない軽さ」を観た。存在の,は長い。2時間弱だろうと思って観てたら,3時間弱だった。なげーなーと思いながら観てる映画ってあまりないんだけど,いや長かった。印象に残っているのは,プールの上でチェスをしているおっちゃんたちとこぶた。それ以外は女癖の悪い医者,その相手,妻とまぁ現代社会にありがちな構図だった。というか,うわーこういう男っているよなぁーと思いながら観てた。抱擁は,やっぱり詩人同士の不倫みたいなのがかいてあんだけど,可もなく不可もなく。あの金髪のおねーちゃんは相変わらずきれいだった。キリングミーソフトリーにも出てた人。スティグマータもおもろかった。題材が。

 で,昨日は返却日だったから2時ちょい前に返しに行き,新たになんか借りてこようと思ったけど,ラーメンズのビデオがなかったから探す気力もなくなりとぼとぼと帰ってきた。けど途中でバーゴリラによって焼酎を飲んだりしてしまって,ちょっと反省した。でもお通しが美味しかったのでそれはそれでよしとする。

 

ロマン??

 おー。うお座とおうし座の間から謎の電波測定だって。地球外生物か!モルダーか!スカリーか!わくわくするねぇ。でもビジターとかインティペンデンスディみたいに侵略されるとウェルカムな感じじゃないね。それにしても宇宙規模で考えたら,あたしの生活の営みなんてただの点みたいなもんじゃん。それなのに,おなかが減ったとかお金がないとか腹が出たとか白髪が増えたとか煩悩がとか,悩みが尽きない。そうか,今度からは悩んだときは宇宙規模で悩みを解決!ってそれも怪しい。でも言葉で列挙するとたいした悩みじゃないな・・・。

 いつだか,インターネットニュースを見てたら,地球人代表はオジーオズボーンなんだって。どこでどう投票したのかはわかんないけど,これにはびっくりだ。なにがびっくりって,オジーが代表で,本当にいいのか??だってさ,地球のことをぜんぜん知らない地球外生物がやってきて,代表ですって出てくるのがオジーだぜ?もー宇宙人もびっくりとはまさにこのこと!ぐらいのインパクトがあるにちがいない。でも・・・代表か??

 

 

2004年09月06日

はっさくころりん

 果物のなかで何が一番好きか,と言われたら,梨かな。あーでも,巨峰も好きだな。いちごちゃんも好きだ・・・。って,いちごちゃんて言う名前の芸子さんが浅草辺りにいるらしい。職場の上司がなにやら怪しい名刺をもらって帰ってきて,表には「いちご」裏には「チャームポイント・・・あなたが探してください」って書いてあった・・・。あはは。それはともかく,嫌いな果物となると,はっさくかも。

 あたしが生まれた家にはっさくの木があって,毎年実をつけるんだけど,なにせその家がそもそも坂の上にある家だったから,実がなったら落ちる前に収穫しないとどこぞになくなってしまうわけ。まぁでも,もームンクの叫びなみにすっぱいからあまり好きくなかったし,今でも苦手。ムキになって食べまくって気持ち悪くて噴いたことも・・・笑。

 家に向かう階段の途中にその木があって,その実を採るのはなかなか技が必要。一応手が届きそうなところになるし、実際届くのもいくつかあるけど、たいていは届かない。高所切鋏という代物があって,それで収穫するのが高いところになっているはっさくに対しては有効なんだけど,パチンって切り落とした果実をどうやってキャッチするかが問題。もちろん落ちる先など予測できず,しかも,急斜面に生えているし,落ちる先も狭い道を挟んでさらに崖。敢え無く見逃し,ということもしばしば。

 で,あんまり食べる気もしないから別に収穫せずにほっておいてもいいだろう,ということになってなすがままというか,なるがまま,というか,野放し状態。時々小学校2年のあたしが背伸びして手が届くぐらいのところになっていると,もいで帰って誰かにあげるようなことはあったけど。ところが,じーさまは,はっさくが大好きだったみたいで,実がなると張り切って収穫してた。木にも登らんばかりの勢いで,よくもぎってもって帰ってきて,自分の部屋でもりもり食べていた。「お前も食え」といってもらったりしたけど,いつもくれるキャラメルやチョコレートやおせんべいのほうがいいなと思っていた。ありがたいときなんか、はっさくとキャラメルやチョコレート両方もらって,甘いんだかすっぱいんだか。

 ある時,散歩から帰ってきたじーさまが,顔から血を出して玄関から入ってきた。なんぞ!と思ってびっくりしてかこちゃんを呼びに行った。かこちゃんが飛んできてわけをきくと・・・どうやら手に届くところになっていたはっさくをもぎったら,ころりと腕から落ちたから,それを追っかけて・・・坂の階段から落ちたらしい。悪いが大笑いしてしまった。いとおしいと言うか食い意地が張っているというか・・・。いや大事に至らなくてよかった。はっさくころりんならぬ,じーさまころりん,のお話でありました。

2004年09月07日

旧作好き

 今日は仕事がはねてから、ちと時間があったのでめがねを作りにいった。本当は美容室にいこうと思ったんだけど、電話したら「ごめん!今日は無理!」だそうで。なぜかというと、あたしが仕事が終わってからいくと確実に6時を過ぎていて、それからあたしの髪の毛と格闘するには時間が足りないんだそうで。ま、そんなこともあるさ、次回にしよう。

 ということで、下北へGo。ぶらぶらしているだけで楽しい。格安めがね店が3店舗ぐらい近くに固まっていて、だらだらと見回った挙句に1店舗に決めてデザインを決めて作ることにした。デザインがね、最近はセルロイドめがねが流行りだからね。セルロイドめがねが圧倒的に多いんだけどね、いろいろかけたらやっぱりメタルフレームがいいってことで。4個目のメタルフレームめがねとなるべきものを選んでお願いして次なる散歩へGo。

 まず本屋。本屋ではパスタのレシピ集をゲット。なんのかのとパスタは好きだ。何冊もあって迷って決め手にかける。どれもよさそう。で、ニョッキの作り方が載っているやつにした。ニョッキ好き。ニョッキっていう音も可愛いではないか。チョッキみたい。って二とチが違うだけジャンおい!

 次はアジア雑貨の店へ。アジア雑貨の店は毎回思うけど吸引力が強いね。さすがだ。いつも行く店の向かいが知らない間に断りもなくなんかダイニングバーみたいになっておった。店の前にしゃがみこんで店頭を物色しているあたしの広い背中を後ろのダイニングバーの客たちはさぞかし堪能したことだろう。あーだのこーだの2軒回っているうちに45分経っちゃった。って、45分でめがねができるっちゅーのもすごいけどな。大事にかけずに袋に入れてもらって眼鏡屋を出て、つたやに行き、旧作を漁り、4本また借りて、その後ダイエーにいって買い物をした。

 今回借りたのは、マスクオブゾロ、月の輝く夜に、狂っちゃいないぜ、あとは・・・キャサリンセタジョーンズが出てるやつ。えー。マスクオブゾロ早速観てしまいました。いぇーいアントニオバンデラスいいねー。やっぱり彼の作品は好きですね。どんな駄作でも。で、この作品のいいところは、単純明快であることと、アントニオバンデラスがださかっこいいところと、キャサリンセタジョーンズがお美しいこと。極めつけに、アンソニーホプキンスが猟奇殺人者役じゃないところです。思わずいい役過ぎてショーンコネリーだと最後まで決め付けてみてた。

 まいずれも負けず劣らず旧作ですが、新作は「ばばーん」と新作コーナーにあるからわかりやすいんだけど、「あれ、なんだっけ、あれ、あれが観たいんだよ!」って思っている旧作はつたやの中に一歩はいるとすっかり頭の中から消えちゃって、しちめんどくさいことにタイトルを端から見なきゃいけない羽目になる。あれはトイレに行きたくなったときはかなりの苦痛。というか、それに賛成してくれる人はかなり多いと思うけど、本屋と図書館とビデオやはどうも催す。あれは何なんだ?匂いか??ってビデオやさんからはインクの匂いなぞしませんが・・・。

 

天才パスタ君!

