« September 2006 | メイン | November 2006 »

October 2006 アーカイブ

October 4, 2006

はとサブレー

 先日かこちゃんが鳩サブレーを数枚くれた。昔から大好きなお菓子のひとつ。昔は鳩サブレーをひとつ食べちゃうとおなかがいっぱいでご飯が食べられなくなっていたらしい。だから4人の兄弟で分けて食べていたのだけれど,いつか1枚丸々食べるのが夢だった。
 分けて食べるってことは必然的に鳩を割るわけで,割るときにうわーはとがこっち見てるとか割られた後に,はとのどこを食べたらよいかとかもう悩みまくりだった。今はかこちゃんも1枚丸々食べさせてくれるどころか何枚も分けてくれたりするのだけれど,すごく懐かしい味がするし,実際とてもシンプルでおいしいお菓子だと思う。本当は鳩サブレーだけじゃなくていろんなお菓子作ってるはず・・・。と,調べてみたらありましたありました。なんと時代は日進月歩ですな。ネットショッピングまでできちゃうの!危険だー買っちゃいそうだー。
 鳩サブレーのおもひで,とかいう作文集を作ればいいのに。絶対応募する。

いきなりですか,心の準備がぁぁぁぁ

 かねてから懸案事項であった魚の目。何でこんなところにできるのだ?というかんじで足に二つ手の指にひとつ。足の魚の目1号2号はもうかれこれ5年ぐらい飼っているので,さぞかし根が深く切ったり貼ったりせにゃならんのだろうとビビッておりました。がしかし,特に付き合いの長い1号が季節の変わり目などに成長するわけです。そうすると硬くなっている表皮に神経繊維が出てきて靴下に引っかかったりサンダルに引っかかったり,足拭きマットに引っかかったりして痛いわけ。これは覚悟を決めて決別せねば,と思い立ち,近所に住む知り合いに皮膚科がどこにあるか聞いてみた。
 ひとつは家から15分ぐらい。電車に乗ったりしていくらしいが評判がよいらしい。もうひとつは家から3分ぐらい。可もなく不可もなく,昔ながらの病院だそうな。朝起きてぐずらぐずらとしていたら,評判のよい病院には到底行けない時間となった。じゃぁ,その可もなく不可もなく,のところに電話をかけてみることにした。考えてみたら足の裏切ったり貼ったりして,15分以上もかかる病院に通うのはいやだなぁと思ったから結果的にはいい選択に思えた。
 電話をしてみると,いい感じの受け答え。12時にかけたけれど次の診療は4時からだって。4時ね・・・。それまで家のことをやったり練習をしたり家で仕事をしたりと案外大忙し。気がつけば4時になっているのでサンダルを引っ掛けてそのままぺたぺたと皮膚科に向かう。
 ドアを開けてみると待合室はくらーーーーーーい感じ。むむむ。そして待合室には男性一人女性一人。みんな不思議なものを見るみたいにじろじろみてくる。なんだ?魚の目がそんなに珍しいのか?と思ったけれど,別に待合室にいる人たちは私が魚の目を危惧してここに来ていることは知らないはず。
 受付の女性と二言三言会話してベンチに座ると,それまで止まっていた二人もそそくさと動き始めた。女性の方は受付に呼ばれて会計をして帰っていった。男性の方は奥の方に呼ばれて行ってしまった。素足にサンダルを突っかけてきたのでスリッパを履いたら急に足の裏がかゆいような気がしてきて,ちょっとまて,ここは皮膚科か・・・水虫か・・・。まぁでも水虫なんて空気感染もするんだろう??とか開き直って,でもスリッパを浅目に履いたりしてそわそわしていたら,男性が戻ってきた。
 しばらくしたら受付に男性が呼ばれて会計をして,お金を払って,これ要らない,と領収書を置いて,出て行ってしまった。薄暗い待合室に待たされること10分ほど。名前を呼ばれて奥の診察室に入ると,悪い人じゃなさそうなお医者さんが一人。どうしましたと聞いてくれたので魚の目を見せた。「まぁそれは1)焼いてとるか2)麻酔などをして手術するか,ですね,焼いてとる方は麻酔はかけないけれど血も出ないしいいと思いますが」と言ってくれたので「わかりました」「・・・」「・・・」「えっと,具体的には私は何をしたら?」「隣の部屋で焼いてあげますよ」「え?今すぐ?」「はい。」
 まさか言ったその場で焼かれるとは思っていなかったので,実際まずは診察をして次の機会に切ったり貼ったりするんだろうと周りの人にも言われていたので,今,といわれても心の準備ができてなかったのだけれど,お医者さんはさっさと準備を進める。なんだか銀色の容器に入った液体をこれまた銀色の容器に移し,シュワシュワいっているところに綿棒を突っ込んだかと思うと,「はい,足出して」「え?ど,どれから?」「長年懸案になっているところから」ああ,つまりは1号ですよ。「がまんして」え,痛いのか・・・と思っていたらピトリと綿棒を1号に!まじで,痛かった。そしてぴとぴとと何度か1号に液体を(たぶん液化ドライアイスね)塗りつけると,間髪要れずに2号へ。ところがさー2号はこの間表面が硬化して当たって痛かったので自分で表面を削ったばかり。つまり2号の面の皮は薄くなったばかり・・・。しみましたねぇ。実に痛かった。冷たい痛い,です,正確に言うと。
 うわーん,いたいよぅと思っていると「麻酔効果もないわけじゃないんだけどな,痛いってことは案外浅いのかな」とか先生。何年も飼ってて浅いはないだろうが,しかもさっきせんせい麻酔(すること)にはならないって言ったじゃんかとちょっと思いつつ,数ヶ月前に現れた新参者の3号(右手の人差し指にいる)を今度は焼かれた。これは少ししか痛くなかった。
 「2週間後にかさぶたになって一緒にはがれればいいわけです。はがれてなかったら同じこと繰り返します」とさらっと先生は処置が終わった後に言うわけです。なんだ,イタイイタイ言わないで我慢できるところまで我慢しないと2週間後にまたこれやるのか・・・先に言ってくれたらもう少し我慢したのにな。と思いつつ,病院を後にした。
 しばらくしたらじんじんしだして,痛いわけ。病院の先生はやけどを作って治すようなものです,って言ってたから,馬油ぬったら治るのかな,でも治って魚の目に戻ったらやだなとかくだらないことを考えていた。

