生きている意味を探している
ずっと
ずっと
生きている意味を探していた
なんてちっぽけで
なんてくだらなくて
それでも生きることをやめなかったことに
きっと何か理由があると思っている
とてつもなく悲しくて
やりきれないほど寂しくて
逢えなくなることのえぐるような切なさをかみ締めて
それでもなお今ここにいることを
気がついたら齢ばかり重ねている
それを大人と呼ぶのだろうか
昔にくらべて
頭の回転は遅くなり
気持ちに柔軟性がなくなって
ノリと勢いが落ちた
自分と自分がこうであろうというイメージとの差が大きくなった
そして
私が生きているということを素直に認めつつある
きっと気がついたら
やりたいことが山積のまま人生は短いなんて憂うのだろう
今朝またひとつ花が咲いた
その花弁の美しさにしばらく呆然と見とれていた
生きているとは
こういうことなのかもしれない