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2004年11月 アーカイブ

2004年11月01日

この世の中で,最愛の人を亡くしました。

 昨日は葉山でレースがあったので,それに出ようと早朝に葉山に向かって,ジャストたどり着いたときに携帯に連絡が入った。かこちゃんからだったんだけど。本当に,「そんな理不尽なことを言われても困る」と言いそうになった。
 着いたのが遅かったから山本おじさんはかんかんで「マナーがなってない!!!」と激怒してて,まず怒鳴られて「とにかく載れ!」といわれたときにようやく,今日はこのまま引き返しますと事情を告げた。
 1人でバスに乗って,電車に揺られて戻ってくる間,バカみたいに眠った。眠っている間は何も考えないし,何も感じなかった。目が醒めたら品川で,そのままボーっと山手線に乗り換えて,井の頭腺に乗り換えて・・・家に戻ってきた。いろいろと荷物を整えて,連絡を待っていたけれど,何も考えたくなかったのでベッドにもぐりこんで眠った。
 14時に目が醒めて,そのあとまーちゃんから電話が入って,いろんな日取りの連絡を受けた。1人で部屋に居るのはちょっと耐えられそうにないし,だけど1人になりたいような気もした。なので出かける準備をして,中山に行くことにした。横浜のちょっと先。LEFT HORSEというジャズバーでボーカルセッションがあって,ピアノの本間先生が弾いているというのを聞いていたので,譜面を持って出かけた。
 本間先生以外知り合いは居ないし,愛想を振りまく必要もないし,気も遣わなくていいし,なんというか,今のあたしの身の置き所としては,ちょうどよかった。リハから入って2曲歌って帰ってきた。So many starsとThe shadow of your smileを歌ったんだけど,本番中に一瞬とらさんのことが頭を過ぎって,ちょっと歌詞が抜けた。
 帰ってきてから和美と話をしていて,眠りに就く命と生まれいずる生命とがあって,いのちというのはつながっていくのだなぁと,思った。

2004年11月02日

明け方

 キングの作品にペットセメタリーという作品がある。凍って腐った呪われた土地に死体を埋めると生き返る,という話。もちろんその話にはちゃんとオチがあって,戻ってきたそれは残忍で,凶悪で,凶暴でかつて愛して止まなかった対象では決してありえない。主人公はペットの猫を埋めた。戻ってきたそれは,恐怖をもたらすものでしかなかった。でも,主人公は学習しない。なぜなら,最愛の息子を喪ってしまったから。そして妻も・・・。
 初めて読んだり観たりしたときは,なんて愚かな主人公だろうと思った。でもその気持ちが分かる。虎さんを埋めて,戻ってきたそれ,はさぞかし恐ろしいのだろう,と思うけれど,あたしは主人公よりももっと愚かなので,もし身近にあの腐って凍った呪われた土地があったらきっと埋める。
 がしかし,現実はそうもいかない。実際問題あんな図体のでかい人を背負って石よりも固い土地を頑張って掘るなんてことは出来ない。もとい,そんな土地はおそらく願っても存在しない。
 キングの素晴らしいところは,人の欲望がなせる愚かな業をホラーという手法を用いて描き出すところ。その愚かさというか,その欲望というのは,われわれの内にあり傍らにある。そんなバカな!と思ってもアイロニーとして「そんなバカな!」が自らに跳ね返ってくることも,計算づく。なんとも即物的な考え方でまいっちゃうんだけど,人という存在はそういうものだと,うならせる。 
 見ないで信じるものは幸いであるとどこぞのトマスは言われたんだけど,なかなかそうもいかない。あたしは見たところで上手く納得いかないものも沢山あるのを知っているけれど,無条件に信じられるものなど,少ないのではないかと。それはある意味勇気であり盲信であり到底あたしには真似は出来ない。
 人はいろんな側面で何らかのやり方でなんとかやり過ごしたり気持ちに整理をつけたりしているんだろうけど,あたしという人間は,思考はかなり即物的であるけれど目に見えないものも信じたい,抽象世界は理解に苦しむが蠱惑的でもある,みたいな一貫していないところがあるので,逢えなくなった人に逢いたい,と思い続けていたりする。これはペットセメタリーのテーマと同じ。
 肉体に,何の意味があるというのだ,と思うんだけどね。後悔とも違う,声をかけたいというのとも少し違う。逢ってどうなるというわけでもない。ただ,逢いたいと熱烈に思う。
 特に,こんな夜明け。

