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March 31, 2007 アーカイブ

March 31, 2007

桜の咲くころ

 昨日とても暖かかったから,いろんなところで桜が満開になっただろう。桜の花を見ると,気が狂いそうになる。そんな花の勢いに負けてしまったのだろうか。あまりの花の美しさにそそのかされてしまったのだろうか。ここのところ人身事故が多い。今日も帰りに乗り換えようと思ったら電車が止まっていた。
 今日は昨日とうって変わって日が落ちてからぐんぐんと寒さが増してきて,最寄の駅についてからの帰路が非常に辛かった。春はいい季節なはずなのに,どうして悲しいことや辛いことが起こるんだろう。桜を見ると切なくなる。そんな気持ちはわからないでもない。桜は私の友人の記憶と直結しているから,どうにもやるせない気持ちになるが,でもどこかで,草木がのびのびとその枝葉を広げて成長する様を見たり,暖かい風を感じたりしてわくわくした気持ちになったりもする。
 出来うるならば,自分のペースで,自分の感じたように自然や世界や宇宙を感じ取れたらいいと思うし,自分のペースで自分のやり方で表現していきたいと思う。人はすごく強くて,かつ,すごく危うい。強靭で脆い。今までは,私は自分ひとりで生きているような感じだった。最近すごく自分がいろんな事柄とつながっていて融合していると感じるようになった。自己と自分の外側との線引きが難しくなってきた。そうなると,自分を切り離して消し去るという作業が非常に難しい気がする。存在を消そうと思うと,常に存在は全ての物事にリンクしているので自己を認識しない限り,存在はもともと消えてるから。最近ではその自己認識すら怪しくなってきていて,なんというか,自分が地面の隆起物みたいに感じることもある。
 説明しようとすればするほどどつぼにはまるので,この辺で。何を言いたかったかというと,命は自分のものであって,一人だと感じるかもしれないけれど,全自然的に,というか全宇宙的にというか,全てとリンクしていて実はそのリンクの延長上に生かされているんだと考えたら,命は一人のものではなくて,存在を消してしまう前に,目の前にある困難から別の形で逃れる方法を選んだらどうだろうか,ということを言いたかったんだけれど・・・。こんなことを言うのはおこがましいなと思い始めて,でも書いちゃったから,伝わる人に伝わったらいいなと。また別の機会にもう少しまともな形で書こうと思う。Love and Peace。

融けて還る日

このからだは
全てにつながっていて
このからだは
いつか自然の一部へと融けて還る

私の足は
足の裏の大地へと脈々とつながっていて
のぞめば広大な愛情をそこからからだという器に注ぎ込むことも出来る

私の手は
くうにただあるのではなくて
空へ大気へと脈々とつながっていて
のぞめば膨大な情熱をそこからからだという器に注ぎ込むことも出来る

私はそうやって沢山沢山注ぎ込んだ愛情や情熱を
やっぱりからだという器から大地へ空へと送り出す

自然と
地球と
宇宙と
もとい認識しうる全ての周囲と轟々とつながっていて

全てのものは私の中にあり
全てのものは私の外にある

私は融けて還る
あなたも融けて還る
喪われる肉体の行方は
大地であり
空であり
自然であり
地球であり
宇宙であり
認識しうる全ての周囲であり
そして私であり
あなたである

永訣の日は必ずやって来るだろうけれど
それは再会の約束でもある
融けて還り
全てとつながってより強い絆となる

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