ちぎっては投げ,ちぎっては投げ
タイトルをぜんぶひらがなにしたら「ちぎってはなげ」になって妙な変換になりそうだったので,投げ,だけ漢字にした。恋してムーチョ,みたいだ。って,何の意味もない。本当は全部ひらがながいい。ぺとぺととした感覚がより確実に表現できる気がする。デビューした当時のみぽりん風に呼んでいただければいめーじがわくかと。
昨日の夜実家に行った。ケーキを焼くために,である。カフェのパウンドケーキがありがたいことに好評,でパティシエが就職活動気味で借り出すのも不憫なので自分で作ろうというわけです。レギュラーメニューから作り始めて焼いていたら,どうにもこうにも他のケーキも焼きたくなったので,先週おいしかったとお客様&スタッフから言われたかぼちゃのケーキも焼いた。いやーたくさん粉を図ってふるいに掛けてバターを練った。そして,ふと見るとサツマイモがある。サツマイモのチーズケーキも焼いてみることにした。
かぼちゃは結構難しい気がするのだが,コツを知りたいなぁ。だれかコツおしえてくれませんかね?しっかりと味がついていてかつ,ふくらみがよいケーキに仕上げるコツ。めんどくさくなければなおよし。って感じで・・・。焼き上がりの味は最高です。やはりオーブンはガスに限ります。サツマイモのチーズケーキは何とまぁほとんどがフードプロセッサーで出来るので非常に気が楽・・・のはずが,繊維質が支柱に絡まってしまったようで,妙なぺとぺとしたイモペーストができあがり・・・最初は「ありえないだろう?」と思いましたがその後クリームチーズや砂糖などを加えているうちにとろとろといい感じになりました。クリームチーズを小さくちぎっているときは「ちぎっては投げ,ちぎっては投げ」という気分だった。それにしても,ケーキ台のグラハムクラッカーの仕込からすべてフープロで出来るってのは,なんとも文明の利器様様だ。フープロ考えた人偉い!
ケーキ作りに没頭していると父親が「もうそろそろ休んで酒盛りを・・・」と言い出すので,やいている時間は両親と団欒。なんか,面白い話をしたんだけれど,忘れちゃいました・・・。ミモレットは何でおいしいのか!とか日本にドイツパンをもっと手軽に入手できる店はないのか,とか,そんな話だったかな・・・。ご飯いつものようにおいしかったです。平成教育委員会も面白かったです。久しぶりに見るテレビは新鮮だなぁ・・・。
とまぁ,ケーキを焼き終えたのはすでに12時過ぎ。それで片付けて終わり,とはいかないのです。フープロをわざわざ実家まで運んできた理由があるのです。それは,我が家のベランダ菜園で収穫されたバジルでジェノベーゼソースを作ること!作ったソースを分けてあげられるしね!深夜寝静まった実家で一人でソースを作っていたら,途中でとーさん登場!「なんだ?徹夜で仕事か!」いえいえ,仕事ではなくて自分の用事ですってば。
程なく作業を終えていい感じのソースが出来たのだけれど,チーズをおろすのも簡単,みじん切りも簡単,感激しましたねぇ・・・ただ,いまいち安全性が確立されていない気がする。フープロの前途はようようなのであります。
で,あたしもそこで寝ればいいんだけど,実家に行くと本が沢山あるもので,ついついあれこれ布団のところまで持っていって読み漁り,気がつけば朝・・・。そのまま父親を本を片手にお見送り,さすがにばてて眠ったけれど,カフェに11時過ぎまでにケーキを届けなければならないことを思い出し眠い目をこすりながらおきた。布団で読むほんてなんて面白いんだろう・・・大好き。あ,いま思い出した。ジェノベーゼソース,分けてあげるの忘れたよあはは。