筋トレマニア再び

 月も変わりましたので,心機一転さらに筋トレに励もうと決めた。
 というか,なんかしてないと正直落ち込むので,始めは中ちゃんでも誘って焼肉でも食べに行こうかと思ったんだけど,中ちゃんも忙しそうだったのでやめた。個人的な心の問題を友達に頼って解決しようとするのは間違いなんだと直後に反省した。まぁ,日中「おいおい,普通そういうことするか?ありえんだろう?」と心無い人々の言動にメラメラしてたりしたんだけど,視点を変えれば,普段のあたしがなっていないからこういうタイミングで傷つくことを平気でされるんだと深く反省した。えーん。
 こういう気分のときは単純作業をするのが良い!頭も使わないしらくちんじゃん。先月に課していた筋トレよりも量を増やすことにした。目指せ縦割れ!!!って感じで腹筋してたら,まぢで,おなかつった。あたたたた。って,なんだか情けない北斗の拳状態。昔は100回ぐらい平気だったのになぁ・・・過去の栄光。などと遠い目になってしまいました。
 その後で直子とダイエット話になり,けんもちと職場の話になり,原因はどちらにあるかはさておき劣悪な環境に居るのはあたしだけじゃないなとまたまた反省して頑張ろうと思った。筋トレを。って,ちっとも反省して無いぢゃん(笑
 

2004年11月05日

突き刺さるようなそらの青さでありました。

 システマティックに滞りなく時間は過ぎていった。いつも感じることだけど,こちら側の心的な状況には何の関係もなく,時間というのは流れていくものだ。突然だったからいまだに上手く気持ちの整理が出来ずに居るけれど,時として,単純作業というのは心に平安をもたらすものだと,再確認したりした。
 3日が休みだったこともあって,200人ぐらい人が来ていた。ありがたいことだと思った。焼き場に行って見上げた空は,本当に,青かった。あんなに体格のいい人が,小さな入れ物一つになってしまうことは,なんだかとても,切ないことだった。
 今朝かこちゃんが,「ほんとうにいなくなっちゃった」とちいちゃい子供みたいに2度も言うので,彼女の胸に手を当てて,「ここに,いるのだよ」と言った。それから職場に向かうために実家を出て,一度自分の家に立ち寄ったけれど,張り詰めていたものがふと途絶えて,涙が出てしまった。
 職場でそよと話をしていたら,といってもそよにはとらさんがなくなったことを話していなかったんだけれど,「ここ数日間めんのことがとても気になっている。なにか個人的にいやなことがあったのではないか?」と言われた。彼女とあたしの間には,何かしらそういうスピリチュアルなつながりが昔からあるのでおそらく伝わるものがあったのではないかと思うけれど,とらさんのこともあまり説明をせずともあたしの精神状態を理解してくれて,適切な言葉をかけてくれて,ありがたかった。
 

2004年11月09日

気づいたこと

 なんとなくやり過ごしている日々は,案外衝突が少ない気がする。心が傷んでいるので,これ以上瑣末なことがらで深手を負わないようにしているのかもしれない。仕事を辞めよう辞めようと思い続けてもう随分経ってしまって,まぁいろいろ理由はあるけれど,自分の心がささくれ立たない限りはまだ続けられると思ってしまう辺りがなんというか,かなり安直。
 週末21gとゾンビの映画を観ていた。ハーツという心臓移植の映画を少し思い出しながら21gを観てたけど・・・分からなくは無いし出てる人もすごいな,という映画だった。ゾンビの映画は,題名を忘れたけれど,むちゃくちゃ走り回るゾンビが出てくるところが画期的。ゾンビで無い人たちがデパートに閉じこもるんだけど・・・なんとも。
この展開の速さは,ペットセメタリーの主人公もびっくりだと思う。いずれにしてもこのゾンビ映画にあまり救いは無い。
 何で今の時期こんなもんみてんだ??って思ったけど。何もしないよりは何も考えずに画面を見ているのはらくだと思った。しばらくは脳みそを使わない感じでいこう!
 って,いつもじゃん・・・

 

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2004年11月10日

ちょー久しぶり

 そよに会った。今週末に出産予定なんだけど、イメージ以上に可愛い妊婦さんで、ちょっとこちらが照れた。二人でだらだらと話をして、おいしいものを食べ、2時間ぐらいで切り上げたのだけれど、信号を渡っていく背中を見ながら転んだりしないか心配している自分がいてちょっと笑ってしまった。大事にしようと思う相手がいて、きちんと大事にできるならよいのだと、思ったりした。
 その後で、今日はそよに会うので行くのをやめようと思っていたけれどやっぱり歌の練習に行って、前回に続きSo many starsを練習した。やはりよい曲だと思った。この間ボーカルセッションで歌ってきた割には歌詞が抜けちゃってて、うーん、我が脳みそ様はしばしばお留守になるから困る。お留守になるときにはお留守番を・・・ってそりゃ無理な話。その後12月12日のコーラスライブの簡単な打ち合わせをしたりして、帰ってきた。
 さてはて、12月12日、1月22日とライブがあるので、気を引き締めて練習していかねば。いつも和美に衣装を作ってもらっているのだけれど、1月22日はおそらく和美はねねお出産後でいないだろうから、どうすべかなぁ。今からお願いしておくか・・・。

