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料理のこと アーカイブ

April 16, 2006

コーヒーと紅茶について語ろう

 コーヒーと紅茶のちゃんとした淹れ方を教わりました。丁寧に淹れることって,なんだかそれを飲んでくださる相手に深い愛情をも味わっていただくような感覚であることがわかりました。料理もそうだけれど。ちゃんとした手順を踏んで丁寧にハンドドリップしたコーヒーや紅茶の味や香りの素晴らしさは,今のご時勢なかなか味わうことができません。紅茶の最後の一滴はゴールデンドロップと言われるそうです。本当に美しい色をしています。丁寧に淹れていると,なんだか無性に,幸せな気分になります。ストッカーを空けた瞬間から,鼻腔いっぱいにコーヒーや紅茶のよい香りが広がります。よい音で歌を歌えたときと似ています。脳みその中で幸せホルモンがばんばん出ます。
 誰かに淹れてもらうコーヒーや紅茶の美味しさもさることながら,丁寧に淹れたコーヒーを飲んで下さった人の頬が緩む瞬間を共有できる幸福感は,なんといえばいいのかな,赤ちゃんのふわふわのほっぺにチューするときみたい。寒さがだんだんと和らいできた朝に窓から入り込んでくるすがしい風の香りをかいだときみたい。ああ,ありがとう,あたし,生きていてよかった,と正直思ったりします。
 だんだんと木々に緑が増えていく4月21日,神楽坂にオープンするakagi cafeは,普段緊張している心を緩めてのんびりすることができる空間でありたいのです。一人で,恋人と,家族と,会社の人と・・・どんなシチュエーションでいらっしゃるかはわからないけれど,誰かの心がほぐれる場でありたいのです。そのために,コーヒーも紅茶も全て1杯1杯丁寧に淹れることにしました。私はその場で,コーヒーを淹れ,紅茶を淹れ,愛情を淹れ,歌を歌います。今から想像するだに,とても幸せな気持ちになります。あなたの心をリリースしに来てください。ちょいレトロな場所でお待ちしております。提供するのは,コーヒーや紅茶と言う名前の,我々のホスピタリティーです。
 
 

May 4, 2006

今日はクッキングデー

 の,予定です。体にいい感じのー。お天気で気持ちいい。時間があったらジムにも行くんだい。

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July 25, 2006

料理の効能

 昨日は夜に久しぶりに自分の時間が持てたので,覚えたい曲があるのでまっすぐ家へ!と思ったけれど,大好きなヨーグルトを買うために帰り道でお買い物。眺めていたらいろんな料理が浮かんできてしまったので,とりあえず青い野菜を使った料理にしよう,と決めてさらにいくつかお買い物。
 さて,家に帰ってまずやることは,ご飯を炊くこと。もちろん白米も大好きだけれど,もっぱらはまっているのが雑穀米。最近はこれ⇓を使うことが多いかな。

十六穀米


さらにこれに数種類の雑穀を加えてオリジナルの雑穀米を作って食べています。通常のものよりも吸水時間が短くてすむし(6時間以上吸水が必要な雑穀米もあります),香りもよいのでお気に入りです。友達や実家の両親にもプレゼントしたりしてます。
 先ほども述べましたが雑穀米の場合押しなべて吸水時間が普通のお米より長めに必要で,短いとはいえ例に漏れずこの雑穀米もそうなので,それを待つ間に水菜と揚げの煮浸しをつくり,キャベツとわかめのお味噌汁を作り,大好きなオクラを湯がいて,しばし歌の練習。熱中しすぎて炊飯器のスイッチを入れるのを忘れそうになり,あわててポチッ。でも炊き上がるまでに時間があるのでさらに歌の練習をして,いい歌だなぁと感激してちょっとウルウルしたりしました(笑)
 そんな間に着実に炊飯器はお仕事をしてくれていたようで,ご飯の炊けるいい匂いがして,わーい,幸せ♪しその入った餃子を焼いて,湯がいたオクラを切って鰹節をかけてお醤油で味付け。夏の水菜は固いかなと思いきや,最近は季節に関係なく美味しいものが手に入るのですなぁ・・・。煮浸しも薄味に仕上がってちょーーーーーおいしい♪苦手を克服しようとここのところあえて食するようにしている納豆さんも登場。なんだか体に優しいお夕飯になりました。
 料理をするってのは結構心の整頓になったりします。思いのほか集中できるからかな?手際よく作りつつ,料理が出来上がったときにキッチンもきれいに片付けられたりすると,ちゃんと料理できたなぁと思えて自分のことをほめてあげたりします(笑)作った料理を大好きな焼き物の器によそったり,そのときに盛り方を工夫するのもひとつの楽しみ。それもひとつのアートの気がします。普段口にするものだから,体にも優しくて,目にも栄養になってという料理が理想かなぁ。卓越した料理人さんの出してくださるお料理にはものすごい表現力が宿っているのですねぇ。。。