October 6, 2006

すごい雨だった

 昨日は家から出ずまい。一日在宅で仕事をして練習をして仕事をして練習をして。午前中は雨がさほどひどくなかったので狭いベランダというか縁側?というか,箱庭??というか,まぁそこでハーブの植え替えをしていた。ミントだと思って買ってきたのは,確かにミントのような香りがするけれど,もしかしたらキャットミントだったのかも。やたら横に伸びる。数年前に我が家にきたローズマリーは何度も収穫してそれでもたくましく生えてたのだけれどここのところ成長がめっきりよろしくない。どちらも植えてある鉢のサイズがよくないんだろうと思って植え替えてみたわけなのです。
 以前の家では考えられないほど日当たりはよいし風通しもよいせいもあって,ベランダの植物が異様に生長する。バジルは普通に一年草なのに茎が木化してきて多年草の様相を呈してきているし,控えめに育ってきていたアスパラも先日植え替えたら五分刈の人が目が覚めたらアフロになってたぐらいの勢いで成長し,今年我が家に来たハイビスカスもいまだに狂い咲きしている。限られた土でこの人たちはよく頑張っているなぁと感動する。そんな中でローズマリーを植え替えてみたら,午後にはなんだかのびのびとしている。根詰まりしてたのね・・・かわいそうに。それにしてもこうやって生命力を目の当たりにするとものすごくインスパイアされる。ありがたいなぁ。
 あけて今朝も,雨,雨,雨。横須賀の家と同じように風が吹くと窓も扉もがたがたいうわけ。ちょっと切なくなっちゃったりするんだけどベランダの皆さんが元気か見に行ったり,玄関脇のイチゴちゃんたちをみにいったり。みな無事でした。よかったよかった。ああ,そういえば,植えるのが遅すぎたニューメロンたちは結局大きい実がつかず。かわいそうなことをしちゃいました。その代わりに今度はイチゴちゃんたちを植えました。お掃除のおじさんやお友達がニューメロンを心待ちにしてくれていたのに,分けてあげられなくてごめんなさい。イチゴちゃんはいい時期に植えていると思うので収穫できたらお掃除のおじさんに分けてあげようっと。

イグ・ノーベル賞

 発表されましたね。いつもイグ・ノーベル賞には笑わせられる。こういうのを選んでいる人たちのセンスや,こういう研究を真剣にしている人たちって,いけてるな,と思う。こういうセンスって忘れちゃだめなんだよね。とか各賞の内容を見ながら笑っていたら,足が蕁麻疹だらけになっていた。なぜ??かゆいよー(笑)