みんたーつー

 仲良しの俊君が明太子をよむとき、みんたーつーとよむ。絶対そうは読まないと思う。たぶんやつは中国語読みをしてるつもりなんだと思うが・・・。どうも毎回毎回みんたーつーといわれているのでそれが染み付いてしまった。
 明太子がすき。西家で食べて以来ちかえの明太子は明太子の中で一番おいしいと思うようになってしまった。実際うまい。えーと、ちかえの本店はどうやら九重部屋親方(千代の富士)のおかみさんの実家らしいんだけど、本当なんだろうか。いやーでも千代の富士が出てきたころはお父さん貴乃花がまだ相撲を取っていたころだったっけ・・・千代の富士が出てきたことで世代交代みたいな感じだったっけか・・・お父さん貴乃花が引退のときはじーーーーんてしたなぁ・・・。小学校のときからファンだったんだよねー実は。数年前にお父さん貴乃花、つまり二子山親方と会ったときはすごーーーく感激した!うわーーー生お父さん貴乃花だ!なんて感じののりで。おっと、これじゃまるで相撲好きみたいじゃん。ってかつては好きだったけど。 
 まあいい。明太子&ちかえの話だった。山野のマスコットであるところの大森とおさんに言わせると「あそこは明太子で有名だけど生け簀料理をだす料亭なんだよ本当は」だそうな。大森とおさんはちかえから歩いてちょいのところで生まれ育ったんだそうだ。今はうちの実家の比較的そばに住んでいるけどね。
 博多に行ったとき、あぶり明太というのをはじめて食べた。あれは・・・たぬき?とかいう天神のお店だったような気もする・・・。どうも飲んだくれていたので覚えていない。まぁ店の名前はおいといて、あぶり明太というのは、酒飲みにはたまらない肴のひとつ。昔から生たらこがすごく好きで、ちいこいころからたらこの値段だけは覚えていた。明太子?ふんっなんちゅーじゃどうなもんを!!!と思っていたけど、今では生たらこも明太子も好き。
 で、今日はあぶり明太を肴に黒霧島を飲もうと思っていたら・・・あぶり明太だけ先に食べちゃったんだよねー。黒霧島だけあとからちびちび飲んでたら、また気持ち悪い!やっぱりバランスは必要なのだなぁ。何かつまみを探そう・・・。
 もう若くないので無茶な飲み方はやめようと思って、探していたら、誰かが持ってきてくれたポテトチップス発見。えーーーと。でもポテトチップスならビールなんだよなぁ・・・ビールは・・・冷蔵庫の中にあるんだよなぁ・・・うーん。では、ポテトチップスでビールってことで。あれ?黒霧島はどうしよ。ま、酔っ払ったころにはいい調子で飲んでたりするんだろうが・・・。って、これは無茶な飲み方以外の何者でもないですな。とても体によろしくなさそうな食生活。明日からちゃんとしますって。今日は天才パスタ君もお出かけ中。健康フリーク様も筋トレ様もお留守。とかいっちゃって、締め出した感もあり・・・です。えへへ。

2004年11月11日

江原くん

 焼肉のたれではない。スピリチュアルなんちゃら、とかいう雑誌に出たり、時々テレビに出たりして「今お父さんそこにいるけどね」とか言ったりしている、いるいわゆる見える人。
 幼馴染の忍は、同じく見える人。あるとき泊まりに行ったら、ちょうどそのとき忍が付き合っていた彼が家に遊びに来ていて、「ちょっと見送ってくるねー」といって忍は出かけていった。2階にある忍の部屋でキマイラを読みながら(笑)待っていたら、忍がすたすたと帰ってきて、「いやーまいったよ。今○○(うーん、そんなに昔のことではないが友達の元彼の名前が思い出せない)を見送ってきたら、電信柱の隣にオレンジ色の人がいた。」とさも普通のことのように言った。あまりに普通のことのように言うので、「ふーん」と相槌を打ったんだけど、「オレンジ色の人ってなにさ?」って聞いたら、「え、見てみりゃわかるよ。」と忍。で、窓のそばに行って、その電信柱を見たんだけど・・・人はいない。オレンジ色の人って・・・レスキュー隊か??
 で、忍に「誰もいないジャン」というと「あ、実態じゃないんだよ」という。その言葉に鳥肌が立ってきて、「もしかして、見えた?」といったら「うん、こっち見てるよ」だと!こえーーーちゅーーーの。まぁ忍に関して言えば、夜中に目が覚めたら緑色の透けている虫が部屋中に浮いていたとか、父親が金縛りにあってたらその上にどうやら実態じゃない女の人がのしかかっていたとか、もーなんだかいろいろな体験をしているらしいので、彼女にとっては案外当たり前の事柄のようなんだけどね。あたしは、怖い。
 昨日歌の帰りに富貴子姉とみほよっちと話をしてたら江原さんの話になったわけ。二人が「彼はマジで見えるらしいよ!」って言ってたんだけど、ふーん忍みたいだ。と思っていた。
江原君、来てくれないかなぁ。とらさんと話がしたい。
 昨日は江原君の話だけでなく、作曲ソフトの話とか草薙素子の話とかもしてて、かなりおもろかったんだよね。作曲ソフトはデジタルだけどアナログである、というアナログコンピューティングの真髄をついたみたいな話をしてた。楽器ができない人がソフトで作曲したりするけれど、その人の頭の中にあるものを表現するある意味「楽器」たりえるものだ!という話になった。 でも、頭で考えていることを表現するから完全デジタルじゃないんだよね。黒崎が昔哲学者黒崎のなんちゃらかんちゃらみたいな本を書いていて、DOSVは考える道具だ、って言ってたんだっけかな…それを思い出した。素子の話は、いわずと知れた攻殻機動隊の話なんだけど、肉体は必要か、みたいな話だった。なんでそんな話になったかっていうと、前にも書いたけどみほよっちの師匠がイノセンスの曲を歌っているから。
 意識だけが同時存在的にネットワーク上にある、ってのはおもろい。でも肉体という枠に縛られているからこそ、人っぽくもあるのでは??とかいろいろ考えていた。その、肉体と意識、あたりの話から江原くんの話になったんだったっけかなぁ・・・。そっからフロイトの共通意識の話に発展しつつ、みほよっちは降りる駅になって帰っていった。