November 1, 2006

えええええ!!!!

 ちょっとカテゴライズが難しい・・・。久しぶりにお米を研ごうと思って米びつを開けたら,虫が大発生していた。ありえない。料理をしようと思ったのでカテゴリーを料理のこと,にしたんだけれど,料理のことでもない。虫のことだ。まだ大量にお米が(といっても10カップぐらい,ってことは1升か??)残っていたので,洗ってみたよ。きれいに彼らは去っていきました。まぁ,洗えば食べられないことはないかな??と思ったからさ。で,いつものように力を入れてお米を研いだよ。ははははは,笑っちゃうぐらいにもろもろとお米が崩れていきました。彼らに中身を食べられていたんですね。おいしかっただろうなぁ・・・。たしかこのお米の名前は「おいしいお米」とかいうようなものだった気がする。おいしいお米?惜しいお米?うーん,妙な駄洒落になってきてしまった。あたしにおいしいものは彼らにもおいしいよねぇ・・・たしかに。もろもろと手のひらの中で崩れていくお米の感覚は,実はあまりいやじゃなかったのだがそんなことを楽しんでいる場合じゃないので,泣く泣くお米にはさようならをしました。
 大量に買っちゃ「おいしいお米」の二の舞になるといやだと思ったし,彼らを養ってあげられるほどの余裕はないので今回は少量のお米を買いに行きました。スーパーの棚を見ていたら,どうしても玄米が食べたくなったので玄米にしました。いやー,お米に虫が発生するのって久しぶりに見たかも。でも,米びつ当番だか米びつ先生だかなんだか名前は忘れたが,害虫よけの乾燥剤のようなものを入れておいたのに,なんでだ??って,「おいしいお米」に最初からおまけがついてきてたのかもなぁ・・・おまけつき=「おいしい」だったのかな,きゃはー,ありえん・・・。

