昨日はいつものように朝練に出かけ,その後体作りのためにトレーニングルームへ。あれ,結構空いてるんだなよかった。と思いながらサーキットトレーニングを始めた。懐かしいなこの感覚。自分の筋肉を意識しながら一つ一つ鍛えていく作業は,嫌いじゃない。マシンが馴染みのあるものだというのも理由の一つだと思うけど。
建物全体が空調の切り替えをしていて,しばらくクーラーが効かないとのこと。家にもないから別に気にしなかったんだけれど,体を動かしている部屋でクーラーが効いてないとなると,結構汗をかく。ホットヨガならぬホットウェイトトレーニング。
2周半ぐらいしたところで段々と混み始め,交わされる言葉を聴いているとみんな常連さんのようだ。しかもみんなおそらく高齢の域に片足突っ込んでる人たちばかりである。いやはや,元気だ。しかも会話が「政治」「経済」なのね。そこから小泉政権時代の話になり,区の経済の話になった。区のプールには年間3億かかるんだとか,図書館は1億だとか,よくそんな数字を知っているなぁと感心していたら,「そんなにお金がかかっているなら,我々はちゃんと利用しなきゃね。」と誰かがいうと「そうだね,でもそのお金の一部は我々の税金だからね」と誰かがいい,「そうだね」とみんなが賛同し「特に特別地方税ね」と誰かがいい「ははは,そうだね」と。
さらに誰かがダイキャストの話になったら「ダイキャストってなに?」と言う話になり一番先輩だと思われる男性が「キャスティングってのが・・・」と英語の解釈をし始めて,そこから他の人のロンドン駐在自体の話になっていった。
すげー,ハイソなおじちゃまたちだ。ほほえましかったのは,みんなで週何回きてるんだ,と言う話になったときに,まぁ1回の人もいれば数回の人もいるわけで,「かみさんに迷惑かけたくないから,健康が一番だ,かみさんに先に死なれると困るなぁ,俺一人じゃ生きていけないもん」と誰かが言うと,「ほんとだよねぇ」とみんなしみじみ頷いていたこと。
いやー,家の両親に聞かせたくなりました。「皆さん常連さんなんですね」と言うと,「そうだね,みんなよく来る,はじめてみるけど,あなたは?」ときかれ,「初めてです」というと「長く続けるのがいいのですよ」と言われました。はい。がんばります。
私が1時間のトレーニングを終えて帰るころには,先の一番先輩だと思われる男性が「さて,メインイベントが一つ終わったぞ!」と言いながらエアロバイクを降りるところでした。
良いエネルギーを吸収したところで家に戻りながら仕事モードに切り替え。と言っても先日思いついたアレンジについてずっと考えているので,感性のふたは開きっぱなし。なんだか昨日はよいことも悪いことも一杯降ってきて(気付かないだけで,いつも降ってきてるんだろうが)その都度いろいろ考えたし,いろんなことを思ったけれど,やっぱり結論は,「思いやりと愛が大切」と言うことでした。