2004年11月12日

ありえん(怒

 火曜日といい今日といい、どうしたんだここの近所は!!!今日東北沢の駅まで歩いていたら、向こうから自転車に乗った人がすれ違いざまになんかをわめいてあたしの腕をつかんでいった。こええええええっちゅーーーーーの!ありえん!
 ここいらのよさは静かなこと。あとは近所の人が結構フレンドリーだということ。おいおい、フレンドリーはスキンシップで始まるのか?ちがうだろうがよーーーーー。昔電車通学してたときは車内で痴漢によくあったけど、歩いているときに出会う痴漢やちょっと変な人ってのはかなり怖い。車内の痴漢は案外対処法がわかるけれど、道であったそれらはどう対処したらいいものか・・・。気持ち的にはグーパンチっすよ。
 大学のときに丹波哲郎の家の前で自転車痴漢にあったことがあるけど、一瞬何があったかよくわからなかった。今日も然り。後からむらむらと、ちがう、むかむかと怒りがこみ上げてきて、なんなんだ!って思ってたんだけどね。怒っていても仕方がないので「きっとあの人は自転車に乗りなれていなくてバランスを崩したんだよ、そうに違いない」と思ってあげることにした。
 でも、夜デュオの相手とあわせの練習が入っていたので出かけたけれど、スタジオに行く道が微妙に暗いので、やだなーと思った。無防備で歩くのはやめよう。世の中はよい人だけとは限らない。思わず回し蹴りのイメトレとかしちゃったもんね。
 出かける前に、今朝むりやり名刺の作成を依頼して、怒りながらも快く引き受けてくれたケイゴ兄から連絡が入って、デザイン画を見せてもらった。まじで、いいセンス。さすがデザイナー。頭が上がりません。今度takumiのプリンでももってってあげよう。って、デザイナーを捕まえてプリンで名刺を作ってもらうってのはありえないか・・・。うーん、じゃぁ下北沖縄料理ディナー付!これでどうだ!!!だめ?だめかなぁ。じゃぁやつの好きな「うみぶどう一年分!」これで手を打ってもらおう。
 でもさー○○一年分、てどうやって計算するんだろ?ビール一年分とかって、まさか365本じゃないよね。あたしはともすると一日にビールを2リットル飲んだりしちゃうので、そのペースで計算すると・・・。って、きっと違うね。そんなあほみたいに2リットルも普通飲まないみたいだし・・・。○○一年分っていって、カルーア一年分なんつって365本もカルーアがきちゃった日には目も当てられない・・・。もうそうなったら壁面を全部カルーアのビンで埋め尽くしたりするしかない。うーん、圧巻。ビーフジャーキー一年分とかきちゃったら、食べ物じゃないものとして使わなきゃならないかも!お皿、とか靴べら、とか・・・アイマスク!とか・・・とか・・・ありえないね。はい、すみません。

 

勉強になります,はい(汗

 Duoの難しさを痛感してたりする。きのうyukikoさんとあわせてて,練習をするたびに新しい発見がある。今までジャズはトリオでしか歌っていないけれど,鍵盤と歌だけのDuoってのは,トリオでは得られない呼吸がある面,技術の明確さとか自分の好みの明確さとかその曲をやるに当たってのビジョンの明確さとかそういうものを要求される。とか,小難しいことをチョコレートを食べながら書いてみたりする。もぐもぐ。
 シャーデーバンドでも思うことだけど,音の厚みってのは楽器の数だけじゃないんだろうと思う。手数の問題か?そうとも限らない。思うに音の少ないスペース感みたいなものを共有するとか,そういうことなんじゃないか??グルーブ感って,何だ一体??シャーデーバンドで歌い始めて1年半経つわけだけれど,いまだに自分のものにはなっていないと感じている。きっとそうあたしが感じているから,いまいち曲がうちのバンドになじんでいない感が抜け切らないんじゃないか??とか,時として反省するわけ。
 師匠のみほよっちは歌いこみについてよくあたしに語る。「いい加減な気持ちでフェイクとかすると,そこだけ突出して変に聞こえるから,それを補うのは歌いこみなんだ!」ってさ。Duoもシャーデーバンドもそうだけど,まだまだ発展途中だと思ってまったり修練に励もう。もぐもぐ。