November 6, 2006

ちぎっては投げ,ちぎっては投げ

 タイトルをぜんぶひらがなにしたら「ちぎってはなげ」になって妙な変換になりそうだったので,投げ,だけ漢字にした。恋してムーチョ,みたいだ。って,何の意味もない。本当は全部ひらがながいい。ぺとぺととした感覚がより確実に表現できる気がする。デビューした当時のみぽりん風に呼んでいただければいめーじがわくかと。
 昨日の夜実家に行った。ケーキを焼くために,である。カフェのパウンドケーキがありがたいことに好評,でパティシエが就職活動気味で借り出すのも不憫なので自分で作ろうというわけです。レギュラーメニューから作り始めて焼いていたら,どうにもこうにも他のケーキも焼きたくなったので,先週おいしかったとお客様&スタッフから言われたかぼちゃのケーキも焼いた。いやーたくさん粉を図ってふるいに掛けてバターを練った。そして,ふと見るとサツマイモがある。サツマイモのチーズケーキも焼いてみることにした。
 かぼちゃは結構難しい気がするのだが,コツを知りたいなぁ。だれかコツおしえてくれませんかね?しっかりと味がついていてかつ,ふくらみがよいケーキに仕上げるコツ。めんどくさくなければなおよし。って感じで・・・。焼き上がりの味は最高です。やはりオーブンはガスに限ります。サツマイモのチーズケーキは何とまぁほとんどがフードプロセッサーで出来るので非常に気が楽・・・のはずが,繊維質が支柱に絡まってしまったようで,妙なぺとぺとしたイモペーストができあがり・・・最初は「ありえないだろう?」と思いましたがその後クリームチーズや砂糖などを加えているうちにとろとろといい感じになりました。クリームチーズを小さくちぎっているときは「ちぎっては投げ,ちぎっては投げ」という気分だった。それにしても,ケーキ台のグラハムクラッカーの仕込からすべてフープロで出来るってのは,なんとも文明の利器様様だ。フープロ考えた人偉い!
 ケーキ作りに没頭していると父親が「もうそろそろ休んで酒盛りを・・・」と言い出すので,やいている時間は両親と団欒。なんか,面白い話をしたんだけれど,忘れちゃいました・・・。ミモレットは何でおいしいのか!とか日本にドイツパンをもっと手軽に入手できる店はないのか,とか,そんな話だったかな・・・。ご飯いつものようにおいしかったです。平成教育委員会も面白かったです。久しぶりに見るテレビは新鮮だなぁ・・・。
 とまぁ,ケーキを焼き終えたのはすでに12時過ぎ。それで片付けて終わり,とはいかないのです。フープロをわざわざ実家まで運んできた理由があるのです。それは,我が家のベランダ菜園で収穫されたバジルでジェノベーゼソースを作ること!作ったソースを分けてあげられるしね!深夜寝静まった実家で一人でソースを作っていたら,途中でとーさん登場!「なんだ?徹夜で仕事か!」いえいえ,仕事ではなくて自分の用事ですってば。
 程なく作業を終えていい感じのソースが出来たのだけれど,チーズをおろすのも簡単,みじん切りも簡単,感激しましたねぇ・・・ただ,いまいち安全性が確立されていない気がする。フープロの前途はようようなのであります。
 で,あたしもそこで寝ればいいんだけど,実家に行くと本が沢山あるもので,ついついあれこれ布団のところまで持っていって読み漁り,気がつけば朝・・・。そのまま父親を本を片手にお見送り,さすがにばてて眠ったけれど,カフェに11時過ぎまでにケーキを届けなければならないことを思い出し眠い目をこすりながらおきた。布団で読むほんてなんて面白いんだろう・・・大好き。あ,いま思い出した。ジェノベーゼソース,分けてあげるの忘れたよあはは。
 