 って,ちょーーーーーーーー自画自賛。昨日はなんだかんだと忙しくてお昼を食べそびれたので,今日は絶対食べるぞ!と思ってさっさとお昼休みに家に帰ってきて,トマト&モツァレラチーズ&バジルのパスタを作った。昨日せっかくパスタ本を買ったのに,そんなもんを見ている暇なぞなく,適当に作ったら,お店屋さんのパスタ並みにうまかった。感激。だけどきっと2度と作れない。はー料理って一期一会だなぁ・・・。いやうまかった。適当に作ってうまい,ってのはまさに,「男の料理」。今までに自分で作ったパスタの中で一番美味しかった。・・・お腹すいてたからかなぁ・・・。

 さてはて自画自賛つながりで。愛しのとらさんの話を。とらさんは,今年92ぐらいになったじーさまなんだけど,自分で使っているワープロが古くなってきて,部品もないから,新しい機械に馴れておきたいからパソコンが欲しいといい始めた。どうやらかこちゃんのところに遊びに来てパソコンを見て欲しくなった,ってのが本音じゃないかと思う。まぁそれはいい。正直あと何年使えるんだかわかんないけど,新しい物にチャレンジする気持ちってのが大切なんじゃないかと。

 で,じーさまのためにパソコンを選んでくれと言う。いいけどさー。どんな風に使うんだい?ちょーハイスペックでも困るだろうし,画面が小さくてもいやだろうし・・・。結構難しいネェ。で,あれこれ探していたら安いのを見つけて,これでいいか?と聞いたのが昨日。それでいいっていうから早速今朝発注かけて宅急便で送ろうとしてたら,かこちゃんからなにやら買うのをじーさまが迷っているらしい怪しいメールが入ってきた。

 安い買い物じゃないからね,決定してからにしようと思っていったん発注は取りやめ。かこちゃんからはじーさまに一度電話してくれとメールが入ってきてたけど,折り悪く忙しい。メールと電話でちぐはぐな会話になったらしい。昼に職場を出たときにとらさんに電話をした。

 パソコンについて話をして,とりあえず置き場のことで家でもめているらしいのでちょっと発注は待つことになり,一通り最近の愚痴を聞き,その後で,「まーお前も早くお嫁さんに行ってくれ」と何の脈絡もない話になった。うんまぁ,と煮え切らない返事をしていたら,「なんだ,その気もないみたいな返事だな」とか今度は説教モードに突入。しないわけじゃないけどさー,まぁそのうちにねぇ,とか言ってたら,とらさんは一言

 「まぁ俺みたいないい男は100人探したってそういるもんじゃないけどな」

・・・お,おう!そう言い切られたら,おう!としか相槌はうてませんて。まぁいい人だけどね(爆笑)いやまったく。92にもなるじーさまの一言だとは思えませんね。しかし元気な隠居だ。その勢いで益々長生きして欲しいもんだ。

 「また電話くれよ,参考のために聞いておくけれど,お前のところは電話番号は何番だい?」

って,じーちゃんこの間あたしの携帯に電話かけてきたじゃん。もちろん電話をかけるのもかけてくるのもやぶさかではありませんが,電話かけてくるときに「おう!俺だ!」といってべらんめぇで電話をかけてくるのだけは,どこの俺様だか分からないから止めて欲しい・・・。

 

2004年09月08日

喉が痛い

 呑みすぎ。喋りすぎ。庫裏で1時近くまでハナちゃんと日本酒を飲んでいた。ところで2人で何を話してたっけ・・・。えーと,松本の話したでしょ,あとは國分さんの話したでしょ,あとは吉池デパートの話をしたでしょ,後は・・・あれれ?7時過ぎから1時近くまでずーーーーっと喋ってたのに,何の話してたんだ?

 あ,あとはゴルフの話をしたな。今履いているのがミシュランのタイヤだから,変えるとしたらどうしようとか。あたしのはDNAを履いていたとか,なんだかそんな話で盛り上がった記憶が・・・。それでも6時間はもたんだろう・・・謎だ・・・。

ハゲの感触

 小学校の途中までと中学校と電車通学だったですよ。小学校は京急に乗ってたんだけど,毎朝毎朝通勤ラッシュで,おっちゃんたちの間に挟まれてつぶれちゃいそうだったので,ドアの脇に逃げるのが日課だった。で,気持ち悪くなって人知れず吐いてたり。寄りかかってたら黄色い帽子が挟まれちゃってて,動けなくなったり。寝過ごして気がついたら終点で,三崎口とかに着いちゃって,かなり漂流教室の気分だったり。

 さて,中学校のときは身延線に乗ってて,えりちゃんと一緒に通っていた。毎朝大抵5時代に家を出て6時代の電車に乗り,部活の朝練に出てたんだけど,冬は寒くて,髪の毛をちゃんと乾かさないで自転車に乗って行くと,ばりばりに凍ったりしてた。

 ある朝電車が遅れて混んでいて,あたしとえりちゃんはドアの握り棒のそばに立っていた。急に電車が揺れた。えりちゃんは,握り棒に捕まろうとして,手がすべり,目の前のおじいさんのつるつるの頭をペチリ。しばらくシーン・・・とした後,「す,すいません!」「いやいやいいよ,大丈夫」「すいませんすいません」という会話が交わされたけれど,あまりの出来事にしばらくあたしは呆然として,その後にこみ上げてくる笑いを堪えるのに必死。

 そして,おじいさんもうちらも降りる駅は同じだったんだけど,もう一度謝るとおじいさんはそのままにこやかに他の電車に乗りかえるようで去っていきました。いい人でよかった。そこでえりちゃんが「手に,おじいさんのハゲ頭の感触が残っているよ・・・」とかいうから,堪えきれずにホームで涙流しながら大爆笑した。

 えりちゃんは今どこで何してるんだろうなぁ・・・。

 

すっぽん

 夢の話。やすことちーちゃんとのりちゃんらしきひとと石崎さんが登場。のりちゃんらしいってのは,のりちゃんにあったことないから「らしい」しか分からないってことみたい。場所は表参道のような歩道。ガラス張りの建物の前の歩道の上で,なぜかあたしと石崎さんが布団を敷いている。どうやらそのガラス張りの建物はやすこの家だか部屋だからしい。絶対ショーウィンドウなんだけど,でもやすこの部屋。ありえないけど,ほら夢だから。

