ただ一言
お疲れ様とだけ,言いたいです。今朝方祖母が亡くなりました。ずっと介護を続けてくれた叔父・叔母,そして祖母本人にも。世の中は,ちゃんとなるようになっていて,時間は確実に流れています。祖母がなくなって,きっと世界のどこかでは誰かが誕生しています。そこにつながるものが,愛であればいいと,切に願います。
とっても大きな視点に想いを馳せたら,我々という存在すら,すごく不確定要素だらけの産物みたいな気もするし,不確定要素だらけの産物なのに,喜怒哀楽があったりしてこんなふうにあれこれと考えたりします。すごく不思議なことだなと思います。ちょっと笑えちゃったりします。なんだかシャーレの中のゾウリムシみたいな気分です。
最近にしては珍しく,明け方まで起きていて,うつらうつらとしたら訃報が入ってきたわけなのですが,今朝の夜明けは,とても美しくて,晴れていて,まだ梅雨も明けていないというのに夏のような日差しの一日でした。
これから変わること,これから起きること,いろんなことを考えていました。横須賀の丘の家の2階の窓から風が吹いているのを感じたいと思いました。蓋をしないといろいろお店を広げてしまいそうなので,今日は一日譜面と楽器とにらめっこ。歌の練習をしてレッスンに行きました。その後30日のピアノの鶴巻さんとリハをして,家路に着きました。
ベランダから外を眺めて,街の明かりがきれいだなぁと思いました。夕飯時のいろんな匂いがして,人が息づいている営みを感じました。哀しみは,おそらくもっと後にやってくるのでしょう。今の私に出来るのは,歌を歌い続けること。出来ることを,丁寧に,ちゃんと誠意を持ってやること。そして,可能な限り否定から入るのではなくて,愛を持って優しい気持ちで世の中に接することが出来たらいいなと思いました。
おやすみなさい,お疲れ様。Love and Peace。