2004年11月15日

 ロータスエリーゼという車は,ものすごく美しい。今話題の人黒田さんはロータスエリーゼに乗っているらしい。すげー。いいなー。乗りたい!乗せてくれ!ま,ここで声を大にして叫んだところでどうなることでもないが。
 先日茅ヶ崎にあるちょっとマニアックなGattinaという車屋さんにいった。なんて,幸せな空間なんだろうと思った。あたしはセリカ→SAAB→Golfと乗ってきているわけだけれど,古い車が好きなので,Gattinaにおいてあるイタリア人,フランス人,昭和初期!たちを見たら,ちょっと鼻血が出るかと思った。正直イタ車はあまりしらないので,「あーこの車みたことあるーーーー!」レベルなんだけど,まじまじ見るといい!!Gattinaのお客さんに教えてもらって連れて行ってもらったんだけど,「そうそう,この感じがいいわけだよ」とか思いながら連れて行ってくれた人も,Gattinaの人もそっちのけであれこれ見て回った。
 車が好きといっても,たとえばメカニックな部分,デザイン,乗り心地?とかいろいろ選択基準のポイントがあると思うんだけれど,あたしは運転の技術が素晴らしいわけでもないし,車のメカニックな部分はほとんどわからないので,あたしの好みの基準は基本的には「見た目」と「乗り心地」に集約されるわけ。
 ガレージの中を見て回ってふと,お店の外に目を向けて・・・「あれれ,これはもしかして!!!」と思ったらシトロエンAX。いやーん。ほしーーーーーーーぃ。でも,MT。買えば乗るか??とか怪しいことが一瞬頭を過ぎった。スタイルといい色といい何がどうと説明するのは個人的な志向性なので難しいんだけど,とにかくいい。おそらくこのAXのことを隣でずっと語る人がいたら,えーい,買ってしまえ!とかなって,きっと後でお金が無いよーとか泣きが入るに違いなかった。
 そもそもGattinaに行く前に,散々シトロエンの古いエグザンティアの話で盛り上がっていた。自分の表現力というかボキャブラリーというかの無さに辟易するけど,あのころの古い車ってなんて魅力的なんだろう。今は丸いかんじとか流線型とかそういうのがとにかく流行りっぽいけど,あのころの角ばったデザインやウレタンバンパーや角目のライトなんかはものすごくいい!
 いかん,鼻血が出そう。この辺でやめたほうがいい。
 まぁとにかく,古いアルファだのランチアだのルノーだのトゥィンゴだのいろいろあったよ。ふるーーーーーーいブルーバードもあって,それはコラムシフトのベンチシート!もーハザードまでいかしてる!ぎゃー,ハザードたくと点滅するのは赤いランプ!アメ車かよ!とか思いつつ,ここまでレトロなのは乗ったこと無いけど素晴らしかった。かっちょよすぎ。
 

2004年11月16日

折り返し地点

 人生の折り返し地点は26だとおもう。だからといって,52までしか生きないという事ではないけれど。確かに26になったときに,うわー随分長く生きたもんだ,こんなに長生きするとは思わなかった,と感じていたけれど,なんというか,まぁ21を過ぎれば胸はたれてくるしシミは出来てくるし肌のつやだってどんどん悪くなってきた。そのころが一番頻繁に海に潜っていたときだったし,度重なるむちゃな日焼けでシミが出来たところで,自分のせいなんだが。
 だけど,21は折り返し地点ではなかった。なぜか26。こんな感覚を持つ人っているんだろうか?折り返し地点というような。折り返し地点を過ぎると,あとは老いてだらだらと惰性で生きていくような感じがする。その惰性の間に自らに付加されるものはあるだろうけれども,それは必ず必要なもの,というよりも,アクセサリーみたいに,だけど染み付いていくみたいなものになるんじゃないだろうか。たとえばしわ,みたいにね。
  