November 26, 2006

同じ野菜の値段の差

 今日はキャベツとナスのペペロンチーノパスタを作ったのだけれど,仕上げにベランダのバジルとイタリアンパセリを入れた。にんにくは青森県産で唐辛子は親戚のおじさんが作ってくれたもの。ちなみにキャベツは群馬産でナスは栃木だったかな?忘れたが国産。正直,国産の素材は,高い。同じ野菜なのになんで国産だと高いんだろう。しかも,行きつけのスーパーには無農薬野菜だとか有機野菜だとかそういうコーナーがあえてしつらえてある。そして同じ野菜なのに,無農薬とか有機とかそういうフレーズが付くと値段がさらに高くなる。
 ちょっと前に同じ野菜の値段の差って,何なんだろうと考えた。一番安い野菜はたいてい中国産である。中国産の野菜はどうして安いのか。そこで思い出したのが・・・その親戚のおじさんから唐辛子を山のようにもらったときうちのかこちゃんも一緒にいて「ひとつかみちょうだい」といって唐辛子を持っていった。持って行くときに中国産の唐辛子が使えないから,と言っていたのだ。何で?とたずねると父親が中国産の農作物の農薬の量は半端じゃない!!!と言って中国産の農作物を食材にしないでくれ,と頼んだそうな。ちょっと前の狂牛病のときは売られているコンソメにビーフエキスとか牛骨粉とか記載されているものは絶対使わないでくれ,と頼んだそうだけど,まぁ要するに口にするものの安全性を確保したいとういことらしかった。ってことは,同じ野菜の値段の差は使われている農薬の量ということになるのかね?などと考え始めたらちょっと怖くなったので最近は(ってもう遅いか)素材はなるべく無農薬のものを手に入れようと心がけるようになった。
 農薬というのは,もちろんばっちり生態濃縮されるから,えーと,生態濃縮は生態系の捕食の頂上にいる生物に向かうにつれ農薬の濃縮の度合いが増すので,農薬付けの野菜とか薬付けの肉とか,もちろんなんかに汚染された海で取れた海産物などを口にするとどんどん体の中に蓄積されるわけ。後の世代へ影響も出よう。万が一プレデターとか案山子男とかが飛び掛ってきて農薬を口にしている私の肉体を食べたとしたら,プレデターとか案山子男の体の中でさらに生態濃縮される。エイリアンもそうだしエイリアンのベイビーもそういうことになる。もちろん,コモドオオトカゲも。私の汚染された体のせいで,プレデターや案山子男やエイリアンやコモドオオトカゲに被害が及ぶことを考えても,やはり農薬の使用というのはいかがなものかと。
 私はベジタリアンじゃないのだけれど,ベジタリアンの料理本とかを読むのが好きで,先日読んでいたらマクロビオティックの考え方にたつと出汁は野菜でとるそうだ。皮や葉っぱとかそういう料理のメインじゃないところ,普段だったら廃棄するようなにんじんやタマネギの尻尾だとかしいたけのいしづきだとかそういうのを使って出汁を作るらしい。そこに記載されてあったのが「野菜丸ごと全部使うためには,やっぱり無農薬だとか作り手がはっきりしている野菜じゃないと使えない」ということ。その辺で安いからとかあんまり気にしないで買った野菜は駄目というか「コワイ」野菜なのか・・・でも,それ考えたら究極は自分の手で作った農作物だけしか信用ならぬということになる・・・。食の安全性って,どうなってるんだろうね。でもその安全性を危ういものにしたのは,「見た目」とかにこだわる消費者たるわれわれのせいだねきっと。

