スマイルという曲がある。結構有名だからいろんな人が聞いたことがあると思う。昨日明光院先生のレッスンの発表会で、大森とおさんがスマイルを歌う&トランペットを吹くという演奏をしていたのだけれど、聴いている途中で思わず泣いてしまいそうになった。演奏がすばらしかった、ということではないのかもしれない。音ははずしてるし、リズムも不安定だったけれど、何かしらぐっとくるものがあって、目頭が熱くなった。
演奏というのは、こういうものかもしれない。万人を感動させられなくてもいいし、誰一人感動はしないかもしれないけれど、あたしは等身大の自分しか表現できないのだろうし、自分が思い描いている等身大とはかけ離れているのだろうけれど、小器用に聞かせるというのでは、深い感動を得るのは難しいんじゃないだろうか。
時として小器用にこなすことばかり考えがちなんだけれど、そんな自分がちょっと恥ずかしくなった。