2004年11月17日

いとおしい気持ち

 昨日は和美が家に来た。明日ぐらいに実家にいくみたい。なんだか娘を送り出すような気持ちで実家で使って欲しいものなんかを箱詰めにして,一緒に夕飯を食べる道すがら宅配便で出した。
 不安や恐怖や期待や,そういうのがない混ぜになった気持ちですごしているんだろうなぁと,なんというか,抱きしめてあげたい気持ちになった。10ヶ月も妊婦さんで居ることや,出産することなどこんな感じなのかなぁと想像してあげることしか出来なくて,本当にこれまでとても大変なことだらけだったと思う。
 子供のいる生活というのも簡単にはいかないことだと思うけれど,なんとかなるよ!と思った。感じていること,悩んでいることそういうのを聞いたり,聞いてもらったりして今までもやってきたので,その延長上にこれからの生活があるだけ,だと捉えているので,なんとかなる。
 それにしても,夕飯を食べながらつくづく,気の合う友人とご飯を食べたりお酒を飲んだりお茶したりするのは,幸せな時間だと思う。和美とひたすら話をしてて,ふと,あー最近あたしは人と話して無かったなぁと気がついて,可笑しくなった。実に人っぽい。生き返る感じがする。こんな表現はちょっと陳腐だけれど。
 大切に思う相手を,きちんと大切にする。漠と捉えていたそういう事柄を明確に示してくれている友人たちに,深謝した夜だった。

2004年11月18日

特に何も無い日

 朝和美に見送られて家を出て,仕事をしていた。寒いなぁ。ここのところ。まいっちんぐ。お昼は家に戻ってたべようとおもっていたのだけれど,なんだか来客用の弁当があまったらしくそれを食べさせられた。
 それ以降,胃が重い。仕事を終えて一服して,師匠のみほよっちと12月12日のライブの打ち合わせをするために八重洲までいった。そしたらピアノの本間先生がいてびっくりした。で,思わず「えー本間先生八重洲でも教えてんだ!」とのたまわったら,「なんでここにいるの!」とか本間先生もびっくりしてた。
 その後みほよっちと打合せしてたら,胃がどんどん痛くなってきて,元気なら飯でも食いに行こうかと思っていたのだが,このままではトイレとお友達になりそうだったので,行くのを止めた。帰る方向が同じなので,本間先生とだらだらと車の話で地味に盛り上がりながら帰った。
 家に帰ってきてから筋トレをして,その後で以前から書き溜めてきたHPが最近使えなくなったらしいので,他のポータルサイトに移行したりした。途中で,なんも無理やり移行せんでもええがな,と思ったけど,もう手をつけちゃったので最後までやった。めんどくさかった。10代前半のころにかいたものとかもあって,なんだろなー,なんというか,基本的に「お前は根が暗い!」の一言で片付けられてしまいそうなものばかりなんだが。

2004年11月19日

寒いの嫌い

 とてつもなく、寒いの嫌い。早く夏が来ないかなぁと思う毎日。でもきっと、常夏だったらちょっと冬が恋しくなったりするのかもしれないと思うときもある。冬のよさを誰か教えてくれい。ちなみに今日は雨が降ってて、雨も大嫌いなので、ダブルパンチ。あーもーいい加減にしてくれと言いたい。 雨がいやな理由。靴がぬれる。ズボンのすそがぬれる。髪の毛が決まらない。
 さてはて、ぶーぶー文句を申し上げても仕方がないので、ラックスから新しく出た入浴剤を先日ゲットしたので、それでお風呂に入った。いい香りなので、かなりうれしかった。で、風呂から出て譜面のアレンジでもしようかと思ったんだけど、ちょーいまやる気なし。こんな調子で日曜日の練習にまにあうんか。いや、たぶん間に合わない。
 それにしても、今日平家物語を読んでて、平家物語というのはなんというか、しめーっとしててすごく日本人の心にマッチするなぁと思った。昔おわらの風の盆に行ったことがあるんだけど、富山に住んでいた人いわく、平家の残党が流れ着いた場所でもあるらしい。本当かどうか知らないけど、だから風の盆は情緒があるんだそうな。確かにおわらの踊りは美しいと思う。ちいこい子供からじーさんばーさんまでみんな踊る。おわらを観に観光客が大量に押し寄せてくる割には、案外と閉鎖的なイメージがある。
 日本人の体の中にはしっかりと盆踊りのリズムが刻まれているので、やはりジャズはどこまでいっても借り物なのか??とかね。でも日本人のしめーっとした精神とジャズの間にはどこか共通点があるような気がしている。あーこんなこと書いてる間に譜面かけよ譜面!うわーん。譜面の神様降臨してくれ!そうでなければ寝てるうちに小人さんがやってくれないかなぁ・・・ってやっぱり神頼み他力本願です、はい。

今日も雨ですかい

 昨日このつれづれを書いていた直後に連絡があって,友人の1人が結婚したそうな。すごいなー。最後の独身貴族みたいなイメージもちょっとあったから,びっくりしてびっくりしてびっくりして,なんというか,一つの時代の終焉を感じてしまうぐらいにびっくりして,その後でほわわーんと最後にいい話だなあと思った。
 その人は黄色い古いフィアットをとても大事にしている人だったので,かつ猫好きだからGattinaを紹介してあげようと思ってメールをした返事が結婚しました。だもの。そいつぁびっくりだよ。
 彼はもう押しも押されぬ作家なので(あたしの彼に対するイメージはちょっと実はちがうんだけど)そういう彼を支えていく人はどんな人なんだろうとかなり興味がわいた。幸せになってほしいなぁー。彼の親友のRiQはきっと独身貴族仲間が1人減ったことで嘆いていることだろう(笑)
 