December 4, 2006

パンを焼く

 えーと。パンを焼くのが好きだ(と,どっかで発言していると思う)。パンを食べる幸せとパンが焼きあがるときの幸せとどちらがすきかといわれたら,焼きたてのパンを頬張る瞬間かもしれないけれど,パンが焼きあがるとき,を選ぶ。私は食いしん坊なのでパンが取り立てて好きだとは言わない。炭水化物&主食としてはうどんもごはんもお好み焼きもラーメンも,その他もろもろ大好きである。だからパンが,好きだとは言わない。ところがパンを作る作業がものすごく好きである。実家にいたときはスーパーオーブンがいたのでいい感じにパンを焼くことが出来たのだが,今の家ではトースター機能ぐらいしか付いていないオーブンなので,パンをいけてる感じに焼くには,少しパワーが足りない。
 あれこれ悶々としているうちに,友人から要らなくなったパン焼き機をもらった。よほど,パンを焼きたいだのなんだのうるさかったに違いない。もしかしたら要らなくなったパン焼き機じゃなかったのかもしれない。記憶にないけど,パン焼き機をくれ!と強要したのかもしれない。いずれにしろ,我が家に結構初期型のパン焼き機が来た。もちろん,使った。まぁ使うまでにはモルトシロップを探したりいい粉を探したりしてたんだけれど,めんどくさくなったので普通の粉と普通のドライイーストを購入した。
 ミキシングから自分でやるわけじゃないからその楽しみはないけれど,少しでもパンを焼いている気分を味わうにはもってこいの製品だ。パン焼き機を考え付いた人,ほんと偉い!思わずパン作り熱が再燃して,近所にある古道具屋にオーブンを探しに行ってしまった。ないだろうと思って入ったら,あった。結構高い。古道具なはずなのに。しかも天板がないときた。つかえなぃよそれ・・・。しかも電気・・・。オーブンはガスが何と言ってもベストです。普通の家には置けないか・・・。お財布としばらく相談しよう。と理由をつけて買わずに出た。
 パン焼き機のよい使い方は,なんといってもやっぱり1次醗酵までやってもらってその後形成してお好みのパンを焼くところにあるのではないか。あーん,やっぱりそのためにもオーブン欲しいかもぉぉぉぉ。まてよ,となると,オーブンの上にいつまでもプリンターを乗っけて底を溶かしているわけにも行かないので(焼きイモの顛末参照)・・・リサイクルセンターに行ってきました!プリンターもPC本体も乗せられるパソコンラックを見に行こう!というわけ。って,すべてパンを焼きたい衝動から始まっている行動だってところがおかしい(笑)お気に入りのリサイクルセンターに行ったら,いい感じのパソコンデスク!わーい,これ買ってく!と思ったら「売約済み」の張り紙。ちぇ。他にも2台パソコンデスクがあって,それらは金属でした。見目が無機的よねぇ,と考えあぐねていたら,リサイクルセンターのおじさんが「木のものよりも金属のほうが強度的にオススメだよ」と言ってくれました。その後に「パソコンラックは結構出るから,またゆっくりきなよ」だそうで・・・その言葉通りにしました。ほ。衝動買いせずにすんでよかった。
 そしてその脚で携帯ショップに行き,あ,これはパン焼きとは無関係なんだけど,親友に新しい携帯をプレゼントしようと思ったからで,その後携帯ショップを出て,さて電気屋へいくか,と思って曲がったらそこにカルディーがあるではないですか!カルディー大好きなんですよ。あれこれいい感じのものが売ってるでしょ?寄るつもりはなかったけれど,躊躇せずに店内へ。そして2階のパン材料コーナーへ・・・アホだ・・・買ってしまいました。胚芽とか。ライ麦とか。干しぶどうとか。えへへへへ。なに焼こうかな。。。わくわく。
 そして電気屋へ。ここはパン焼き機の新しいの,とかオーブンの新しいの,とか見ないようにしてテレビアンテナケーブルを購入。お店のおじさんのすごく丁寧な対応に感動して,靴屋とユニクロへ。途中で帽子屋さんにもよったけど。でも何も買わずに帰ってきました。久しぶりに個人的な用事で出歩いたなぁ・・・。
 でも今日やろうと思っていた用事は2/3ぐらいしか終わってない。明日にしよう明日に。明日できることは今日やらない。あれ?なんか変だがまぁいいか。後でパン作ろーっと。。。笑

February 23, 2007

プチ茶道のすすめ

こんな企画をしてみたので告知。

3月24日にAkagi Cafeと同じ敷地内にある赤城亭でお茶の講座があります
コンセプトは覚えたことを家でやってプチ茶道を日常生活に!って感じかな・・・
なのでテーブル茶道です

当日は日本語と英語両方で解説しながらやるので
もちろん参加希望大歓迎ですが,
知り合いの外国人の方で茶道や日本文化に興味がある方がいたらどしどし宣伝してください。
もちろん日本人の方も熱烈歓迎します
詳細は下記を見てくーださい

http://www.akagijinja.or.jp/akagitei/lecture.html

おいらも参加する予定。

なぜかこの企画をしていたときに大勢のきれいなおべべをきた美人さんたちがずらーーーーと並んで茶道をやっている妄想が頭の中に繰り広げられましたが・・・うーん,大奥(それも何か違う)。