 で,あたしは布団の上にぺたりと座り込んでいる。夢じゃなきゃ出来ない女の子座りなるものをしている。実際は膝が痛くてそれができないんだけど。やすこ登場。いつもみたいにあたしはなんでなんで星人になって,やすこのことを質問攻めにしている。これどう?あれどう?あれってなんなの?そいつはいいのかい?とかそんな調子で。そうすると,やすこは「ジャジャーーン!!!」って感じで後手に隠し持っていたモノを取り出した。なんじゃ?と思ってみると,とりいだしたるは毛の部分が掌ぐらいの大きさの刷毛。

 コスメ&ビューティーフリークのやすこの説明によると,その刷毛は毛の密度が高く,マッサージ効果があるんだそうな。触った感触はほわほわ,というかふわふわ。「こうやってつかうんだよ!」とやすこがあたしのほっぺたをその刷毛でふわふわと触ると,高密度の毛がほっぺに吸い付いて,ほっぺたがむにーってひっぱられて,さらにそれをひっぱると「スッポン」っていう音がして取れる。その吸い付いてスッポン,がマッサージ効果になるらしい。

 で,なぜかそのガラス張りの部屋にはその刷毛を作った会社の人がモニタリングしに来てて,その会社の人の役がのりちゃんらしき人。で,やすこの部屋だと思ってたところは実はちーちゃんがレオタードとかセパレーツとか水着とかを売っているスポーツウェアショップになっていた。そして,なぜか写真撮影のスタジオも隣についてて,セクシーではないなんとも妙なポーズをしたモデルさんとかが数人いたけど,そのモデルさんの髪型が,昔のチェッカーズみたいな髪型で,変な服を着て,変なサングラスをかけてた。

 その辺りで目が覚めたんだけど,起きたときに「すっぽん」っていう音がしばらく耳に残ってた。

焼肉

 いわずと知れた肉好きです。今日は中ちゃんと焼肉、食ってきました。中ちゃんといえば家からドアツードアで15分の間柄。なぜか年上でしかもあたしは一応女だけど、あたしのことを「兄貴」と呼ぶ御仁。無二の焼肉好き友達。

 今日はいつもあたしが練習をしている、といっても焼肉を食う練習ではなくて、ばんどのね、代々木のぎゅうべえという焼肉やにいった。池袋にも支店か本店がありまして、かなりうまいです。ハラミ大好き人間としては、今のご時世ハラミがおいてあるだけで感激だけど、それだけでなくかなりうまい。

 仕事してたら飯どうかと思って、とお誘いいただきましたので、なぜか代々木で待ち合わせ、そしてどことも決めていないのにそこの焼肉やに行きました。中ちゃんとはそこに行くのは2度目でやんす。うまいよねーあそこ。断酒を決め込んでいるなかちゃんをよそに、昨日の反省はどこ吹く風といった感じで、あたしはビールをたらふく飲み、たらふく食べました。デザートまで。白玉のバニラアイスきな粉黒蜜がけ。

 で、食いながらまただらだらと話してんだけど。バンドの話とかね。やっぱり食や酒をともにしたいと思う相手は仲がよい。仲がよくなければ食いたくもなければ飲みたくもない。一種のバロメータだよね。一緒にうまく飯が食えるか、楽しく酒が飲めるか、っていうのはその相手との距離感になる。

 まあ昨日のはなちゃんといい、今日の中ちゃんといい、ありがたい友であります。深謝。とか思いながら、小さいころに「この世から肉がなくなったら生きていけないかも!」って思ったことや、ちょいとでかくなってから両親に「肉好きが高じて大腸癌になっても、あたしに肉を食うなと言わないでくれ」って頼んだことを思い出していました。はーつくづくあたしっておバカですな。もーオースティンパワーズもびっくりだよ。

 で、今日のバンド関係の会話の中に鍵盤を購入しようかと思って悩んでいる話が出ていまして。悩んでおります。安からず。でもほしい。そういえば先週の日曜日に秋葉原と御茶ノ水を鍵盤を探してさまよってたんだけど、秋葉原でさまよっているときに、偶然にも中川家!を見つけてしまった。その前にジャンクフードたこやきを平らげた後だったので、さすがのあたしもいけませんでした。とかいいつつ、たこ焼き食べながら隣のクレープも食えるかもと思っていたくせに(笑)ブラックホールのような食欲であります。かようにして食欲の秋は繰り広げられていくのであります。あな、おそろしか。

 

 

2004年09月09日

Diva

 カサンドラ・ウィルソンというジャズシンガーがいる。髭面のグルーヴァー・ワシントン・Jrと同様ジャケ買いしたのだったか,新宿のルミネの上にまだタワーレコードがあったころに試聴したのだったか,その辺りは忘れてしまったけれど,彼女はグラミー賞とかとってて,ベストオブジャズボーカルなんかにも選ばれている。

 初めてその歌声を耳にしたとき,それこそガツンときた。「なんじゃこりゃー」ってね。まず,彼女の歌声は圧倒的に低い。聞き方によっては実は男声じゃないかと思うぐらいに,低い。びっくりして,その次にアレンジやフレージングやそんなものに惹かれる。

 どうも,ジャズという枠では収まらないのではないかと,いつも思う。彼女のバックグラウンドがそうさせているのかもしれないけれど,彼女がいいなと感じた曲は彼女の手によって表現されて,かなり様相を変える。その,いいと思ったものの消化の仕方が,すごいなと思う。尊敬するディーヴァの1人。

 シンディーローパーの有名なtime after timeという曲があるけれど,実はシンディーが歌ってるときにはあまりいいと思えなかった曲なんだけど,カサンドラウィルソンの編曲でその曲を再発見してしまった。彼女が尊敬するブラックバードことマイルスが晩年に演奏していたからカサンドラも編曲をしたらしいけどね。それが収録されているのがトラヴェリングマイルス。それがブレイクした年はあたしにもいろんな転機が訪れていた時期だったこともあって,なかなか思い入れが深い。あの年のライブには何度か足を運んだ。

 そんな彼女が今週ブルーノートでライブをしている。明日の声はどんな風に響くのだろう。

2004年09月10日

はよねーや、ったく

 はー。DVD3本見終わったらこんな時間だよ。明日も仕事だっちゅーに。一人で焼酎呑みながら見てたらすっかり酔っ払ってしまった。あかんなーこんな生き物では。

 三ノ輪に行く途中日比谷線に乗ってたら、まぁ7時近くの日比谷線なんて混んでないわけないんだけど、上野で後ろから人が飛んできて、それは何とかかわしたものの、その人が肩から提げていたカバンは変な勢いで変な方向から人体とは別に飛んできて、ぼかって唐突に殴られた。あれにはびびった。ちょっと心がささくれ立って、思わず「はげちゃえ」とか呪いをかけてしまいました。ごめんなさい。でも、自分の持ってるカバンぐらい、ちゃんと躾けてほしい。

 三ノ輪に行く途中あとひとつ変な、というか不思議な、というか違和感のある光景に出くわした。小田急の中で前に女子高生みたいなのが5人ほどででんと座っており、その人たち全員がしばらく黙々と少女コミックみたいなのを読んでんの。しかも、匂いかいでるのか?ぐらいに顔を本に近づけて。で、その中の数人が次々に携帯でぴこぴこやりだしてはカバンの中にしまう、という動作をばらばらに繰り返してた。ピコピコ、しまう。ピコピコ、しまう。って感じで。で一通り満足するとまた漫画にふけるわけ。あまりに動作が均一だから、システマティックにすら見えたりして。奇妙だったなー。