October 7, 2006

晴れて雲がちぎれる日

 昨日は,というか今朝方4時ごろまで起きていて,いい加減寝ねばと思い立って布団へ。フランクマッコムを聞きながらうっとり。こういう感じで眠りにつくのはすごく好きだ。眠くて眠くてどうしようもなくて,かすかに聞こえる音楽に安心して眠る。起きたら蕁麻疹が治ってればいいな・・・とか,みんなが幸せだったらいいなとか思いながら,一瞬目を閉じたと思ったらどこかで何かがなっている。
 なんだろーと思って案外パッチリと目をあけたら6時半。えーと,2時間半ぐらいしか寝てないのか・・・。しかしなんでこんな時間に目覚ましがなるんだっけ・・・ああ,今日は資源ごみの日!なぜだか貯まるダンボール。どうせならお金が貯まってほしいものだがそうはいかず。これで昨日みたいに雨が降ってたら凹んで到底ゴミだしになんか行きたくないが,素晴らしく晴れている。ああ,神様がダンボールを捨てなさいよ,といってるのだ。もちろん!ダンボールだけじゃなくてビールの缶だのごま油の瓶だのも一緒に。
 下界に降りていったら階段は水浸し。おっとすべっちゃいけないぜ,と思いつつ空の青さに心を奪われました。つつがなくゴミを捨て家に戻ってくるとバルコニーでしばらくぼーーーーーーーっと。雨がちな日が続いた後の晴れ渡った空ってのは何でこんなにも美しいのだろう。しかも,今日はすごい風が吹いていて雲がちぎった綿菓子みたいに横に伸びている。
 じき冬が来て寒くなるなんて思えないぐらい風は暖かくて,二度寝しようと思っていたのにあまりの空の美しさに感激して今度はベランダに移って鉢植えたちにご挨拶。あんなに雨が降っていたのに土の表面は乾いてきていた。久しぶりに窓を開け放っていたら,鳴子の音がカラリコロリと心地よい。本当にこんな日には空を飛べそうだ。玄関前のイチゴちゃんたちにもご挨拶をして,先日花をつけ始めたグリーンネックレスにも水をやる。そして最後に私。ジョーロでお水というわけではなくて,淹れたてのコーヒー。あーもー早起きは三文の徳!今日もいい一日になりますように♪ 

October 13, 2006

愛にあふれてる。こういうの,すごく共感する。

 みなさまは,車椅子のリサイクルについてご存知ですか?車椅子は1台20万円以上もするそうです。日本では入手時に国の補助もあるそうですが,たいていは一人の方が使われた車椅子はそのあとそのまま捨てられてしまうそうです。
 必要としていても十分な数がない海外へと車椅子をリサイクルして送ろう!という趣旨の元に開催されるのが「福生ブルースフェスティバル」です。チケットの売り上げは必要経費を除いてすべて車椅子のリサイクルにまわされるそうです。
 これを聞いたとき,愛にあふれてるといたく感激いたしまして,Akagi Cafeでは少しでもお手伝いになればと,「福生ブルースフェスティバル」の前売りチケットを販売しております。もちろん出演者が素晴らしいので演奏もばっちり期待できます♪「をを,そんなコンセプトならば!」とか「いいブルースを聴きたい!」とかそんなことを感じられた方がいらっしゃいましたら,どうぞスタッフにお気軽に声をかけてくださいね。
 下記の方法でも入手できます☆彡

チャリティーイベント「福生ブルースフェスティバル」 (2006/09/23)
日時 : 2006年11月5日(日) 午前11:00~午後4:00(雨天決行)
会場 : 西友福生店第一駐車場(JR福生駅東口徒歩1分)
料金(税込:当日券¥2,500 前売¥2,000
※中学生以下は入場無料
応募方法 : 下記、お申し込みフォームに必要事項をご記入の上送信してください。フェスティバル当日、受付にて本人と確認できる身分証を提示して頂ければ、前売り料金でご入場頂けます。尚、予約受付の確認メールが返信されますので、e-mailアドレスご記入の際、お間違いのないようご注意ください。
http://fussa.tv/fussatv_pc/bf2006.html

主催 : 福生ブルースフェスティバル実行委員会
協賛 : 東京福生ロータリークラブ
協力 : 西友福生店・福生ドットTV・FM-FUSSA88.0MHz
お問合せ : インターフェイス TEL/042-530-1169