基い,おのこも大歓迎です。
あたしはお茶を入れるより食べる飲む専門ですが,日本文化に触れるのは好きです。

うーん,頭おかしいな。

March 4, 2007

風が渡り,そして再生が訪れる。

 シタールのウエタさんだったか,サロードの関口さんだったか忘れました。昨日出会ったアーティストのどちらがか「明日はもっと暖かいんだって」と言ったとおり,今日は暖かい。春というよりも,初夏の風の香りがする。
 朝早くからおきて,洗濯をしたり掃除をしたり。開け放った窓から花粉は容赦なく入ってきて,鼻水とくしゃみの連発。それでも部屋中の窓という窓を開けた。よどんだ気配を消し去りたかった。私は,今,再生しているのを感じる。昨日目にして感激したハイビスカスもチューリップも,今朝はもっと新しい見え方をする。コーヒーを淹れる。豆を挽いている時から幸せの香りがする。パンを焼き始める。
 ベランダでしばらく土いじりをしていた。四葉のクローバーを鉢に植え替えた。みんな植物がいっせいに伸びをしている。へんな時期に挿し木をしてしまったアイビーも一度は枯れたと思っていたけれどぐんぐんと緑が増してきている。ミニバラも冬の葉の間からいくつもつぼみをつけている。アスパラガスはありえないぐらいに生長し,新しい枝は1メートル近く伸びて行き先を求めてさまよっている。同じ鉢にはどこからか飛来したなぞの植物が育ち,黄色の可愛らしい花をつけている。やっぱり枯れてもう駄目だと思っていたルッコラも白い十字の花をつけ,倒れんばかりに茂り始めた。昨日までは縮こまっていたローズマリーも新しい芽がいっせいに伸びた。バジルは季節はずれの花を沢山つけて,ランナーから土に植え替えたイチゴの苗はいくつか根付いた。イタリアンパセリは新しい芽がミントを蹴散らすように増殖し,その影でミントはけなげに新しいライナーを伸ばし始めている。小さかったテーブル椰子も気がつけば30センチぐらいに成長している。
 洗濯が終わるころに,パンが焼きあがった。幸せの香りがする。しばらく蒸気を飛ばしてから,コーヒーと一緒に食べた。久しぶりにパンを焼いた。今まではパンを焼く行為というのは自分の中のあれこれの雑念や煩悩を解消するためだったような気がする。もう,煩悩パンじゃなくなってきている。純粋にパンを焼いて,純粋にその焼きあがった焼き色や形に感激する。
 私の中では,風がキーになっている。温かみを帯びた風が渡っていくと,いつも新しい何かがやってくる。小さいころは風を肌に感じながらいつも高台から海を見ていた。風と海はいつも一緒だった。今は海が無いけれど,風の渡る高台にいる。自分が一歩を踏み出して再生しているのを感じたのは今回で2度目である。前回は,十数年前。畳に寝転がって天井を眺めていた。顔の上を風が渡っていった後にじんわりと訪れ,そしてジャズに出遭った。今回は,今朝目が覚めて,窓を開け,風が渡っていくのと同時に,訪れた。今年は,全てのことが,変わっていく気がする。一番明らかに変わったことは,自分が存在することを肯定していることだ。自分が許せなかったことや人に対しても,優しくなれる気がする。喪ったものや人に対しても,悲しみや喪失感や感傷ではない何かが芽生えている。何かが損なわれ喪われるということは,その上に必ず何かが再生する。ギリシャ神話にも日本神話にもそういう構造が描かれている。すごく簡単で単純な仕組みなんだねほんとは。

March 13, 2007

トマトのパン

 実は美味しい。前回ライ麦粉と強力粉を配合して作ったんだけどいけていたのでまたつくろうかなと。でも強力粉が残り少なかったのでライ麦の分量を多くしたのと,めんどくさがってドライトマトをきらずにそのまま入れたので,ちょっと違う感じになった。
 生地自体はきめがあらくなり,トマトパンのよい感じの風味が損なわれておりました。ま,食べるけどね。ドライトマトを使うよりもトマトジュースを使った方が手っ取り早いのかもなぁ・・・でもドライトマトをあえて使いたい!だったら切ればよかったのに,とパンが訴えています。へいへい。フランスパンの生地で今度は固めに作ろう。美味しいトマトパンを目指すのだ!
 と,ここまできて,前回作ったときハーブを5種類以上入れたことを思い出し・・・今回は・・・入れてないことを思い出し,それじゃ味が美味しくなるわけがないと判明。俄然リベンジに燃えるパン焼き職人であった。