 帰り道は特になんもなかったかね。うん。帰ってきてドア閉めて換気のために窓をちょっと開けたとたんに、すごい土砂降りになった音がして、気温が低くなった。おなか出して寝ないようにしなきゃ。腹巻必要だな。

 さてはて。今日見たのはこの間の4本中3本。ホーンティング、月の輝く夜に、狂っちゃいないぜ。まーなんというか、B級万歳。でもねージョンキューザックだっけ?あやつとニコラスケイジが出てると、コンエアーチームって感じ。おまけに狂っちゃいないぜは管制官の話だったから、飛行機つながりってことでなおさら。あ。でも同じ映画に出てたわけじゃないか。いっぺんに彼らがばらばらに出ている作品を観たってだけだな・・・。でもさーアンジェリーナジョリーと元だんなが出てたのね。ちょっと不満足でした。アンジェリーナジョリーの元だんなは、バーバーに出てるのがすごくいいと思う。寡黙でね。

 月の輝く夜に、はまぁストーリーとしてもちょっと可愛い。主人公の女の人がきれいだった。いつかオーストラリアのホテルで見かけたパーティーに来てるおめかしした女の人みたいな感じだった。外国人の女の人はアイホールがばっちりあって、ちょっとずるい。あたしにはそんなものは存在しないし、アイシャドーのしがいのない眼差しであります。ちぇ。ホーンティングはこれは実はキャサリンセタジョーンズが出てるから借りちゃったものです。中身も中途半端なんだけど、キャサリンが美人なのでいいことにする。

 さて、次回は何を観るかね。キング漬けも悪くないな・・・。

猫も鯉も

 いやー寝不足のナチュラルハイな頭で聞くには強烈な猫毛活用法を聞いてしまった。友人の某やすこが,って全然伏せてないけど,飼ってた猫の猫毛の塊を「わーい,いっぱいとれたー」とかいってとーちゃんやにーちゃんの頭においたっていう昔話をしてくれた。あたしだったら頭の上から猫毛が降ってきたりしたらそれこそ,「きーーーーーーー」ってなってみんなヌード猫にしちゃうね。もちろん小さいころで,今はそんなことをするようなお転婆には到底見えない美人だってことは,本人の名誉のために明記しておくけど,某やすこの某父上は薄毛の方だったそうで,「かみのけかみのけー」ってのっけてあげたらしい・・・。すげー活用法。あたしも眉毛がなくなったら使わせていただく(ウソ)

 それにしても,あたしの家の池の鯉もやすこのうちの猫も(正確に言うとやすこの場合は,おっと,某やすこ,の場合は猫毛なのかもしれないけど)お転婆にいいように使われておりますな。さらに言うなら,あたしたちのとーちゃんたちも災難な・・・苦笑。かたや大事にしていた鯉で釣りをされ,かたや猫毛を髪の毛にされ・・・。ま,しかももう時効ですか。

 

えせアグリカルチュアルな人

 にわかに草が部屋の中に増えつつあります。今家にいるのはバジル,ローズマリー,アスパラガス,テーブルヤシ,アイビー。昔から土いじりが好きだったからおそらく今後も増えていくだろうと思ってるけど,育てるのが上手いわけではない。ゆえに「えせアグリカルチュアル」な人。それはあたし。

 昔はね庭とかかこちゃんが借りてた畑の端とかでなすだのピーマンだのトマトだのキューリだの育てて収穫しては楽しんでましたけどね,住宅事情もあって今はまぁそんなわけにはいかないわけで。

 ただ,思うに土に触れるってのは,何かに回帰する感覚なんじゃないかな。あたしはひどい花粉症に毎年悩まされているのだけれど,コンクリートジャングルでは土に花粉が吸着されないから余計花粉が飛散しているんだと。やっぱり土は大切なんだとしみじみ鼻水をたらしながら実感したりする。生物の光合成の仕組みってのを考えていると,われわれは実に,いろんなものに生かされているなぁと感謝してみたりして。今は科学的に調合した食べ物もかなりあるけどさ,本来あるべき姿としてのアグリカルチャーってのはやっぱりすごい。

 どうして水と二酸化炭素と土とお日様の日差しから食べ物ができるんだろうなぁ。謎だ。生かされている,っていう感覚ってのは,やっぱりどこかに持っているべきなんだろう。たとえそれがプランター菜園で「食ってやる!」って思って作ってても,キラキラしている葉っぱを見ちゃったりするともうははぁ,恐れ入谷の鬼子母神って感じ。感激しちゃうもんね。ま,普段こんなことはあまり考えずに「もぐもぐ」ってな調子なんだけど。

 

あほなページが検索に引っかかる弊害について

 よく,ポータルサイトから検索で引っかかってこのあほなページにたどり着いてくださる方々がいらっしゃるんだけど,なんか申し訳ない。たとえば

 ・ジョニーデップ

 ・ファムファタール

 ・着信あり

 ・バナナマン

とかそんな検索でたどり着いていただいた方々もいるみたいなんだけどね,何一つまともなことかいてませんから。御勘弁の程を。実際自分でポータルで検索するとお,と思って開けて見たらこのページだったりして結構なんだよーむかつく!とか思うときもあるし笑。

 ただし,御連絡いただければあほな感想ではなくて,もそっとちゃんとした情報ををお伝えすることも可能ですから,そんなときにはコメントに書き残しとってつかーさい。

2004年09月13日

マイルス

 カサンドラ聞いてきた。金髪のドレッドになってたから,かなりはじけたかんじで。トラベリングマイルスを経て,きっと彼女はマイルスに回帰したんだろうと思う。演奏のスタイルがマイルスみたいになっていた。バックに演奏させてて,いかに自分が入るか。ほとんどアドリブの世界。相変わらずの低くて太い声は健在。お気に入りのブルーノートトーンも懐かしくさえ思えるほど。

 まぁバックのバンドの人たちは女の子のナンパに精を出していて,いつもと同じような光景だなぁと思って,苦笑した。

 

ぐーたらなひ

 週末は大抵ぐーたらな日をすごしていることが多いけれど,ぐーたらな日は記憶に残らないことが多い。さてはて,何したんだっけかなぁ・・・。

 ホームセンターに行きました。

 あれれ?以上終わり?

 違う。バルサンでやられちゃったPCから新しいダイナさんにデータを移したり,ハンバーグこねたりした。アスパラガスも植え替えた。でも,これといって何があるわけでもない土曜日が過ぎていきました。

Swing girls?