ケイゴ兄の

 誕生日だったのだ!兄といっても血のつながりがあるわけではなく,めちゃくちゃ兄のように慕っている人の一人ですが。まだ私が歌を仕事に選ぶ前アマチュアのSadeバンドにいたことは書いたことがあるけれど,そのときのベーシスト。なんかであったその日から私がナチュラルでいられるオーラを出してくれる人で,それ以来あれこれ相談したり遊びに行ったりしてとてもありがたい存在なのである。
 大人になると友達と言える人にめぐり合うのはなかなか珍しいと思う。私には幸いなことに大人になってから出会ったかけがえのない友人が何人かいるけれど,ケイゴ兄は確実にその中のひとりである。ケイゴ兄のかもし出す居心地の良さは何なんだろうと今朝考えていた。ゆるさと意見を持っている人だからかも。「もうがんばれないよー」とへこたれそうなときに「へこたれちゃっていいんじゃん?」と言ってくれる包容力というかゆるさというかすごいありがたい合いの手を入れてくれる(と理由もなく信じている)。煮詰まってブレイクスルーがほしいときに事務所に遊びに行くといろいろ親身に相談に乗ってくれたりする。かといって都合のいいことばかり言うわけじゃなくて,私のいけないところを「そこは改善すべきだ」みたいにちゃんと指摘してくれる。しかもさー,その指摘の仕方が傷つけない配慮みたいなのをちゃんとしてくれてるんだよね(と理由もなく信じている)。私の友人たちの何人かはケイゴ兄に仕事でお世話になったりすることも出てきて,そういうリンクはちょっと嬉しい。これからもよろしく。愛をこめて。お誕生日おめでとう。

October 19, 2006

あーびっくりした

 パソコンがおかしくなって入院しました。パソコン関係そんなに弱くないと思っていたのだけれど,今は家にパソコンが1台しかないし,ネットワークを組んでいるわけでもないし,セーフモードで立ち上げようと思ってもそれもできない状況だったので,久しぶりにパソコンが使えないという生活をしてました。
 まぁなきゃないで何とかなるだろうと思ってたのだけれど,そういうときに限って,ああ,あのパソコンにしか入ってないデータを見ないと仕事ができないんだよ,といった問い合わせが沢山。普段の行いだなぁと反省したりしました。レコーディングに使うための音源もPCに入れっぱなし,まめにバックアップとらないとだめですね・・・苦笑。
 それでも無事また新たにレコーディングが進んだし,ミニアルバムですが,いい感じに仕上がってきている予感がします。今から楽しみです。わーい

Love and Heal

 このライブ今日なのですね。まぁパソコンが壊れていて,かといってどこかにわざわざパソコンを使いにいくこともしなかったので,お知らせが当日になってしまったのですが・・・(笑
 関根さんのピアノは,本当に素晴らしいです。佐藤さんのベースは,頼りになるし弾いている姿がとっても楽しそうでこちらも感化されます。私はいつものようにゆったりまったり,かな?そんなお二人と愛のこもったステージをお届けします♪
 
2006年10月19日(Thr.)
時間 : 19:30~20:20/20:30~21:20/21:30~22:20
出演 : Vo. 藤野めぐみ / Pf. 関根敏行 / B. 佐藤有介
MC 1,500
技と癒しのピアニスト、関根敏行さんをお迎えして、癒しと愛に満ちたステージをお贈りします。

October 20, 2006

盆栽と魚の目を語る昭和ロマンな日

 今日はライブでした。なんというか,関根さんのピアノはやっぱりすごい!佐藤さんの歌いながらベースを弾く姿にも心を打たれました。インストのI loves you Porgy.とSo Whatはかなりつぼでした。
 さてさて,今週Akagi CafeではLuna-kimono作品展を開催していて,着物や小物の展示会をやっているのですが,今日はその中の1着を着させていただいてライブをやりました。黒い着物なんですが「黒・ラメ・毛物」好きな私といたしましては着ている間もきょろきょろと展示を見たりして楽しみました。先日見たすごくいかした着物がなくなっていたので「あれはもう展示してないのですか?」とお聞きしたら早速売れてしまったそうで・・・。くすん。ともあれ,着物を着ていたのでかなり雰囲気がレトロでした。建物も中身も衣装もレトロでかなりユニークな感じでお届けいたしました。
 今日のライブはLove and Healというお題で,愛と癒しに満ちたライブをお届けする予定が,MCでは盆栽のことや魚の目の話になり,なんというか愛と癒しというよりもギャグとボケに満ちたライブになったかも・・・。いやはや,とても楽しかったです。