June 10, 2007

目がすっぱい

 ようやく気持ちが料理モードになってきたので昼に残り物の野菜でパスタを作り,「ふふん,エリケ風と呼びたい」などと思いつつ,買出しをしてきた野菜を眺めてピクルスを作ることにした。近所に酢を買いに行ったけれど,ワインビネガーがなかったので米酢で作ることに。保存容器の殺菌をしたり,野菜を塩もみしたり軽くゆがいたり,切ったりして,ピクルス液を作っていたら,目がすっぱい。というかしばしばするね。お酢の力だ。。。なれない作業は結構めんどくさいぞ。もしかして,小さい容器で沢山作った方が楽なのかもしれないと今気がついた。つめるのも雑菌に気を使いながらだと思うように出来ないし。むむ,頑張ってピクルスマスターになるんだい!

June 14, 2007

ピクルスのその後

 結果から言えば,美味しくできた。でも,ちゃんとつかる前にもりもり食べてしまったので,もうほとんど無い。つかり具合がちょうどいいというのはよくわからなかった。
 使ったのは米酢だと思っていたけれど,普通の穀物酢で,でも美味しかったのでこれでいいだろうと。でもすっぱさの好みなどは人それぞれだろうから,万人が好む味というのではないかも知れぬ。
 野菜は,カリフラワー,にんじん,普通のきゅうり,ベビーコーン,赤パプリカ,黄パプリカ,ペコロス,ミニトマト。ペコロスよりもパールオニオンがいいと思うが手に入らなかった。購入した野菜の半量で1.5リットル壜がいっぱいになったので,残りの半分をどうしようかなぁと思っていたが,せっかく1.5リットル壜がもう一つあるので,前回の反省点を踏まえてもう一度作ってみた。
 野菜をパリッと仕上げたいのでピクルス液を熱いまま注ぎ込むことにしているのだけれど,ミニトマトに熱い液がそのままかかると湯剥き状態になってしまうので,壜へのつめ方をあれこれ試行錯誤。また,にんにくをあらみじん切りにしてつかってみた。
 こっちはいかんせんまだ出来てないから味はわかんない。まぁ,そんなにまずくは無いでしょうおそらく。あー,でも次回作るときは,ローズマリーは煮込むのやめよう。せっかくの香りが飛んじゃう。

July 1, 2007

だしの味

 父方の祖父母の出身は山形県である。母方は新潟だけど。さて,父方の祖父母と10歳ごろまで一緒に暮らしていたので,ウチは8人の大家族であった。山形には私は行ったことがないのだけれど,(あれ?蔵王って山形?だとしたらあるぞ。)山形の食べ物が食卓に上ることがあったので,時々無性に食べたくなる。
 いい時期になったからナスとオクラが収穫できるようになった。といっても毎朝ごろごろと言うわけに行かないので時々採れるていどだけど。でも,茄子とオクラとくれば,私の中では「だし」なのだ。だしは,野菜をとにかく細かく刻んであえたもの,というイメージがあったのだけれど,細かい作り方はわからじ。調べてみると塩水に晒すとか醤油と酒と鰹節をかけまわすとかあれこれあるらしい。昆布入れるとかね。インターネットはこういうとき便利だ。あとで作ってみよう。すごく簡単な食べ物で,かつ,思い出的にも美味である。美味しい豆腐を手に入れたので,これにかけて食べたら最高だろうなぁ・・・。
 他にも山形の味というのがあって,くじらもち,のし梅,くるみゆべし。ばんぎく(漢字がわからぬ),あと,なんか名前忘れたけれど練り物になっている納豆。これなんて名前だったのかなぁ・・・。加工食品だけじゃなくて,さくらんぼ,ラフランスもあるね。こういう,郷土の食べ物は,実に興味深い。あれ,もしかして,私のような人のために郷土物産展とかあるのかも。そうか。

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