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June 4, 2006 アーカイブ

June 4, 2006

詩とピアノと歌

 うまく感想が書けるか,心配なのだけれど。。。keikoさんとAkagi Cafeでライブをしてきました。初めての試みで詩の朗読とジャズをあわせてみました。まず,感想を。とても,よかったです。心から,そう思えます。けいこさんとゆきこちゃんと,私が持ち寄った,小さな暖かさを,聴きに来てくださった方々,お店のスタッフの皆様,あの場にいた全ての人々のみならず,離れている人からもエネルギーをいただいて表現した,と言った感じ。でこぼこ,はありますが,今の我々にできる,我々らしいライブだったと思います。もちろん,反省点がなかったわけではありません。でも,次につながる確かな何かを得たと思います。何事もチャレンジだと思いました。
 けいこさんと初めてお目にかかったとき,どうしても彼女とライブがやりたくなった。どんな感じにやるとかどんな雰囲気になるとか,そんなこと全く考えなかったし,言葉を大切にしたくて,当日になるまで全くアイディアすら浮かびませんでした。声になった瞬間から言葉の質が変わるような気がしていたので,リハーサルあえてしませんでした。
 ただ,彼女とライブをやってみたいと,そんな気持ちだけで敢行してしまったライブでしたが,蓋を開けてみたらお客様は入りきらないくらい一杯で,そしていらっしゃっている皆様が,みんなすごく優しくて素敵な気持ちをもっていらっしゃるのが肌で感じられて,思わず感激して涙が出てしまいました。
 けいこさんの詩自体とても素敵でしたが,文字を目で追うのではない発話行為を通しての詩の感じ方というのは,すごく素敵だなと思いました。目を瞑って聴いていたら,彼女の声がじんわりと心に響いてきました。あの場にいた一人ひとりがいろんな贈り物を彼女からもらったのではないでしょうか。もちろん私も。とても癒されて,世界中の人々が幸せでありますようにと,心から願いました。

 ありがとう。

Roots

 カフェでコーヒーの香りに囲まれたり,洗い物をしたりして,なんとなくBGMを聞いていたら,ぱちり,と音がしたようだった。10年以上も前に私に再生をもたらしたあの曲がかかっていた。カフェのオーディオはたいていPCから流しているものなので,PCのところに行ってチェックしてみると,やっぱりあの曲だった。あたしが,あの朝聴いていたのは,他のどの演奏でもなく,まさにこれだ,と思った。演奏していたのはマイルスだった。ああ,そうか。あたしはあの朝マイルスにも出会っていたのか。ジャズを歌い始めてからしばらくして,どうしてもマイルスが気になるようになったのも,そもそもルーツとして魂を揺さぶっていたのが,彼の演奏だったからなのかもしれない。

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