 ガール,じゃないですがね。今度ビッグバンドの演奏にあわせてジャズコーラスをやるんだけど,課題が「スウィング」ってことで。いやーこれが悩ましい。日本人て結局は体の中に流れているリズムが盆踊りなので,スウィングとか素でやれないんだよね。はー。

 午後はずっと練習に費やされ,帰ってきてホーンテッドマンションを観て,久しぶりにエディーマーフィーみたなぁとボケーっと考えてました。特に感想なし。良くも悪くもない。なにせディズニー映画ですからね・・・。その後でハルキの短編集を読んでたら知らんうちに寝てた。

 あいかわらずぐーたらですよ。

2004年09月14日

愛について

 アガペーでもエロスでもなんでもいいんだけど。理想ではアガペーで生きていきたいものだ。でもさーエロスとアガペーの境界ってどこにあんだ?そもそもそんな境界付けは意味をなすのか?とか考えていると,境界というものがあるとしたら,そのぼんやりとしたアガペーかエロスか分からないところに大抵の人間はごちゃごちゃと生きているわけで。すべては「愛だろ!愛」ってことになるのか・・・。十束一絡。

 「孤独に打ちのめされそうになったら結婚するか猫を飼え!」というキャッチを最近打ち立てております。既に孤独に打ちのめされてしまった俊君は,「じゃー猫と結婚するかなぁ」とか怪しいことを言っております。「恋をしたらスティービーを聴け!」といったのはつよちゃんだっけ?まぁどちらでも良い。好きなほうを採用していただければ。

 恋ってだけど,あまり響きとして聞かないような気がする。恋と愛の差異は一体・・・おこちゃまのあたしには到底分かりかねるテーゼですな。でも,恋と愛の判断基準みたいなのが一覧になっていたら,かなりウケると思う。胸が痛くなる度合いがいつもよりも強いとか,モノが喉を通らなくなるかとか,新しいドライヤーを買ってしまおうかと思うとか,ぶよぶよのおなかが恨めしいとか,勝負下着なぞこうてしまったとか・・・うーん,考えるにバカらしい。恋はアガペーで愛はエロスか??まさかね。

 

 

 

 

蓼食う虫も

 にんにくに引き続き,たまねぎもちょっと苦手なのじゃないかと最近思う。正確に言うと,にんにくやたまねぎの入っている料理は個人的には大好きでよく食べる。がしかし,にんにくを食べると必ずおなかが壊れる。たまねぎを食べると胃もたれして胸焼けする,ということが多い気がする。体質的に,苦手なのじゃないかというわけ。

 困るねー。春菊としいたけは食べられなくて結構だけど,にんにくとたまねぎ駄目って,哀しいよねぇ。にんにくとたまねぎのないピザなんて,紙粘土を食べているような気分になるに違いない。でも,そいだらヤギの気持ちが分かるかも・・・。

  昔とらさんとメーメー公園に遊びに行ったときのこと。メーメー公園ってぐらいだから,ヤギだの羊だのがいる。ウサギだっている。糞がころころしてるつながりで飼ってるんじゃないかと思うけど,そこで初めてヤギの目が怖いことを知った。セサミストリートのカーミットの目はあれはヤギの目だね。羊はポーみたいにちっこくて可愛いわけではなくて,子供の背の高さぐらいの柵から顔を出している結構でかい生き物で,下をちょこちょこ走るウサギに気を取られていたら,あたしの麦藁帽子を食べていた。今までで一番気に入っていた麦藁帽子だったので,かなりショックだった。なんというか,羊にかかっては帽子もただの食べ物だと思い知った瞬間でしたね。

 今まで持っていた固定観念というか,そういうのが音を立てて崩れるわけ。麦藁帽子=かぶるもの,でしょ普通。だけどむしゃむしゃ,なんだよ。頭の中でありえない!って思っていることも,実はたいした縛りじゃないのかも。そう考えると,地球外生命体,地球人をむしゃむしゃ,なんてコピーもあってしかるべきなのかも・・・。うーん。考えるに怖い。言っとくけど,あたしはきっとぶよぶよしてて不味いと思うよ。

 って誰に言ってんだ・・・。

大人になったと思う瞬間

 最近,犬のウンコを踏まなくなったなぁ,と思ったとき。まぁそもそも,ウンコの絶対数が減ってると思うけどね。後は1人で電車に乗ってどこでもいけるようになってしまったとき。今なんか飛行機だって乗れる。

 さてはて。「偉大なワンドゥードル最後のいっぴき」という本があって,大人になくて子供にあるもの,大人になってしまうこと,について書いてある。作者はジュリーアンドリュースだっけ?サウンドオブミュージックのマリア役をやった人。これはあるとき図書館で見かけて毎週毎週借りようかどうしようか迷って1ヶ月ぐらい考えた末に勢いで借りてしまって後悔してそれでも読み始めたらハマって,以降大好きになって,買おうと思ったら絶版になっていて,ある日中板橋商店街の古本屋で見つけて感激して買った本。

 ところが。初めて読んだときの感動がなくなってた。「こんなはずでは・・・」と思ったけど,読みながら眠ってしまったぐらいだった。そんな瞬間に,大人になってしまったのだ,と思ったりする。初めて読んでから楽しくて楽しくて何度も何度も読み返した記憶があるけど,楽しかった,という漠然とした空気の塊みたいなものだけ存在して,純粋に文章の中の世界に入り込めない自分がいた。この本の中で書かれている子供にあって大人にないものは「想像力」。如実に,それを自らの中に目の当たりにして,なんだかなぁと思ってしまったわけ。子供の想像力で今のハリーポッターとか読んだら,おもろいんだろうなぁ。

 ウンコの話がハリーポッターになったよ。

2004年09月15日

3年目

 3日続けは,3週間続けば,3ヶ月続けば,3年続けば,仕事は続く。というような話を聞いたことがありますが,あたしは大抵3年単位で仕事を変えたくなる。大きな会社に勤めたこともなければ,まともに就職活動もしたことがない。安定した収入を得たこともないし,入社式!に出たこともないし,新入社員でわくわく,ってのもない。3年前はボーナスが出るような仕事に尽きたかった。さらにその3年前は怪しいベンチャー企業を辞めてとにかく口にのりするために派遣で働いた。その3年前は・・・社会人じゃなかったですね。

 さて,今3年経った。正確に言うと,3年と5ヶ月が経過した。悩みどころである。元来ぐーたらなので,ぐーたらに戻りたい。しかも,職場でめんどくさいいざこざがあったりするとなおさら,「みんなはげちゃえ!」状態。だから最近えせアグリカルチュアル度が増している。

 世の中のおじさんたちは,はげていようと,口が臭かろうと,肩にふけが落ちていようと,働き続けているから偉い。長く居座ることと仕事をしていることってのは全然イコールじゃないけど,長く続けられるという根性は本当にすごい。あたしはそういう意味ではおとーさんにはなれない。だってさー,数十年平気で一つの会社にいたりするじゃん。それがいかに使えないおやじであろうと,継続してることが,もうすごい。惑いとかなかったのかなぁ。俺はこのままの状態でいいのか,とか。俺の収入だけで家族を支えていかなきゃならんのか,とほほ,とか。たそがれちゃって,通勤電車に乗ってたら知らないうちにどっかの海辺でビール飲んでた,とかそういうのはないんだろうか。今日は会社いくの止めた!とかさ。和美はこの間会社を辞めたけど,10年も一つのところで働いていて,それを考えるにつけ,すごいなーと思う。並大抵の努力じゃないと思う。

 継続できるひとってのは,いろんな意味で自分の身を守るすべを心得ているなと思う。いろんなタイプの守り方があるんだけど,外の人を攻撃して自分を守るタイプとか,外から傷つけられないように殻を構築するタイプとか。あたしはそのどちらでもないから,守るすべを目の当たりにすると,感激したりショックを受けたり,感心したりろくでもないやつだと思ったり。あーあとは,継続し続けることに関して心に疑問が浮かばないように,自分の考えから身を守る,とかそういう防御方法もありか。それもあたしにはない。辞めたいなーって思うとじわじわシミみたいに広がって,心の中がシミに占領される。ははーもう降参ですって。よし,じゃぁ辞めるな?ええ,もう限りなく速やかに辞めます。みたいな感じで。

