何気ない日常
風邪気味で調子が悪かったので,黒霧島を飲んで寝てしまおうと思った。でもちょっと飲んだら非常に気分が悪くなってきて,世も末だと思った。で,気持ち悪いなぁと思いながら8時前に布団にもぐりこんだ。しばらくカエルの抱き枕の位置が悪いなぁとかぼんやり考えている間に寝ていた。
途中で何通かメールが来て,ぼんやりとそれを見てまた眠った。11時ごろにまたメールが来てそのとき起きたら,熱が上がっている気配がした。うーむ。冴えない。寝ぼけながら返事を打った気がしたけど,寒気がひどくて布団に頭までもぐりこんだ。
さて,なにやら隣近所で「がらがら」という音がした。正確にはその音で目が醒めたのだと思う。雨戸のシャッターを閉めたのか窓を閉めたのか。そんなような音で,はっと目が醒めた。携帯を探したらいつもの場所になくて,手探りで枕元を探したら,クッションとクッションの間に落ちていた。さっきのメールの返事は打ちかけだった。時間を見ると3時少し前。悪寒は数時間前よりも軽くなっている。ありがたい。どうやら隣で恋人たちが口論をしているらしい。
明け方の3時に口論か。ホットだというかクールだというか。言ってることは何一つ聞き取れないのだが,音の調子でどうやら口論だということが分かる。眠りに就いたときは体調も悪く気分的にもいろいろ考え事をしていたせいであまり上々だとは言えなかったんだけど,そのお隣の口論をぼんやり聞いていたら自分の考えていることがどうも瑣末なことのように思えて,ばかばかしくなってきた。みんなあれこれと考えて頑張って生きているのだなぁと,感心したりして,また眠った。