2004年11月22日

風邪を引きました

 うーむ。土曜日目が醒めたら,というか,正確に言うと金曜日夜から喉が痛い。風邪だろうね。職場のボスも同じような風邪引いてたし。
 金曜日は汐留というところにいってライブを聞いてきた。汐留なんちゅー駅が出来ているとは知らず,降り立ったのはいいけどかなりぐるぐるぐるぐる迷った。カレッタ汐留も六本木ヒルズもあたしには無関係の場所だったから,かなりサルの惑星状態でしたね。
 歌っていたのはポーラという女性で,ちょっと話が出来たんだけど,「テクニックよりもフィーリングよっっっ!!!」と言い切っていた。なんというか,まぁ楽しそうに歌っていたよ。その場にいたニュージーランド人男性とポーラと3人で馬鹿ばなしをしたりしてステージの合間合間にげらげらわらったりしてたけど,英語脳が眠っていたのを無理やり起こしたのでちょっと頭が痛くなった。
 伴奏してた人曰く,彼女はジャズシンガーと言うよりポップスだネェ・・・だそうな。違いがよく分かりまへんでした。まーでも,気さくな人だった。初対面だったにも関わらず開口一番「ねー今日靴忘れて内緒だけどブーツなの!でもドレスが長くて見えないからいいわぁ」だと。いや,スリットがちゃんと入ってるからばっちり後ろからブーツが見えてたってば。そんなおち。
 で,帰り道でなんとまぁ六本木ヒルズの隣とか通っちゃって,あーこれはそよがよく行くスタバじゃん!ておもった。なんともおのぼりな日でした。
 土曜日は喉が痛くてグロッキー。寝てました。
 日曜日はコーラスの練習とか入ってたんだけど,伴奏もアレンジしようと思ってた譜面もほとんど出来てなくて最悪の最悪。しかも練習入って他の人の音とりしたら,しっかり間違えたパートの音とりをして差し上げていて(爆笑)何の意味もない時間が過ぎていきました。みほよっちに後で見てもらったときにそれが判明して,あきれるを通り越して,もう笑うしかないって感じで。はぁ。12月12日まで時間ないっちゅーねん!!!やばびっち。

 

そうそう

 そういえば,この間アップルシードを観たわけ。ちなみに昨日は攻殻の続きを観たんだけど。アップルシードは絵がきれい,っていったっけ?でね,昔としくんが漫画のアップルシードを持ってたから,うわー汚い絵とか正直思いながら読んでたですよ。で,漫画だとわかんなかった部分の話が映画になってた感じかなぁ。1週間たって(あ,そうだ1週間ぐらい前に観たんだった)そうだ,もう一度このインフォームドな状態で漫画を読んだら違う読み方が出来るかも!と思って,早速としくんにメール。「よーアップルシードの漫画かしてくれよー」と送ったら,「いいよー。」だと。いい兄だ。今度バックドロップでもしてあげるとするか。(鬼妹えへへ)
 攻殻の続きは,面白かった。今ちょうど脳と心の問題についてまた考えていたところだったので,そういう時期的にもおもろかった。この間からみほよっちがイノセンスについて考えまくっているようなので,そっからデジタルとアナログについて考え込んだりしてね。
 あーおなか痛い。シュークリーム傷んでたかな・・・。

2004年11月23日

東京めぐり

 えー今日は、東京観光をしていました。朝からはとバスに乗って(爆笑)というのも、うちの両親の親友がカナダから来ていてその夫婦と一緒に東京を回ってたからなんだけど、一日中英語で話してたので脳みそまぐまぐしている・・・。でもいろんなところを回っておもしろかった。東京タワーだのはっぽうえんだのちんざんそうだの、東京湾クルーズだの浅草見物だの。たまたま隣に座ったのは同じように外国人接待のために借り出された可愛い日本人の女の子で、二人で日本語で話したりしたのでちょっと息抜きになった。
 でも、カナダ人夫婦はすごくいい人たちで、別れ際にだんなさんが、今日はなんて素晴らしい日なんだ、なんちゃらかんちゃらと楽しかったといってくれて、ちょっとじーんとした。トロントにこいと散々言われた。2人まだ結婚してない息子がいるからどうだ!とか。いやーあはははは。ありがたいんだかどうなんだか・・・。
 ま、そんなこんなでばたばたとすごした祝日でした。えーと、のどが痛くて熱が上がってきたのでこのあたりで寝る。グンナイ。