すべての事柄は必然である

 最近自然にそう思うようになった。夢多かりし(いや,今も多いけどさ)時代にとある会話で両親と話していたとき,「○○ってすごい,なんて偶然だ!」って感激して喜んでたら,父親が「偶然なんてない,すべて決まってるんだよ」って言った。そのときはなんだか喜んでいた気持ちに水をさされたようで憮然としたものだけれど,それから十数年経った今,すべて決まっているといった考え方にシフトしていることに気がついた。
 ただ,この必然という言葉が当てはまるのかどうかはわからなくて,私というキャンバスがあってそこにどんなパーツをどんな風に配置するかを選ぶ選び方は私という個に依存する,と思う。パーツとキャンバスは誰が準備したというわけではなくて,ここにある(のが決まっている)。つまり,今日この服を着て,今日この場所を歩き,今日こんなことをやった自分の選び方がトリガーになって周りのことがその選択にあるべき形でリンクしていくような気がする。
 そう考えていたら,そのパーツやパーツの配置の選択の仕方で私は自分の進路を決めていることになる。「ああ,今日はよい日だった」「ああ今日はこんな素晴らしい人たちに会えて幸せだった」そう思うのは,つまり自分に依存するわけね。今までは「ああ,今日は(偶然にも)よい日だった」「ああ今日はこんな素晴らしい人たちに(偶然にも)会えて幸せだった」と思っていた。その偶然だと感じていたすべては自分が引き起こしていることならば,一瞬一瞬をもっと慎重に大切に扱わなければならないと,否,扱うというかその選択が自分から滲み出すものだとしたら,もっと慎重に大切に生きていかなければならないことになる。
 自分を大切にするということにあまり重きを置いてこなかったので,こういう考え方にたどり着いてしまったことに正直少なからず戸惑いを感じているのだけれど,ベランダの植物を見るに「土壌がよくなければよい花が咲かないしおいしい実もつかない」わけ。よい花が咲いたりおいしい実がついたりするとそれを愛でたり食べたりする人々はすごく幸せになる。私は私にかかわるすべての人が幸せになればいいと思うけれど,私を介して幸せになるのであれば,私という土壌をちゃんとせずに,果たして私にかかわる人々は幸せになるのだろうか?
 うーん,何がいいたいのかわからなくなってきた・・・要するに,you gotta moveってことかな。準備するのも自分,動くのも自分,ちゃんとしてたら回りを巻き込んでみんな幸せになれるはずだ,ということだ。そうだそうだ。今日もみんなが幸せでありますように。

October 21, 2006

生まれてはじめての弾き語り

 弾き語りをした。2曲だけね。朝思い立って譜面を1つ書き,1つは引っ張り出してきて,よし,今日弾こうと思った。今日はカフェのスタッフの誕生日なのだ。びっくりさせたいような,でもお客さんもいるしなぁ・・・。迷ってる間に時間がなくなっちゃうからやることに決めた。
 譜面を書いたのはバースデーソング。自分のキーに合わせてチョーーー適当なコードをつけた。譜面を引っ張り出してきたほうはイマジン。スタッフの人がビートルズがすきだっていうのを知っていたから。数時間練習してカフェに行っていきなり弾こうと思ったら,今日は神楽坂のお祭りで境内で和太鼓のイベントが!!やばいじゃんやばいじゃん,和太鼓には音量じゃ勝てないよーーーー。幸いスタートはまだみたい。音出しの時間だけ聞いて境内の音が収まるのを待って弾きました。えーと,いっぱい間違えた。たまたま聞いていた友達が「歌はよかったけどね」と笑ってくれました。
 スタッフの誕生日ごとに1曲覚えたらレパートリーが増えるな・・・などと思ったりしたけれど,きかされちゃったお客様はさぞかしびっくりしただろうなぁ・・・ごめんなさい!しかも!バースデーソングまで歌ってもらっちゃってありがとうございます。ということで,今日赤城カフェにいらしたお客様で私の弾き語りを聞いちゃった人がもしいたら,お詫びに誕生日にピアノ弾きます(笑)のでどうぞカフェで誕生日パーティーをしてください。えへへ。
 おっと,最後になったけれど,たいきくんお誕生日おめでとう。