 他を攻撃して身を守るタイプの人は,世の中に案外多い,ということに最近気がついた。国家レベルになると戦争とかなんだろうかね。正直あまりそういうタイプのやからはすきくない。あたしは何をしても何を言っても平気だろうと思われることがしばしばで,「結構傷ついてんだけどなぁ」と思ってすごすこともある。そういうのを上手くやり過ごすすべを身に付けたいもんだ。もとい,そういう人間関係から離れて生息していきたいものだ。

 むきー家猫になりたい。でも,家猫には家猫なりの,苦労があるのだろうな・・・。隣の芝は青い。

 

 

 

イェーイ

 なんだか今朝は妙に秋めいていて,寂しくなった。夏はどこへ行った?誰かの歌の曲名みたいな響きだけれど,毎年今ぐらいの時期になると「今年もなんだか夏を満喫しなかった」と思う。すぐに来年の夏が待ち遠しくなる。常夏だとメリハリがないから夏が恋しいとか、もう暑くていやだとか、そんな気持ちも持たないのかもしれない。もしくはひたすら冬を恋焦がれたりするのかもしれない。

 数年前までどうにもこうにもウィンタースポーツが駄目で、冬は友達がいない子みたいになっていた。寒いのも嫌いだし。夏冬に限らず外で遊ぼうとすると大抵天気が悪い。世に言う雨女というやつ。夏だと雨や風だけじゃ足りないらしく、嵐がきたりする。そんな中ダイビングしようとかセーリングしようとか、自分のことながらよくやるわ、と思う。

 冬だと吹雪いて頭に雪が積もっちゃったりして、もー鼻とかもげるんじゃないかってぐらいに冷たい。嵐が来ているときにダイビングっていうのは案外ありで、なぜかというと海面は穏やかじゃなくても海中はいつもよりも穏やかだったりするからなんだけど、あの冬の寒さだけはいただけない。それなのに、えみから電話がかかってきて「今晩からスキーに行くけど?」とか言われると、えー行ってみようかななんて気になっちゃって、行くと泣きを見る。

 やっぱり冬は温泉と鍋ですかね・・・。早く来年の夏にならんかね・・・。

キャシーベイツはすごい

 どうころんでも、キャシーベイツはすごい。っていってもその名前で、彼女だと認識する人はマニアだ。ミザリーに出てきたこわーい女の人役の女優さんがキャシーベイツ。今黙秘を見終わって、やっぱりキャシーベイツはすごい。と思っていたところ。

 どこがどうってわけじゃないけど、あの存在感がとにかくすごい。見目麗しい女優さんではけしてないけれど、ひきつける何かがある。題名は黙秘なんだけどね、別にちっとも黙秘じゃないわけ。みてるとするりするりと話の合間に彼女の告白が入ってるからちいとも黙秘じゃないんだよね。でも、その黙秘という題名と内容の違和感はありこそすれ、内容はなんともまとまっていて、キング作品にしてはミザリー、ショーシャンク、グリーンマイルにならんで、落ち着いて見てられる。って、ミザリーは落ち着いては見てられないけどな。こええから。

 ショーシャンクは、いわずと知れた名作。ホラーでもオカルトでもSFでもないキングの名作。ビールのうまさと屋根の上照り返しが妙にのどを乾かせる作品。シャイニングとショーシャンクを今度2本立てで見てみようかな。いずれにしろ今日は先にやせ行く男を見ればよかった・・・。そういえば、シャイニングはキューブリックの作品だったかね?シャイニングで使わなくなったワンシーンをブレードランナーに使ったってのは有名な話なのか?あの作り物のはりぼてみたいな山並みを船で逃亡していくシーンがそれらしい。あたしにはそんなことよりもブレードランナーといえば強力ワカモトとルトガーハウアーですね。ハリソンフォードが屋台で何を食べているのかが非常に気になる。何が1つでいいんだ??おじさん、教えてくれ。

続きを読む "キャシーベイツはすごい" »

2004年09月16日

人はそんなに強くないし、優しくもなれぬ

 周りに結婚する人もいれば離婚する人もいて、さまざまだなと思う。ずっと、一人で生きていくんだと思ってすごしていた時期があって、それはまぁ、なんというか他の人と旨く折り合いがつけられなかったからなんだけど、って、いまでもあまり旨く折り合いはつけられていないけれど、とかく人ってのは難しい。

 今年のテーマは「慈愛に満ちた人になる」という壮大なものだったんだけど、もともと自愛には満ちているけど慈愛なんてのはあまり持ち合わせていない人間なので、テーマに無理がある。誰とでもそこそこ仲良くできるけど、誰とでも一緒にいたいと欲するわけじゃなくて、人間的に考えるとあたしという生き物は実に狭い。

 端から見るとそう見えないみたいで、こいつはこんなことを言っても大丈夫だろうとか、こんなことをしちゃっても許されるだろうとか、勝手気ままにやらかしてくれる人はいっぱいいる。人のことをなるべく傷つけないようにしようとか、なるべく争いを避けようとか思っていたけれど、それはすなわち肝心な自己主張をしない、ということではないのだ、ということをここ数年で学んだ。

 さっき親友からメールが来てて、なんのかのと問題があるようで、人はそんなに強くないし、優しくもなれぬ、それでいいじゃないか、と思った。あたしなんか自分を支えるだけで精一杯。もうちょっと本来の姿でまったり、ゆったり生きていきたいものだ。実際万人には優しくなれはしないので、自分にとってストレスになりうる人間関係からは離れてみたりして。とかやってたら幽体離脱しちゃったりしてね。あはは。

 今年のテーマを早々に変えるべきか?「限られた自分の枠の中で、慈愛に満ちた人になる」ってことで。あたしの愛情は海より深くて、適用範囲が妙に狭い。なんだか圧力高そうだな・・・。

 

2004年09月25日

トーチソング

 トーチソングトリロジーという映画がある。ちょっと昔の映画。主人公は自己紹介をするときに女装のおかま、と必ず言うんだけど、なんというか、あたし以上に深い愛情を持っていて観ていて胸が熱くなった。お勧めの一作。全編を通して一番印象的だったのは主人公がはいてでてくる青いウサギのスリッパ。たまらない。ちょっとしんみりした後にかまされるギャグに、心から笑える。なんてうまいんだ、と思った。

 ここのところ映画三昧だった割に、何観たかあんまり覚えてない。宣言したとおりにキングウィークはやってきたし、その間に村上春樹も読んでたし、岩下志麻子も読んでたし、中島らもも読んだ。ああ、キャシーベイツの話を書いたから、キングウィークの入り口までは書いたのか。痩せ行く男は原作と映画のギャップがどうもね。悪くないけどね。ジネリの役をやっていた俳優さんがかっこよかった。太りすぎには注意しようと思った。

 明日はイノセントを見るぞ!!