2004年11月25日

 気について考えた。今日は三ノ輪で1時間の仕事のはずがお願いされて2時間仕事をする羽目になった。まぁいいけど、熱が上がってきてた感じだったから、おいまじかよ!って思ってたんだけど、仕事先の人と話をしてたらそいつがとっても能天気だから、よい気をもらったらしくて(笑)2時間の仕事が終わるころには案外元気になっていた。
 気、ってあるのかね?どう思う?ちょっと宗教チックになる傾向にあるから、純粋な気、って取り出すのは難しい感じだけど・・・。

ピアノに悪戦苦闘するのまき

 最近譜面を書かなきゃならない。てか、必要に迫られて、なんだけど。ピアノを触っていたのははるか昔のことだから、正直指は動かないし、譜面を見ても「??」なことが多い。ピアノは小さいころからはじめたわりに、練習が嫌いなもんで(笑)ちっとも上達しなかった。練習をしないせいでずいぶんと先生に怒られた。あたしが通っていた音楽教室ってのはそのころ田舎にしちゃ珍しく結構先生が沢山いて、なんやらいろんな先生がいた。
 引っ越して初めてその音楽教室に行ったとき、入門テストみたいなのを受けさせられた記憶がある。で、指を鍵盤に置いた瞬間「あ、それじゃ弾けるわけがない」とかなんとか。タッチからそもそもなってないって言われて、もーたまひよくらぶ並みの扱い。そのときですでに5年以上ピアノは触ってたはずなんだが・・・まぁよい、それが現実。
 で、生真面目な女の先生に教えてもらった。そのついでにソルフェージュを習い始めて譜面読んだり書いたり聞き取って譜面におこしたりするっちゅーのをやってたはずなんだけど、苦手だったせいか、今そいつで苦しんでおるわけで。たまごくらぶからひよこくらぶになったときに、先生が変わった。あたしの記憶が確かならば、その先生は実にユーミンに似てた。で、その先生からすぐに違う先生になり、あたしはその変わったばかりの先生と大喧嘩をして、ピアノをやめた。
 喧嘩の理由はいろいろあるんだよね。まず、あたしが練習をしてこないこと。それから、その先生が忍耐強くなくて、とても控えめにいってヒステリーだったこと(笑)。そのころちょうど思春期だったし、ぶつかりまくって、最後にはレッスンの間口も聞かないほど、我々の関係は冷め切っていて(笑)どうしようもなかったね。
 最後のレッスンまで、あたしはピアノをやめることを先生には言ってなかった。練習が違う意味で苦痛になっていたから、ピアニストになりたいわけでもないし、実は彼女のボスみたいな人には言って手続きも済んでいた。
 いつもとかわらず彼女は甲高い声であーだのこーだの言い続け、あたしは始終黙りまくり、終わるときに、彼女が「次回の練習は」とか言い出すから「次回はないんです。やめるから」といった。彼女は、かれこれ5秒ぐらい口をあけたままで、ようやく「え?」と言った。それ以来ほとんどピアノは触ってない。
 なのに、ここに来てピアノだの譜面だの。いや、参る。勘弁カツオだよ。今ならきっと、もうちょっと大人げある態度で、彼女に接することができて、まじめに練習したりするかもしれないけどね。ぜんぜんだめっす。
 

2004年11月26日

ハラスメント

 ときいて,鮭のハラスをイメージするのはきっとあたしだけ。とかくだらないことを言ってないで,ハラスメントについて考える。ハラスメントって,嫌がらせってこと,だよね。アカハラ,アルハラ,セクハラ,ベツバラ,ベルバラ,エジンバラ・・・ってそれは違うか・・・ごめんなさい調子に乗りすぎ。あとは何があるんだろ?
 何でこんなことを考えているかというと,どこぞの大学の教授がアカハラあーんどセクハラで解雇されたというニュースを読んだから。嫌がらせって,でも線引きが難しい。その人そのものがやじゃなかったら,「嫌がらせを受けた」って気分にならないと思う。
 昔セクハラという言葉がよく耳にされるようになってきたころ,結構でかい会社に派遣に行ってた。ある男性社員が軽口をあたしに叩いて,それを聞いていた上司が「それセクハラじゃないのか??」って言ったときに,「ハラスメントになってない」と男性社員が言ってたわけ。
 ええもちろん,ハラスメントなんぞ毛ほども感じてはおりませんでしたが,それって微妙で,もしあたしがその男性社員の軽口に「きぃー」ってなってたら,ばっちりハラスメントたりうるわけで・・・。逆にセクハラを受けても好ましい相手なら,ハラスメントどころかウェルカムじゃん・・・。
 ゆえに,世の中のハラスメントは人間関係とその相手についてどう感じているかでいかようにも捉えられる事象だということ。つまり,訴えられて解雇されちゃうほどのハラスメント気分を相手に抱かせていたその教授は,みんなから嫌われてた,ってたってことだよね。線引きがむずかしぃー。ハラスメントをしたかどうか決定するのは多数決かね最後は。
 
 

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