hikigatari.JPG

October 22, 2006

救われた夜

大きな砂山を
ふもとからただ両の手で掘っているような気分になる
砂山の中には
ガラスの欠片が埋もれていたり
なくしたと思っていた時計が隠れていたりする

ガラスの欠片でざっくりと怪我をしたのに気がつかず
時計を見つけて引きずり出して初めて血が流れていることを知って
傷口を眺めていたら痛み出した

痛くて手を休めている間に
さらさらさらさら砂山は大きくなって
まるで心臓が怪我をした手にあるかのようにどきどきと波打って
どうにもこうにもやりきれなくなった

足を投げ出してぺたりと座り込んで
歌を歌った
途切れ途切れ
喉は枯れて
音程も悪く
リズムも今いち

それでも歌い続けていたら
砂山のことも
ガラスの欠片のことも
時計のことも
怪我のことも
時計を見つけた喜びのことも
みんな遠くに消え去った

ああ,なんでもいい
思った刹那
ガラスの欠片を埋めたのも
時計を隠したのも
砂山を大きく育てたのも
きっとあたしなんだなと気がついた

いつか砂山は姿をかえて平らになり
時計は大事に磨かれてピカピカに動き出し
痛みは去って傷跡がうっすらと残るだけだろう

そう思えた夜
救われた夜
音に感謝

October 24, 2006

焼きイモの顛末

 実家に先日遊びに行ったとき,サツマイモをもらってきた。焼きイモ食べたいなと思ってオーブンを眺めていたらどうやら作れるみたいだからぽいっと突っ込んでぽちっとな。出来上がったさ。おいしかったさ。数日後,譜面を書いていてプリントアウトしようとした。給紙されない。おかしいなぁとおもって給紙トレイを引っ張り出そうとしたら・・・引っ張り出せない。おっかしいなぁとプリンターの裏を見たら・・・。
 裏側はきれいな一枚の平らなプラスチック。何がおかしい??何も変じゃないジャン,きれいな一枚のプリンターの裏っ側だよ。いや,何かおかしい。むむ?なんだ????ああ,そうか!!電子レンジの上にプリンター乗せててそれのオーブントースターでイモを焼いたら,給紙トレイが溶けてきれいにもとの形に固まっていた。ただし,本体と融合した形で・・・。感激したといっても過言じゃない。あまりにぴったりくっついているのだもの。電子レンジの上にプリンターを載せちゃだめってことがひとつ勉強になった。

続きを読む "焼きイモの顛末" »

October 28, 2006

図画工作

 えーと。昔から図画工作だの絵を描いたりだのが好きである。ハロウィンだからなんか飾り付けでもするかと思い立って画用紙を購入。あれこれと刻んでいたらやばい夜の22時。ほんとはやらねばならぬ作業が沢山・・・これって現実逃避しちゃったのかな??
 まぁさもありなん,だけど,切ったり貼ったりしてるのがむちゃくちゃたのしい。出来不出来は関係ないしあたしゃー紙きりの芸人か,ぐらいな勢いでチョキチョキと。でも妙なこだわりでどうしても細部にカッターを使いたくなり,まぁ細かいところを切るためにはよく切れるカッターが必要なんだけど,あいにく職場にはそれはなくて,余計に,どつぼにはまり逆に疲れてしまった。
 紙きりを始める前は,ガーデニングをしてレモンタイム,ウィンターコスモス,ワイルドベリー,イタリアンパセリ,紫キャベツ,スミレなどを植えたりしていた。うーん,紙を切ったり土いじりしたりする作業は基本的にはとっても癒される・・・。でもみんなあと数ヶ月で枯れちゃうかも・・・。
 あたしにとっては紙を切るのも,土いじりも,パンこねも,粘土細工も,版画もみんな同じカテゴリーにある。そのあたりの作業をしているといつもと違う脳波が出ている気がする。明日はその続きをやるぞ!って,現実逃避するぞ!って宣言してるみたいな気分だ・・・いやはや。

October 30, 2006

時が経つのは早いもので

 また今年も祖父の命日がきた。実家に母親の誕生日プレゼントを届けに行き,その帰りに日付が変わった。今静かに思い出が滲みだしている。実にいろんなことをいろんな時に教えてくれた。そしてとても寂しがり屋で愛情の深い人だった。生きていたときはその日が来ることにいつもいつも怯えていた。亡くなってからは案の定祖父がいなくなったことにどうにもうまくなじめずにいる。でも,ひとつだけ生きているときから変わらない事柄に気がついた。祖父の愛はとてつもなく大きくて,色あせもせず損なわれもしない,とういこと。

About October 2006

October 2006にブログ「つれづれ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブはSeptember 2006です。

次のアーカイブはNovember 2006です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。