眠気を避ける歌

 車を運転していて、眠くなった。やばいなーと思ったから歌を歌うことにした。即興のうんこまんの歌(笑)。もー眠いからあほの極地で、1時間ぐらいずーーーーっと歌い続けていたんだけど、途中でいとこのゆーじくんが生まれたときに彼の兄弟が作ったゆーじくんの歌とか歌ってみてたけど、パンチがなくて眠気には勝てなかったので、うんこまんの歌に戻った。それを隣で聞いていた人は、もちろんあきれていた。一緒に合唱しようとか誘ってみたけど、やっぱり断られた。だから一人でずっと歌っていた。聞いてる側には迷惑な話。

 で、なんとか家にたどり着いてぽちっとテレビをつけたらはねるのとびらをやっていて、あの頭の緑の子が「うんこうーんこ」の歌を歌っていて、最後にうんこまん!と一言発したのを聞いて、かの隣に座っていた御仁は「あなたはこれと同じレベルですね」と冷ややかな笑いをあたしにむけていた。眠かったんだって。

 って、まぁこんなレベルですよどーせ(笑

これ書いたら2度ねする

 久しぶりに書いたから、怒涛の言葉の羅列。

 昨日和美が家に来て、天才パスタ君作のアンチョビぺペロンチーノを作ってあげようと思って、この間の残りのアンチョビを冷蔵庫から出したら腐ってた。仕方がないのでごそごそと戸棚をあさったら、トマト缶とツナ缶があったから、それでパスタを作ることにしたんだけど、いまいちだった。天才パスタ君今日は乗り移ってなかったらしい。天才パスタ君はちょっとシャイなのでお客さんが来ていると姿を隠すみたい。

 今朝は早くに出かける和美に、最近お気に入りで買いためているヨーグルトを差し上げて、ベッドに寝転がりながらパスタ本を読んでいた。来週はパスタウィークにしようかな・・・。ダイエットには食事を抜くよりも3食食べてるほうが効果的、ってこの間誰かが言ってたけど、そうなると3食パスタ??うーん21種類のパスタを作ることになるのか。すげーな。天才パスタ君もびっくりだな。

 って、無意味なことを書き続けるという意味では、今朝は中島らもが降臨しているようだ・・・。彼ほど切れてはないし、らりりでもないけど。

青虫にはまる

 エンダモロジーやってしまった。気持ちいいというかくすぐったい。げらげらわらっていたらくすぐったいのとか、痛いのとかは冷えているからです。とキャシーベイツ似のエステシャンが言っていた。彼女は開口一番「目が大きいですね」とびっくりしたように言っていたけれど、いや、あなたも大きいですって。

 もともとエンダはやる予定じゃなくて、和美がフェイシャルをやるからついていっただけなんだよね。お客さんの相手をしていないエステシャンが「何かきになることありますか?」って聞くから即座に「エンダっていいんすかねぇ?」って聞いたら、あー今ならトライアルを待ち時間にできますよ!だと。うまい!やる!で、やったさ。

 あれは形容しがたい。青虫が葉っぱを食べているのをまじまじ見たことがある人なら、青虫の口の動き、といって納得していただけるに違いない。はまる気持ちはわかる。うーん、青虫にはまるの巻き・・・。って、文字だけ読んだら怖いよなぁ。

 エンダはフルマラソンを6時間やっているようなもんなんだと。終わった後に肩がこって仕方がない。ここのここのところをなんとかしてくれよ!って思ったけど、まぁトライアルですから。でも足先がぽかぽかしてて気持ちいいよまだ。気になる下っ腹はトライアル後には1センチ減っていました。信じるものはなんとやら。面白い体験だった。

2004年09月27日

新作

ラーメンズクラシックとイノセンスを観た。あたしとしては個別の11人が気になっているのでスタンドアローンも借りたかったけど,なかった。

 いつもは眠いときに見ても眠気がぶっとんで,アドレナリンでまくるんだけど,今回のラーメンズ,観ている間に寝てしまった。楽しみにしていたウサギ男の話も寝ちゃったし,ギリジンが出てくるはずだったのに記憶にないし,まー週末から和美が泊まりに来てくれてすっかり二人で楽しく夜更かしをしたせいでしょうな。まさか,作品に魅力に欠けたなどとは思えない。今日もう一度観てみよう。

 イノセンスはすごいみたいと思っていたけど,劇場にいけなかったからレンタル開始を心待ちにしてたわけ。絵というかCGが綺麗だ。これはでかいスクリーンでみたほうがよかったきがする。エンドロールの最後の最後までみてたら,四谷シモンの名前が出てきてたから,なるほどと思った。人形がね,四谷シモンの人形ぽい表情だなぁと思ってみてたので納得。四谷シモンの人形ってどうも動きそうなんだよね。お美しいゆえに怖い。

 イノセンスはもう一つ理由があって観たいなと。主題歌を歌っているのが伊藤君子だということ。実はあたしはものすごく不真面目な孫弟子(と言っていいのだろうか?)で,伊藤君子のステージを聴いたことがないんだけど,ないからゆえに,押井作品のなかでどんな風にあの声が流れるんだろう,と思っていた。作品全体が濃い話なんだけど,負けず劣らず放つ存在感みたいなのがあってすごいなーと素直に感激した。

 

 

雨降り

 雨降りは,嫌いだ。ことさらこの時期の雨降りは嫌いだ。一雨ごとに寒くなる。ここのところずーっと雨降りじゃないか。膝だの腰だのがシクシクと痛む。洗濯物も乾きはしない。今日昼に家に一度帰ったとき,まじでそろそろストーブを出そうかと思っていた。それって早すぎかな・・・。

 雨降りが嫌いな理由がもう一つ。というか挙げればきりがないんだが,あたしは傘が好きで,マニアックにいろんな傘を捜しては大事に使っていた。そのたびに,あたしが所有者になった傘たちは,行方不明になる。傘の骨の数が普通のものの倍ある,とか,女の子の傘でとっても可愛いタータンチェックなんだけど長い,とか,ピーチスキンの傘とか。それだけじゃなくて,日帰りで京都に行って,着くなり土砂降りだったからやむなく買った傘も,買えども買えども行方不明になることに落ち込んで傘を買えずにいたあたしにかこちゃんが買ってくれた傘とか。

 かえせー!!!と叫んだところでどうにもならんだろう。どこかで大事に使ってもらっているなら良い。ちなみにあたしは今はビニ傘愛用者である。ちなみにまっとうな傘を勝手に持っていける心持ってのはどんなものなのか,教えていただきたいよ。まったく。

 

2004年09月28日

I LOVE 美ばば

 同盟だろうと同好会だろうと何でもかまわない。美ばばでありたいと思う、もしくは美ばばでいてほしいあたしのまわりの人々を勝手にいれてある。歳をとってなんでもよくなっちゃうのは、おかしい。やっぱり女であるからには美ばばを目指そう!

 美ばばの条件てなんだ?化粧をちゃんとしてること。じぶんなりのスタイルがあること。女を捨ててないこと。生かしたサングラスが似合うこと。かねぇ??

 何年か前に、恵比寿で飲んでたら隣に派手なおばちゃん二人が入ってきて、語り合いながら飲んでるわけ。派手で結構。きれいにしてるのはすばらしい。なんかさ、それがただの派手じゃなくて普段から気を使ってる感じなんだよね。洋服も髪型も化粧もアクセサリーも。あたしは一緒に飲みに行った人が何を話してたかなんてちっとも耳に入らないほどにその美ばばたちを眺めてた。年取って友達と語り合うとき、こういうのすげーいいな、と思った。たぶんその次の日に和美と職場であって美ばばトーク炸裂だったと思う。

 その日から、あたしは美ばばになろうと思っているわけ。で、あたしと語らう美ばばももちろん必要で。ゆえにあたしの周りの人たちも無理やり美ばばになってもらわないと困る。よろしく頼むよ君たち。

洗濯!洗濯!洗濯!

 なんかここの所ずーっと天気悪かったから,洗濯が出来なくて困っていた。昨日の夜中,というか正確には今日の早朝に天気をチェックしてたらどうやら今日はぎりぎり曇り。朝早く起きて洗濯しようと心に決めて,眠りに就いたわけ。朝起きたよ。なぜか目覚ましよりも早く。で,洗濯1回目。お風呂の残り湯を活用するために買ったポンプ大活躍。ホームセンターってのはそういう心をくすぐるものがあるからとても楽しい。最新の洗濯機にはそんなもの標準装備らしいけどね。まぁ10数万出して新しい洗濯機を買う財力はありませんで,ポンプで十分満足できるわけですよ。小市民たるあたくしは。

 で,干そうと思ったら大量すぎるので干し方も工夫が要ったりして。2回目。また残り湯ポンプ活躍。いやーポンプがないとき1人バケツリレーだったし。床はびちゃびちゃになるし。腰は痛いし。ばばーには大変な作業だったよ。ポンプさま様。2回目はタオルたち。ぱりっと乾けば最高なんだけど!!生乾きだったらどうしよう・・・頼むよ天気。と思いながら万国旗のように干してきた。目隠し要らず。周り見回したらだーれも洗濯物なんか干してなかったけどね。

 そして,ホテルブレッドとチーズと目玉焼きとピンクグレープフルーツジュースと麦茶とカフェオレで朝ごはん。珍しくちゃんと食べた。恐るべし早起き。で,新しく買った和美お勧めのファンデーションと泰子お勧めだけど付けすぎると白塗りになるよと言われた下地を使って化粧をしたりして,まるで日曜日なのでした。うーん,最高。仕事がなければ。

 そもそも昨日の夜は中ちゃんと焼肉食いに行って,スクールオブロックの話とかネットでバンドのメンバーを募集してる人のマナーが悪い話とかマンションを買う話とかいつものようにトーク炸裂で,食いすぎた。で,メッセで話してたら中ちゃんはアイスを帰りに買って食っていて,ずるいと思ったから買いにいったんだけど牛乳を買ったらお金がなくなり,仕方なくとぼとぼ歩いて帰ってきて,その後で珍しく湯船に入ってのんびりしてみたりして,もー休日モード満載だったわけさ。

 ほいで泣く泣く来たら,同僚が子供を連れてきていて,今日のBGMは「デカレンジャー」だ・・・いいけどね別に・・・。

続くデカレンジャーの日

 ほう。ようやくでかい仕事が1個片付いた。よかったよかった。サーバー持ち上げて腰を傷めたかいがあったよ。それにしても,オートリバースなのか?ひたすら「デカッデカッデカッデカッデカレンジャー♪」って続いている。おかげで覚えてしまいそうだ。反復は力なり。ちがう,継続は力なり,か。結構なんかR&Bというかそんなバッキングでかっこいいんだけどねー。デカッデカッデカッデカッデカレンジャー♪だもの。脳裏に焼きつく。きっと午後には鼻歌で歌うに違いない。お。曲が変わった。これは・・・ロックというかエックスジャパン風・・・。うーむ。「デッカ,デッカッレンジャー♪デッカ,デッカッレンジャー♪」って。うーん。すっかりデカレンジャーファンみたいなのりですわよ。ぎゃは。そういえば全然関係ないけど,アニメタルの人たちってどこにいっちゃったんだ??あとで中ちゃんに聞いてみよう・・・。

 勧善懲悪みたいなかんじ?あたしゃー大岡越前とか金さんとか水戸黄門とかの勧善懲悪の方がいいな。さらに言えば鬼平とか梅安とかのがわびさびきいてていいかんじ。ジプシーキングス流れるとなぜか頭の中で桜吹雪だの雪だの舞っている。でもまぁこれらは時代劇なわけで。やっぱり実写というとゴジラ,ガメラ,ウルトラマンかなぁ。円谷プロね。円谷プロだとヒーローだけじゃなくて怪獣もいろんなのがいたよね。なんだっけ,あのおとぼけ怪獣みたいなの・・・ブータンじゃなくて・・・ああ,ブースカ!昔ブースカって呼ばれてる知り合いがいたな。顔と体型が似てるから,だそうな。ひでーの。プースカライターとかプレゼントされていた・・・。あとなんか顔だけ毛が生えてない赤いガチャピンみたいな怪獣もいたなぁ。もー名前が思い出せませんよ。なんかピグミンみたいな名前だった気が・・・。

 ゴジラはハリウッドで変異しちゃってジュラシックパークみたいになってたけど,やっぱり日本人の心にはあの寸胴のずんぐりむっくりの黒いゴジラでしょ。ガメラといえばドーナツ。悪者が子供を攫うのにドーナツ使ってたから。でもさー道におちてるドーナツ食うか普通?あーこんなところにドーナツが!」とかって近寄ってって罠にはまって,それでビヨビヨビヨとか怪しい光線でやられちゃうようなノリなんだけど,そんなに食い物の魅力ってのはすさまじいわけ?あたしが小さいころは幼児誘拐の人が「おじさんといっしょに来たらチョコレート買ってあげるよ」って言って子供に声かけていたらしいんだけど,「あたしは芋羊羹じゃなきゃやだ!」とか「じゃーみたらし団子も付けてくれる?」とかっていう子供はいなかったんだろうか。って単純に今の気分ですけど。いずれにしても子供を攫うなんてのはろくでもない。そのろくでもないのにチョコレートで釣られちゃうってのもふがいない。わが子には強烈に教育せねば。っていないけど。まだ。

 あー。何回目だよこの曲!!!そろそろコーラスできるぜ・・・。イェイ

 

続きを読む "続くデカレンジャーの日" »

2004年09月29日

はらへった?

 胃もたれしてるのにおなかがすいてる気がする・・・。ここの所ずっとそんな感じ。
 今日は数日前から腰痛が再発したので病院にGo。ったくばばーですよもう。でもねー、病院で「普通の腰痛とパターンがちょっと違うので、一度婦人科に行くことをお勧めしますけど」って言われた。明日行こうかなぁ。
 今日から和美とさーちゃんはハワイだ!ハワイいったら見てきて!ってお願いしたキーリングが、今朝病院に行く前にヤフーオークションのぞいたら安かったから、まさか落とせると思わないで入札したら、落とせてしまった。本物なのかなぁ・・・。おいおい。
 で、数時間働いて家に帰り、本当は実家に行こうと思ってたんだけど、雨だからやめて、で、雨なんだけど電話したらあいてたから、髪の毛を切りに行った。いつものように荻野さんはちゃらくて、アシスタントの子達もほかにお客さんがいないからあほなことばかり言っていておもろかった。最近ストレートにはまっているのでストレートパーマをかけ、痛みに痛んだ毛先を切ってもらい、終了したのが10時過ぎ。3時間以上だよ。おつかれさまだよ。今度黒く染めようと思ってんだけど、って言ったら荻野さんが「これ以上怖くなってどうすんですか!」とかいいやがった。うっせーやるときゃやるんだ!何を?わかんない(笑
 うーん。昼に食べたラーメンが胃もたれの原因だ・・・。コンビニで済まそうなんて思ったあたしがいけない。やっぱり自分で作らねばいかんのだなぁ。食材かってこよ・・・。
 

About 2004年09月

2004年09月にブログ「つれづれ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のアーカイブは2004年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。